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入学希望者が後を絶たない人気の理由に迫ります!アロマセラピストで自然療法士でもある Hitomiさんが語る「癒しへのこだわり」とは…。

今回のJAMSスタッフが行ってきましたシリーズでは、大人気のアロマ講座を実施しているM’s Therapeutic代表のひとみさんに取材をしてきました! これまで何度もJAMSで取り上げさせていただいていますM’s Therapeuticのアロマ講座。M’s Therapeuticでは、アロマセラピーや、ハーブ、リフレクソロジーなどを用いた自然療法を本格的に学ぶことができ生徒さんには、初心者から現役セラピストさん、また看護師さんなど医療従事者の方とさまざまです。そこで今回は、M’s Therapeutic人気の秘密に迫るため、同セラピーの代表のひとみさんご自身にスポットをあててお話を伺いました!

 

 

趣味を仕事にしてきた、多彩な経験の持ち主!

 

JAMSスタッフ:さっそくですが、アロマセラピストを目指した経緯を教えていただけますか?

ひとみさん:子供の頃から、紙せっけんや匂い玉など、香りのするものが大好きでした。アロマセラピーは私の学生の頃からの趣味(スポーツ、旅行、癒し)の1つではありましたが、自分へのご褒美的な趣味で、仕事にしようという考えはありませんでした。短大卒業後はスポーツの関連会社に就職しました。その後、主人がオーストラリアの永住権を取ったことをきっかけに来豪、シドニーでは旅行会社のガイドとして働いていました。人に伝えることが好きで、大好きなシドニーを楽しんでもらいたい! という気持ちが強かったので、毎日が充実していました。しかし、ある時慢性の気管支炎にかかり、天職? とまで思っていたガイドの仕事を続けるのが困難になりました。落ち込んでいても仕方ないし、少し身体を休めようと、趣味でもあった癒し・自然療法の学校に通い始め、これが結局は転職のきっかけにもなりました。実際に勉強を始めてから、自分がどれだけこの癒しの道で、人の助けになりたいかを再確認したことを覚えています。そこからは6年間、フルタイムの学生を続けながら、関連の仕事と両立し必死で勉強しました。

 

 

ナチュロパス・アロマ・リフレ取得への道

 

JAMSスタッフ:オーストラリアで資格をとるための勉強は大変でしたか?

ひとみさん:一番大変だったのは、4年コースのナチュロパスの勉強でした。普段使うことのないメディカルの専門英語はとても難しく、処方箋も書けるほどの資格なので、とにかく高度な英語力と、身体に関する理解力が必要でした。自由な時間、暇な時間はまったくなかったと言っても過言ではないほど忙しい毎日の繰り返し。つらくて本当に辞めようと思ったこともありましたが、一回始めたことは、途中で辞めたくなかったので…。主人のサポートも心の支えにもなりました。

 

JAMSスタッフ:そんなに大変なナチュロパスを勉強することを決めたのはどうしてですか?

ひとみさん:私自身、癒しの勉強を始めた頃は、ナチュロパスや自然療法についてあまり知らなかったんです。しかし勉強をすればするほど、もっと知りたい、もっと勉強して、さまざまな症状に悩んでいる人の助けになりたい! そう思う気持ちが強くなっていきました。そして、アロマの知識だけでは、補えない部分がたくさんあると感じ始め、アロマやマッサージのディプロマを取得後、ナチュロパスの勉強をすることを決めました。また、勉強と両立してスパやセラピーの仕事もしていたので、とても忙しい生活を送っていましたね。でも毎日がとても充実していました。勉強をしながら、仕事を続けた理由は、やはり資格だけではなく、実際の経験も大事だと思ったからです。癒しの仕事は、人対人ですからね。例えば、アロマのオイルを選んであげるのも、まずはその人のことを理解してあげることが大事なんです。そうすれば何に悩んでいるのか、どうやってケアしてあげればいいのか、何をすれば予防になるのか分かってあげることができます。これはアロマの知識だけでは分からない、ナチュロパスとしての知識や実際の経験があるからこそ、提供できることだと思います。

 

    

 

癒しに対しての想い

 

JAMSスタッフ:M’s Therapeuticと他のアロマ教室との違いはどんなところでしょうか?

