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◆◆メルボルン、バークストリート車暴走事件:トラウマティックな事件のニュースに接した時の心得◆◆

メルボルンの中心地で一月二十一日に、男が故意に車を歩道に暴走させて、

死傷者多数という事件がありました。

亡くられた方の中には、25歳の日本人男性も含まれていたというニュースも入ってきており、

こころが事件から離れにくくなっている方もいらっしゃるのではと思います。

 

放送局ABCが、トラウマティックな事件のニュースに接した時の心得を発表しています。

http://mobile.abc.net.au/…/illustrated-guide-coping…/5985104

英文なので、日本の方にも役に立つかと、日本語に意訳してみました。。

 

えんえんと放送される痛ましい事件のニュースに、動揺しないことも難しいです。

事件や災害(のニュース)に1日に6時間以上さらされる人は、

傷つきやすくなったり、失望したり、孤独に感じたり、イライラしやすくなります。

 

アイデンティティの喪失や、失敗感、不眠に苦しむかもしれません。

事件のイメージに関する急に侵入してくる思考に悩まされるかもしれません。

日常の小さいことが、いつもより大きなインパクトとなるかもしれません。

 

メディアにさらされることを制限するとともに、その他のことで自分を守ることもできます。

十分な睡眠を取る、定期的に運動する、ちゃんと食べる、

事件の影響に対処するためにドラッグやアルコールを使うのを控える、

愛する人たちを過ごす、楽しいと思うことをする、毎日のルーティン(決まりきった活動)に戻る。

 

子ども達は、事件や災害のメディア(マスコミ)の発表にさらに感じやすいものです。

同じようなことが、自分や自分の家族にまた起こるのではないかと心配したりするかもしれません。

その事件が基本的に一回限りの、連続はしない出来事だと認識するのが難しかったりします。

 

親は、子供に対して出来事を秘密にしようとすべきではありません。

いまの時代、事件を秘密にしようとするのは無理です。

隠そうとすることは、事件をもっと怖いことにしてしまいます。

 

その代わりに、子供がメディアにさらされる時間を制限し、

何が起こったのかを彼らに説明し、質問に答えます。

 

子どもが自分の気持ちを話せることが重要ですし、

ゲームをいっしょにやったり、外に出かけたりしましょう。

子どもに心地よさと愛情を感じさせることは、子ども自身が安全感を感じることに役に立ちます。

他に良いこともたくさん起こっているのが、それはあまりニュースにはならないことを伝えましょう。

 

更なる情報はここです。

24時間電話カウンセリング(英語)

  • Lifeline on 13 11 14
  • Kids Helpline on 1800 551 800
  • MensLine Australia on 1300 789 978
  • Suicide Call Back Service on 1300 659 467
  • メルボルン出張カウンセリングの際に、バークストリートでシンパシーのたくさんの花束を見ました。
  • 2013年の年末シドニーで、リンズチョコレート人質事件後に、マーティンプレイスがシンパシーのお花で埋め尽くされたことを思い出しました。こころがある人も、こんなにいることを思い出させてくれます。

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