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ニューサウスウェルズ州立美術館・コミュニティアンバサダー

NSW州立美術館日本語ボランティアガイド便り 4月号


  • 17年04月12日

アンディ・ウオーホル展

アメリカン・ポップを代表するスーパースターのアンディ・ウォーホル。消費社会と大衆文化の時代を背景に、多面な顔を持ち、マルチクリエーターとして活躍しました。アイコニックな作品としてキャンベルスープ缶やマリリン・モンローのシルクスクリーンなど浮かびますが今回の展示会はウォーホルのキャリアの中でも商業アーティストとして才能を発揮した早期の作品に注目しています。

  Image1. Philip Pearlstein 'Andy Warhol in New York City' c1949

1949年、21歳のウォーホルは大学卒業と同時にニューヨークに出てすぐ商業デザインの仕事を手がけました。テクニカルな才能を超えた流暢で感覚的なデザインで広告のみならずレコードジャケット、デパートのウインドウ・ディスプレイなど商業分野の仕事を数々とこなしました。イノセントで自由なタッチのイラストレーションは愛すべく親密的で、アイテムの魅力を引き出したイマジネーションや夢のアピール性があり一躍好評を博しました。

本展はNSW州立美術館とアンディー・ウォーホル・ミュージアム、ピッツバーグの協賛企画展です。商業美術で成功をなした1950年代の若きウォーホルに焦点をあてた展示会は珍しく、アーティストブックなどの初公開を含め300点以上の作品を総覧いただけます。ペンで描いた絵を別の紙に押し当てることで、にじんだ線の効果を出したウォーホル独特の「ブロテッド・ライン」が特徴のイラストレーションが数々紹介されています。

子供の頃病弱で末っ子として生まれたウォーホルは母親思いが強く生涯を共にした母ジュリアの存在はウォーホルに多大な影響を与えたと言われます。もともと絵心があったジュリアのレタリングをデザイン画に施したりジュリアがサインを代筆したりと共に仕上げた作品群も見どころです。

Image2. Andy Warhol Julia Warhola (lettering)   'In the Bottom of My Garden' 1958

話題性があり20世紀を代表する影響力のあるアーティストでありながら捉えきれない存在感を持つウォーホル。そんなウォーホルの新たな像をも見出せるユニークな展示会となっています。

(NSW州立美術館コミュニティー・アンバサダー:吉澤なほみ)

 

‘Adman: Warhol before pop’ アドマン:「ポップ・アート以前のウォーホル展」
日時:開催中〜2017年5月28日(日)まで 10AM ~5PM  (水曜日のみ10PMまで開館)
場所:Rudy Komon Gallery, Art Gallery of New South Wales (Art Gallery Rd, The Domain NSW)
料金:大人$18、コンセッション$16、メンバー$14
Tel: (02)9225-1700 (英語)
Email:communityambassadors@ag.nsw.gov.au (日本語可)
Web:www.artgallery.nsw.gov.au

無料常設展日本語ガイド・ツアー:毎週金曜11AMより




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