一般

豪軍、同性愛者の入隊許可から20年

【キャンベラ24日AAP】   オーストラリア防衛軍(ADF)が同性愛者の入隊制限を排除してから、今年でちょうど20年になる。当時は英国や米国など多くの軍隊でも同様の制限があったため、勇気ある決断だと考えられていたようだ。

1992年11月24日、当時のキーティング首相が、ADFへの同性愛者の入隊を許可すると初めて発表した。これにより「同性愛的ふるまいへの軍規則」も排除された。解禁20周年に当たる今日、ハーレー参謀長は、多様性への軍内の政策と実践が進化したことに誇りを感じると述べた。また、「性的指向や性差に関係なく、すべての軍関係者に対し、任務上の利益全般が利用できるようにすることが重要だ」と語った。

ADFでは現在、職場の強化改善を目指し、数々の新施策に取り組んでいる。たとえば、戦場の最前線に女性兵士を任務させることが長年制限されていることについても、制限を解く方向で検討中だ。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら