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連邦政府、フォード大量解雇に援助約束

【メルボルン16日AAP】   自動車大手のフォード社は16日、メルボルンの2工場で212人の社員を解雇すると発表した。これを受けてスワン連邦財務相は、解雇社員らに対しできるだけ援助したいと述べた。

経営不振の同社は、連邦政府からの3400万ドルを含む、総額1億300万ドルの一括支援策を受け入れた。また経営立て直しを目指し、ブロードメドウズとジーロングにある工場で大量解雇を決定した。

同支援策が財政的に良策なのかとの質問に対し同相は、オーストラリアの自動車産業が世界のサプライチェインで地位を確保するために、政府は努力してきたと述べた。一方、同国の自動車メーカーは消費者が求めている自動車を生産していないという野党のジョー・ホッキー議員の発言に対し、同相は「私は(同産業の従事者ら)の努力を尊敬している。他の政治家らも同様にすべきであり、同産業をけなす発言をしてはならない」と強く批判した。

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