医療/保険

◆◆日本で初の心理職の国家医療資格、【公認心理師】ができることに!・キャンベラ・メルボルン出張カウンセリング

サイコロジストの資格は、オーストラリアでは州の資格から2010年に国家資格となりました。医師やナースも医療系の資格はみなAPRAHに登録しています。https://www.ahpra.gov.au/ 私はオーストラリアでは、ここに登録するRegistered Psychologistです。

日本では長い間国家資格がありませんでした。そこで心理臨床学会が中心になって、1988年に民間資格「臨床心理士」を作りました。臨床心理士資格認定協会が認定します。大学院修士課程を含む六年間の心理学教育プラス実務経験一年を経て、八年目にやっと試験が受けられるものです。私もこの「臨床心理士」資格も持っています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%A8%E5%BA%8A%E5%BF%83%E7%90%86%E5%A3%AB

日本での心理師の国家資格化は長い間の悲願でした。国家の医療資格となれば、保険点数がとれるようになります。

今年2015年9月にやっと「公認心理師」法が国会を通りました!!

しかし問題点も多く・・・1.心理学所学会が主張していた心理学の六年教育が通らず、四年教育でも可となった。2.医療に従事の場合、医師の「指示」の元で働く・・・。諸学会が修正にこだわっていた点は、そのままになってしまいました。

2017年頃から施行ということなので、移行措置の間に現在の臨床心理士たちは、続々と公認心理師を取って行くでしょう。私も取ることになるのだと思います。どんな風にこの資格が活用・発展していくのかということは、十数年かかって試行錯誤されていくのでしょう。

心理の国家資格「公認心理師」ができたからには、少なくとも、心理学の正規の養成課程の大学や大学院を経ていない(自称)「心理カウンセラー」や「サイコセラピスト」との区別は、よりはっきりしてくるものと思われます。

私はこの国家資格「公認心理師」の上に、学会が上位の民間資格の「臨床心理士」を設定し、欧米のサイコロジスト並みの大学院修士を最低ラインとする六年教育、またはPh.Dをも目指していこうとする流れを作り、心理臨床の実力を欧米並みに担保すべきだと思います。

またこの国家医療資格によって、日本の公認心理師たちが健康保険制度の中で、私がこちらでやっているように個人開業できるようになっていくのか?ということも見守って行きたいと思います。

◆スクールホリデーに恒例の、他都市への出張心理カウンセリング。今回は、10月2日(金)から4日(日)でキャンベラ、10月17日(土)から18日(日)でメルボルンを予定しています。お子さんの日本語での発達アセスメント(WISC式知能検査)も可能です。お早めにお問い合わせくださいね。

サウスコースト、ベイトマンズ・ベイの海。

一般医GPの紹介で、海外旅行保険、メディケア、学生OSHC保険、OVHC保険(Visitors Plus)で「全額カバー」される心のカウンセリング。 初回無料45分トライアル・カウンセリングも提供しています。

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★ シドニーこころクリニック(臨床心理士:やのしおり) ★

住所: ワールドシティ日本語医療・歯科センター内, Level 1, 722 George Street, Sydney 2000

電話: 0416-006-835 (電話受付時間8:00-22:00)

営業時間: 月~土 8:30-20:00・隔週日曜 8:30-18:00(全予約制)

WEB: http://www.cocoroclinic.com.au/         Faceobook: https://www.facebook.com/SydneyCocoroClinic?ref=hl

Email: sydney@cocoroclinic.com 

 

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