【シドニー3日AAP】 シドニー西部バンクスタウンで2日、家庭内紛争の現場で警官と家族員の間で乱闘が起きた事件で、被告側の弁護士は、警察が「過剰な武力」を行使したと訴えている。
暴行や闘争、警察への抵抗などで起訴されているメハナ家の父親(46)と三つ子の息子ら(18)、娘(21)の計5人が3日に出廷し、保釈を認められたが、検察側は、警察に対する暴行の犯罪歴などもあるとし、父親の保釈に反対していた。24日にバンクスタウン地裁に全員が再出廷する予定。また、暴行と闘争、逮捕への抵抗で起訴されている家族の母親(41)は、2月13日に同裁判所に出廷する予定。
警察によると、家族の1人が警官の顔を殴ったことをきっかけとして、ほかの家族も加わり、乱闘を展開した。警官計7人が負傷し、そのうちの3人が病院に搬送されたという。