【シドニー12日AAP】 11日夜、シドニー空港を離陸したエミレーツ航空機が、飛行中に大きな爆発音がしたため同空港に引き返した。エミレーツ航空ではエンジン故障が原因としている。
同機はシドニー発ドバイ行きEK413便。離陸から20分後、大きな爆発音がした。乗客の1人は、エンジンから2~3メートルの炎が上がったのを目撃したという。その後、操縦士の機内アナウンスで第3エンジンに支障が出たことが放送された。操縦士はシドニー空港と連絡を取り、搭載ガソリンを破棄してシドニー空港に引き返した。
爆発音の後、機内では乗員が窓の外を確認したり何を目撃したのか乗客に質問したりしたが、英語が話せない乗客が多くいる中でアラビア語での状況説明がなかったことに不満をもらす乗客もいた。
一方、11日、シドニー発ケアンズ行きのバージンオーストラリア航空機も、操縦士の判断で出発空港へ引き返した。原因は操縦室で異臭がしたためとしているが、後に電気モニターの故障が発見された。