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【生活情報】教育[第6回] 初等教育(上)

【シドニー生活情報】 教育について

子どもを持つ親にとって、教育は非常に大事なことです。

オーストラリアの教育について、知っておくべきこと、注意しなければならないことを、数回にわたって解説します。

[第6回] 初等教育(上)

小学校の第1学年は毎年、1月末(もしくは2月初め)に始まります。入学は、その年の7月31日までに6歳になる子どもが小学1年生として入学します。ただし、7月31日までに5歳になる子どもたちは、小学校に併設されている幼児部(Kindy キンディー)に入学するのが一般的です。(この幼児部は義務教育ではありません。)

1学年の授業は毎年、1月末(もしくは2月初め)に始まり、12月中旬まで行なわれます。

オーストラリアの学校制度は、7・6・3制です。初等教育(プライマリースクール)は幼児部1年(Kindy)を含む7年間の小学校、中等教育(セカンダリースクール)はジュニアハイスクールの4年とシニアハイスクールの2年の合計6年間の中・高校、そして高等教育が3年間の大学(専攻により4年以上)となっています。

オーストラリアでは中・高一貫教育のため、小学校から高校終了までの学年は、Kindyと、Year 1からYear 12と通年で呼称しています。

義務教育の10年生(Year 10)を終えると、成績証明・義務教育修了証(Record of Student Achivement、RoSA)が渡されます。シニアハイスクールの2年間(Year 11&Yaer 12)に進学しない生徒はこの時点で学校を去り、就職するか、またはTAFEなどの専門学校に進みます。

シニアハイスクールに進学する生徒は、大学入学に向けて、州統一の卒業認定試験であるHigher School Certificate Examinationを受験します。このHSCが成績証明・中等教育修了証です。

公立校と私立校

公立学校(Public School、Government School)では授業料は無料で教育が受けられます。ただし、ほとんどの学校で教材やスポーツなどのための費用や任意の寄付金が請求されます。もちろん文房具や教科書、制服を購入しなければなりません。

私立学校(Private School、Non-Government School)はカソリック系の学校とそれ以外の独立系の学校に分かれます。当然、学費が請求され、有名私立校の場合はかなり高額な学費となっています。

現在、ニューサウスウェールズ州には、公立校が2,164校、私立校が917校(カソリック系586校、独立系331校)あります。生徒は合計約115万5,000人です。

公立の小学校には約46万人の子どもたちが通っています。先生一人当たりの子どもの数は小学校で15.5人で、クラス平均24人の生徒数です。と少人数学級です。出席率は92.6%です。一人当たりの教育費は小学校で1万4,123ドルです。

入学登録

子どもを学校に入学させるには直接、学校に連絡します。ビザまたはオーストラリアへの入国書類、子どもの生年月日を証明する書類、以前の教育に関する報告書などの書類を持参する必要があります。また、予防接種の証明が求められる場合もあります。

次回も、初等教育についてです。(来週につづく)

※なお、このシドニー生活情報で取り上げてもらいたいトピックスがありましたら、お知らせください。

 

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