【シドニー23日AAP】 ニューサウスウェールズ大学(UNSW)の学者による新たな調査では、親元に同居する成人した子どもの大多数が家事を親に依存していることが明らかになった。
オーストラリア統計局(ABS)のデータを基に、学者は、15歳から34歳までの年齢層で5,512人を対象として、両親との家事分担割合を調査した結果、その母親97%、また、父親81%が毎日の家事を担っていることが発覚。成人した子どものうち、家事を手伝っているのは、女性74%と男性54%。
調査について、クレイグ准教授は、オーストラリアで若者が実家を出る年齢が上昇傾向にあるが、この結果は、子どもが成人しても家庭的な負担が必ずしも軽減するわけではないことを示すと指摘した。