【メルボルン30日AAP】 VIC州警察による統計の公開を受けて、同州では、犯罪の発生率が5.6%上昇し、家庭内暴力と麻薬犯罪も急増していることが明らかになった。
2011年9月から2012年9月にかけて、人口10万人あたりに家庭内暴力の犯罪が37%、麻薬犯罪が20.7%、暴行が14.2%、対人犯罪が11.3%増加。記録された犯罪件数が2万7,516件上昇し、合計39万5,406件に達した。
統計について、ノーラン警視副総監は、全州で記録された麻薬所持および服用の上昇が対人犯罪と財産犯罪の上昇につながったとしている。しかし、ベイリュー州首相は、懸念を呼ぶ反面、特に家庭内暴力などの犯罪通報率も上昇し、犯罪件数を上昇させたと指摘。また、30日、フェアファックス・ラジオの取材に対し、「この傾向については、長い間にわたって頭を悩ませてきたものだが、州警察の予算を増大しようとしてきたきっかけだ」と述べた。