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シドニー発豪ドル見通し(26 June 2017)

17年06月26日

 

”シドニー発豪ドル見通し”(毎週月曜アップデート)

(米ドル円日足)

(豪ドル米ドル日足)

 


(豪ドル円日足)
 

 

Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在Junax Capital, AT  FUND、Sydney でファンドマネージャーを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。
豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。

趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ

 

<今週の主な予定・イベント>

6/26(月)日銀議事録、独6月ifo景況感指数、米5月耐久財受注
27(火)米消費者信頼感、イエレン議長講演(ロンドン)、夏季ダボス会議(~中国)
FRB関係講演(ミネアポリス、SF、フィラデルフィア)
28(水)米5月中古住宅販売、SF FED総裁講演
29(木)米Q1GDP確報値、米新規失業保険申請件数、セントルイスFED総裁講演
30(金)日本5月雇用統計、日本5月CPI、中国6月製造業PMI、米6月個人所得収支、セントルイスFED総裁講演
7/2(日)東京議会議員選挙 投開票日

<マーケットの焦点>

キーワード:イエレン講演(ロンドン)、Brexit交渉開始、欧州政局(メイ政権、イタリア地方選挙、ギリシャ債務問題)、ロシアゲート問題、日欧米金融政策、中国格下げ、原油価格

上半期末が近付くにつれて、先週は市場活性度が低下しましたが、世界的に株価は堅調を維持し、一方原油価格が一時42ドルを割るなどして商品相場は年初来安値を更新しました。
CRB INDEXは一時168台まで下落しました。
為替相場もドル円111円台中心、ユーロ1.11-1.12台、ポンド1.26-1.27台、豪ドル75セント台中心など総じて揉み合いでした。
先週は、毎回FOMC後の恒例ですが、FRB当局者10人ばかりが講演しました。注目はハト派のダドリーNY連銀総裁が「まだ十分に金融環境を引き締めていない」と発言したことが更なる引き締めに前向きと解釈され米債利回り上昇とドルの反発を誘った点です。
ただ基本的にはタカ派、ハト派入り乱れての百家争鳴でした。
要約すればバランスシートの縮小開始は比較的速やかに、利上げは慎重に、低インフレが懸念というところです。
また先週のニュースとしてはモルガンスタンレーの株価インデックス、MSCIが中国A株をエマージング・マーケット・インデックスに入れることを発表しています。
また英国中銀のカーニー総裁は「インフレ圧力は抑制、利上げをする時ではない」と発言してポンド下落を誘い、一方翌日ホールデン政策委員は「年後半には緩和政策の一部解除が必要」と発言してポンドがリバウンドするなど、一時ポンドが主役でした。
ロシアゲートは引き続き米情報当局者の議会証言が続くなどトランプ大統領の疑惑が晴れません。またムニューシン財務長官は「強いドルはトランプ政権への信認」と発言してトランプ大統領を擁護する(?)一方「強いドルは輸出などで不利な面も」と本音を覗かせています。
いよいよ今週は前期末週で市場の活性度は落ちますが、逆に下半期を展望した動きが出てくる可能性もあります。
イベント的には火曜日のイエレンFRB議長の講演(ロンドン)はじめ引き続きFRB当局者の発言が相次ぎますが、特にイエレン議長がFOMC後のタカ派スタンスを維持できるかが焦点でしょう。
また金曜日には中国の6月製造業PMI(政府発表)が発表されますが前月は51.2と7ヵ月ぶりの低水準でした。前月の財新PMIは49.6と11か月ぶりに50を割っており、その結果が懸念されます。
また原油安が長引けばNYKダウの約半分以上はエネルギー関連と言われるだけに、現在高騰中の株価の調整を誘う可能性にも注目したいところです。
下半期を見据えた本邦機関投資家の外債投資意欲などはドル円押し上げ要因ですが、一方ロシアゲートや原油安、そしてイエレン議長やダドリーNY連銀総裁の他は全体的には依然慎重姿勢が目立つFRBの金融政策など、ドルの上値も限定的と見ています。
またユーロやポンドなど欧州通貨もイベント通過で底堅く推移していることもドルの上値を重くするでしょう。

 

<豪ドル相場>

先週のレンジ:AUDUSD  0.7535-0.7629   AUDYEN  83.72-85.09

今週の予想レンジ: AUDUSD  0.7450-0.7650  AUDYEN  83.00-85.00


今週の豪ドルは:現レベル中心の揉み合いでしょう

先週豪ドルは一時76セント台前半、85円台前半まで一時上昇しましたが、原油安やムーディーズによる豪銀の格下げ(Aa2→Aa3)やドルの堅調を受けて75セント台前半、84円割れまで反落しました。
現在豪州の労働市場は5月のfull-time-jobが52千人と大幅に増加しましたが、一方賃金の伸び鈍化が懸念材料となっており、表に出る数字ほど楽観的ではありません。
またOECDや格付け会社にも指摘されているように住宅価格の高騰と家計債務の増加で消費者信頼感が低下しているのも不安材料です。今月でQ2も終わりますが軟調であったQ1の経済(GDPは前年比+1.7%に減速)がQ2に回復しているのか?疑わしいところです。
豪ドルは商品相場や国内要因からは買い材料に乏しいのですが、米ドルの下値不安が豪ドルをサポートする展開が足元予想されます。
 


Have a nice week in advance !!!

 

Junax Capital, Sydney
Joe Tsuda


 

☆豪ドルトレーディングにはFXマガジン「Joeの豪ドル道場」をお勧めします。
http://www.fxmagazine.jp/magazine_direct.php?uid=3Gl8j

サンプル例を添付させて頂きます。
「サンプルpdf」ダウンロード
☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/
☆外為どっどコム社の動画担当(毎週金曜日)
http://www.gaitame.com/gaitame/
☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
 

ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。




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