【シドニー27日AAP】 27日午前9時半ごろ、シドニー市内の建設現場に設置されたクレーンから出火し多数の人々が避難する事態となった。
現場はウルティモにあるシドニー工科大学内に設置された高さ65メートルのクレーンで、駆けつけた消防隊は、建設作業員や学生、また大学スタッフなど数百人を避難させた。クレーンの作業員は、火災に気が付いた後、クレーンのアーム部分を道路から避け、消火を試みてから避難した。
ある大学スタッフによると、まず煙が立ちこめているのに気が付き、その後何かが燃えているような強い臭いがして、煙探知機が作動したという。また別の目撃者は、クレーンが崩れた際、近くの信号機で停止するよう指示された。
現場はブロードウェーとワトルストリートの交差点で非常に交通量が多い。火災発生により、ブロードウェーはおよそ5時間通行止めとなった。さらにワトルストリートでも労使組合及び建設会社による事故調査のため通行止めとなり、交通渋滞を引き起こした。