ひとみさん:私の教室では、日常的に起こりやすい症状、例えば肩凝り頭痛、便秘、冷え、生理痛や更年期、関節炎などに焦点を当てていますが、それぞれの人に合ったアロマを提案するためのカウンセリング方法や、予防改善のための解剖生理学なども取り入れています。自然療法の一環としてアロマだけでなく、他にどんなことを取り入れれば、より症状の改善になるのかなど積極的に考える内容の授業になっています。きっかけは、辛い症状でもお医者さんに診てもらわず、市販の薬に頼ってしまったり、ただ辛いのを我慢している方が多いためです。このような症状や悩みにこそ、アロマやハーブなどを使っていただきたいですね。 今現在、M's Therapeuticの生徒さんは70~80%の方が看護師さんや薬剤師さんなどの医療従事者の方なのですが、病院にはあまりこういう方は来られないので、とても勉強になるとおっしゃっています。さらに、日々の暮らしを楽しく充実させるためのヒントも、講座の中にたくさん織り込んでいます。

また、もうひとつの違うところはすべてのクラスが女性のみで編成されているというところです。もちろんプロのセラピストを目指すクラスであれば性別は関係のないことですが、クラスでは女性によくある症状などの説明もよく取り入れますので、趣味としてクラスに参加している方がリラックスして勉強していただけるよう、女性だけのクラス編成を設けています。もちろん男性の参加希望者がいれば、特別にクラスを設けることは可能です。

 

JAMSスタッフ:ナチュロパスの資格を持っているアロマセラピストとしてのこだわりがあれば教えてください。

ひとみさん:その人その人に合った方法で、癒してあげることが大事だと思っています。また生徒さんにはその方法を伝授したいと思っています。例えば、頭痛に効くアロマのレシピはこれです、と決めてしまわず、その人の環境や症状の原因などを考えながら、効能にあわせてブレンドができるような能力を生徒さんにはつけてほしい…。そうすれば、アロマのブレンドを作るとき、もし足りない材料があっても応用力を使って、そこにあるものだけで何かを作り出すこともできるようになります。また、オーストラリアではまだ認定者が少ないメディカルアロマの資格もあわせ持っていますので、より深いアプローチがアロマでできるということを伝えたいです。だからこそ、M’s Therapeuticの講座では、根本から教えるようにしていますし、最終的には一人一人が自分のブレンドを作り出す力を持てるような考え方を教えています。アロマを使っている人はたくさんいますが、そのほとんどの人に使い方を聞いてみると、ただバナーで焚いて匂いを楽しむだけだったり、化粧水で使っているだけと聞きます。私は、頭痛があったらこれを使うと頭がスッキリする、風邪をひきそうだと思ったら、予防のアロマを作るといった、毎日の生活に役立つような知識を生徒さんには学んでほしいと願っています。

 

 

JAMSスタッフ:オーストラリアと日本のアロマの違いは?

ひとみさん:資格にもさまざまな種類がありますが、アロマセラピーの場合、日本ではアロマの国家資格はないですが、オーストラリアでは政府認定の資格で、どの州でも有効です。資格をとるにはベースとなる必須科目や、研修期間などが定められているなど、ルールがしっかりしているので、資格の信用性がとても高いと思います。ただ日本の場合は、極端な例ですと、1日の講座で認定書が出てしまうところもありますので、すこし違っているように思います。だからこそ世界で通用するようなIFA(International Federation of Aromatherapist=国際アロマセラピスト連盟)やIAAMA(International Aromatherapy and Aromatic Medicine Association=オーストラリアのメディカルアロマ協会)の資格を取得することは、とてもプラスになると思います。ナチュロパスの人口比率が世界でも圧倒的に高いオーストラリアは、確実に自然療法の先進国だと思います。実際に医療アプローチとして確立され、保険にも対応するほどですからね。日本からはアロマのインストラクターの方が習いに来るほどで、日本で習ったこととは全然違うアプローチの仕方に、勉強になったという感想もよく聞きます。

 

ずっと続くお付き合い

 

JAMSスタッフ:生徒さんとはどのようにお付き合いされてますか?

ひとみさん:今勉強中の生徒さんからも、よく悩み相談を受けたりもします。話をしているうちに、生徒さん本人の気持ちの整理がついて、解決策が見つかるお手伝いにもなれるようです。卒業生には有名スパでバリバリに働いている人もいますし、学んだことを活かして毎日の生活に役立てている人も多くいます。卒業生が訪ねてきてくれて、一緒にお茶をしたり、癒しについての情報交換ができるのは、やはりすごくうれしいですね。卒業してもずっと連絡をとっていきたいですし、逆に卒業してからのほうが質問や疑問などが出てくると思うので、どんどん聞いてきてほしいですね。日本でもさまざまな地域に卒業生がいるので、毎年のように違うエリアに会いに行っています。

 

JAMSスタッフ:人と人の繋がりを大事にするひとみさんの人柄があるからこそ、卒業しても生徒さんのほうから慕ってきてくれるんですね。

ひとみさん:やはり旅行関係のガイドをやっていた経験が長いので、そこで培ってきたコミュニケーション術は、今の癒しの仕事にもとても役に立っていると思います。人の心を読み取る力と言ったら、大げさかもしれないですが、今日は調子が悪いのかな、など生徒さんのことは気にかけているようにしています。

 

  

  

 

今後の展望

 

JAMSスタッフ:今後の目標や展望をお聞かせください。

ひとみさん:よく生徒さんに言うことですが、まずは自分を癒すことが基本ですね。それから周りにいる大切な人を癒していきたいと思いますし、生徒さんにもそうしてほしいと思います。生徒さんには自分で何かを作ったという気持ちを大事にしてほしいと思います。アロマでも、人に教わったレシピよりも自分で作ったレシピのほうが愛着もあるし、楽しい。プレゼントとして貰う方も、その人のためのブレンドのアロマだと、もっとうれしいはずです。

また、私のパッションは人に伝えることなので、アロマの良さを一人でも多くの方に伝えたいと思います。アロマを始めるにはまず何が必要なのか分からない、お金がかかるのではないかと心配する方が多いですが、そんなことはないということも伝えられたらと思います。

高齢化社会を控え、シニア層の方のための癒しも今後は積極的に始めたいと思っています。例えば、認知症に効果があるアロマなど、若い人があまり使わないブレンドや使い方もたくさんありますし、こんなに簡単なんだとびっくりすると思いますよ。少しでも多くの方が、簡単にアロマを使っていただけるようになればいいですね。

私自身は、5つほど協会などの団体に加入しているんですが、その会員でいるために毎年さまざまな研修に行ったり、セミナーを受けたり、一定の基準を満たす必要があります。ですからつねに勉強し、持っている知識をアップデートしています。また、アロマの講師としても、オーストラリアのIAAMA(International Aromatherapy and Aromatic Medicine Association)の認定講師の他、オーストラリアでは、2人目となるイギリスのIFA(International Federation of Aromatherapist)の主任講師(Principal Teacher)の認定を受けました。

 

IFA(International Federation of Aromatherapist)

は1985年に世界で最初に設立された、世界最大のアロマの協会です。

 

IFA主任講師になった経緯は、こちらのブログに書いてあります ↓

/beauty/60613

 

また、日本でも講師としてセミナーを開いています。今までは卒業生対象でしたが、これからは一般の方も気軽に参加できるようにしたいと思っていますし、年に数回は開催できるように準備したいと思っています。

これからアロマを始めたいと思っている方には、体験レッスンの参加をオススメしています。ここでまず香りを楽しむことから始めてほしいですね。

 

JAMSスタッフ:今回はひとみさん自身にスポットをあてお話を伺い、M’s Therapeuticの人気の理由が分かったような気がしました。充実した講座の内容だけではなく、ひとみさんの人柄や魅力がたくさんの生徒さんを惹きつけているのですね。受講している生徒さんの中には、口コミでいらした方も多く、知り合いから既に内容を聞いて「次の講座に申し込みたい!」と突然連絡をいただくこともよくあるそう。入学希望者が後を絶たない理由の一旦を垣間見たような気がします。

 

M's Therapeuticの詳しいページはこちら

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Naturopath, Medical Aroma & Medical Herb Therapist 

諸岡ひとみ 

M's Therapeutic

住所 Suite 402, 235 Clarence Street, Sydney
電話 (02) 9262-2258
EMAIL info@ms-floral-studio.com.au
WEB http://ms-floral-studio.com.au

 

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