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【まとめと注意事項】シドニーライトレールL2ラインが開通!


出典元:Transport for NSW

12月14日(土)、Circular QuayとRandwick間を結ぶライトレール「L2 Randwick Line」が、ついに運転を開始しました。

開通当日は、建設費およそ29億6,000万ドル約8年もの期間をかけて建設されたライトレールの開通を祝うオープニングセレモニーが開催され、ライトレールの開通を待ちわびた多くの人々が足を運びました。いきなり開通2時間後に、Circular Quayで車両が故障するトラブルに見舞われましたが、故障から1時間後には無事運転を再開。

Transport for NSWによると、開通当日は、午後5時30分までに61,000人以上の乗客がライトレールを利用し、1時間に10本の頻度で運行されたとのこと。

今回は「L2 Randwick Line」開通にともない、停車駅や運行頻度、ライトレール付近での注意事項をご紹介します。特に、ライトレール付近での注意事項については、普段にも増して警官による取り締まりが厳しくなっているので、この機会にぜひチェックしておきましょう。

「L2 Randwick Line」について


出典元:Transport for NSW

「L2 Randwick Line」の停車駅


出典元:Transport for NSW

「L2 Randwick Line」は、Circular QuayとRandwickの間に14カ所の停留所を設けています。

停車駅は下記の通り
• Circular Quay
• Bridge Street
• Wynyard
• QVB
• Town Hall
• Chinatown
• Haymarket
• Central Chalmers Street
• Surry Hills
• Moore Park
• Royal Randwick
• Wansey Road
• UNSW High Street
• Randwick

ChinatownとHaymarket、Centralでは、すでに運行している「L1 Dulwich Hill Line」に乗り換えが可能です。2020年3月には「L3 Kingsford Line」が開通し、Moore ParkとKingsfordの間にさらに5つの停留所が追加される予定です。

L2 Randwick Lineの運行時間と頻度

来年の5月までは午前7時~午後7時まで運行されます。

来年5月からは、毎日午前5時~午前1時まで運行されます。運行頻度は、Circular QuayとCentralの間は4~8分ごとCentralとRandwickの間は8~12分ごととされています。

L2 Randwick Lineの運賃

Circular QuayからRandwickまでの片道料金(※Opal Card保持者の場合)
大人料金:3.73ドル
子ども料金:1.86ドル

最後のタップオフから1時間以内に、再び電車、フェリー、バス、またはライトレールなどの交通機関を使用する場合、すべての移動に対して2ドルの値引きが適用されます。

L2 Randwick Lineの所要時間

ライトレール自体は最大60km/hの速度で走ることができますが、Transport for NSWによると、その日の道路状況などに合わせて運転するため、所要時間についてはまだ確定できないとのこと。

現時点ではCircular QuayからRandwickまでの所要時間は約50分ほどですが、すべてのシステムが定着し円滑に運行できるようになれば、38分ほどとみています。

ライトレール付近での注意点

「L2 Randwick Line」開通にともない、ライトレールが通るGeorge Street周辺では、警備員がより厳重な取り締まりを実施しているため、十分に注意しましょう。

例えば、運行中のライトレールに道を譲らなかったり、左折や右折をしようとしているライトレールを追い越したりするなど、ライトレールの運転を妨げるような行為をすると多額の罰金が科せられる(最高191ドルとのこと。

ライトレール付近の道路では、新しく速度制限が設けられ、オーストラリア州政府は「都市周辺の交通状況の変化に常に注意を払うように」と呼びかけています。

また、ライトレール付近の交差点や横断歩道では警官が巡回しており、信号無視や危険な方法で線路上を横断する歩行者に対し76ドルの罰金を科すとのこと。「L2 Randwick Line」が開通して4日経っただけでも、既に162人を取り締まったと報告されています。

このような事態を避けるため、Transport for NSWが発表しているライトレール付近での注意事項をしっかり確認しておきましょう。

歩行者への注意事項

  • 常に指定された横断歩道を使用する
  • 右左をよく見て、ライトレールが動いていないか再度確認する
  • 携帯電話をいじりながら線路・ライトレールに近付かない
  • 自分の周囲に常に気を配る
  • 路面は滑りやすいため、特に濡れている場合は線路の上を歩かないようにする
  • ベビーカーや車椅子の場合は、線路の上をまっすぐに渡って、車輪が引っ掛からないようにする

自転車への注意事項

  • 線路に対し車輪が真っ直ぐになるように乗り、車輪が引っかかるのを防ぐ(真っ直ぐに乗れない場合は降りる)
  • 線路に沿って自転車に乗らない
  • 路面は滑りやすいため、特に濡れている場合は自転車から降りる
  • 可能な場合は、「Shared Pathway (共有経路)」を使用する

自動車への注意事項

  • ライトレールの通る線路上を運転しない
  • 交差点をまたいで前の列に入らない
  • 常に信号と標識に従う
  • ライトレールの前で急に曲がらない
  • ライトレールの線路上に停車・駐車しない(路面電車が見えない場合でも)

重車両への注意事項

  • 高さ制限に注意する(4.6メートルが一般的な高さ制限)
  • 交差点をまたいで前の列に入らない
  • 常に信号と標識に従う
  • ライトレールの前で急に曲がらない
  • 道路標識や速度制限の変化を意識する

今回「L2 Randwick Line」が開通したGeorge Streetは、これまでずっと工事中であったため、歩行者天国のような印象を持っている方も多いはず。これからはライトレールが頻度に通る道になるため、政府の公表しているルールをよく守り、安全に行動することをお勧めします。

さまざまな問題を抱えながらもようやく開通した、シドニーのメインロードを走る「L2 Randwick Line」。このライトレール開通によって、これからさらにシドニーの街が活気づくことに期待したいですね。

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