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【シドニー生活情報】教育
今日から新学期が始まりました。長い休みを終えて子どもたちが学校に通いはじめます。
子どもを持つ親にとって、教育は非常に大事なことです。
オーストラリアの教育について、知っておくべきこと、注意しなければならないことを、数回にわたって解説します。
[第1回] 義務教育と保育サービス
●義務教育
オーストラリアでは、子どもは通常は5歳から15歳まで学校に行かなければなりません。(一部の州や特別地域では少し異なる場合があります。)この義務教育に対して政府は公立学校で無料の教育を提供しています。(ただし、市民権や永住権保持者の場合で、一時滞在ビザの場合は授業料を支払わなければなりません。)
公立校が授業料が無料といっても、教材費や学校運営のための拠出や寄付など、学校生活を送るにあたりある程度の支払は生じます。もちろん、私立校の場合は高額な授業料を支払わなければなりません。
公立学校は各州政府の教育省が管轄しています。義務教育はYear 1(1年生)からYear 6(6年生)までのPrimary School(初等教育。小学校に相当)と、Year 7(7年生)からYear 10(10年生)までのHigh School(中等教育の前期4年間。中学校と高校1年に相当)の10年間です。その後、Year 11(11年生)とYear 12(12年生)のHigh School(中等教育の後期2年間。高校2・3年に相当)があり、そして大学や、その他の専門教育機関に進学する高等教育があります。
●保育サービス
義務教育の年齢に達していない幼児の場合は、保育サービスと就学前教育を利用することになります。
オーストラリアでは親が働いている間、子どもを保育所や託児所に預けるのは一般的です。未就学児のために、また学校時間外の児童のために、たくさんの種類のフルタイムおよびパートタイムの保育サービスがあります。
ただし地域によってはなかなか自分にとって都合の良い保育サービスを見つけるのが難しく、また空きがない状態が多く、子どもを預けるのに苦労するのが通常です。
保育サービスとしては、Child Care Centre(保育所)、Day Care Centre(託児所)、および家庭で自分の子どもと一緒に他の子どもの面倒を見るFamily Day Care(家庭保育所)などがあります。
また、乳幼児をもつお母さん方が集まり、子どもたちを一緒に遊ばせながら、親同士が交流したり、情報交換したりできるPlaygroup(プレイグループ)があります。最寄りのプレイグループを見つけるには、 Playgroup Australia 1800-171-882 www.playgroupaustralia.com.au を参照してください。
自分の子どもにどの保育サービスを適用するかは、あなた自身とお子さんの具体的な状況によって変わってきます。まず、以下の質問に答えてみてください。
*どのくらいの時間、子どもを預けるのか? 一日? 午前中または午後だけ? 週に数時間? それとも夫婦で外に出かける場合だけ?
*保育は普通の家庭で? それとも保育所/託児所で?
*保育は資格を持つ人にしてもらいたい? その場合どんな資格? どのくらいの経験が必要?
*就学前の教育プログラムに則ったものが良い?
*どんなことを学ばせたり、遊ばせたりしたい?
*ランチを食べさせるサービスはあったほうがよい?
*おむつも提供してくれる託児所がよい?
*スタッフ一人あたりの子どもの数が少ないほうがよい?
このような質問を自分で考えて、自分と子どもにふさわしいサービスを選びます。
これらの要望に応えてくれる保育サービスには以下のようなものがあります。
(1)Long Day Care
(2)Family Day Care
(3)In Home Care
(4)Outside School Hours Care
(5)Occasional Care
さて、第2回目は、これらの保育サービスについて説明します。(来週に続く)
26 March 2024 ◎<ポイント> 先週はFOMC、日銀政策会合、BOE、SNB(スイス中銀)理事会など経てドル高・円安の動き ・…