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新型コロナウイルス規制緩和:6月1日からできること【NSW】

1日の新規感染者数の減少をふまえて5月15日(金)にオーストラリア政府から出された新型コロナウイルス規制緩和を皮切りに、徐々に日常を取り戻しつつあるオーストラリア。3月18日(水)の非常事態宣言から約3ヵ月、早期の対応に着手したことにより当初の見通しよりも早く事態が好転してきています。

とはいってもまだまだ予断を許さない状況で、ちょっとした気の緩みから第二派に繋がる可能性もなくはありません。自らの体調にしっかり気を配りながら、これまで同様、ソーシャルディスタンスを保つ、手洗い・うがいなどの衛生面への考慮、周囲への配慮を忘れず過ごすことが大切です。

そして6月1日(月)からさらにNSW州の規制緩和がされるとオーストラリア政府から発表があり、この記事では6月から私たちが「何ができるようになるのか」を整理してご紹介。

「まだまだ完全に終息していない」ことを念頭に置いた上で「何ができるようになるのか」をさっそくチェックしていきましょう!

※オーストラリア国内状況(2020年5月26日現在)
・累計感染者数 7,109人
・現在の感染者数 472人(重篤者5人)
・回復者数 6,552人
・死亡者数 102人

6月1日(月)の規制緩和で可能になること

1.NSW州内の旅行が可能に

これまで新型コロナウイルスの規制により、不要不急の外出を強いられて以来、国外旅行だけでなく国内や、州内での旅行も制限されていました。6月1日(月)からはNSW州内の旅行規制が解除され、日帰り旅行もできるようになります。まだ州外以上の旅行の規制は解除されてませんが、外出自粛で自宅待機時間も多かったことをふまえると大きな一歩と言えます。
※約8割のホテルが営業を再開しているとされていますが、宿泊施設やレジャー施設等には旅行前に確認することをおすすめします。

2.美術館、ギャラリー、図書館への訪問

一つの場所に人が多く集まるということで、開館を自粛していた美術館やギャラリー、図書館が再び開館されます。消毒液の確保やソーシャルディスタンスを保ち、安全面をしっかりと考慮した上で、アート鑑賞や読書ができるようになります。

3.パブ、クラブ、カフェ、レストランなどの飲食施設の収容人数が最大50人に

3月末から飲食店での店内飲食が禁止され、テイクアウェイやデリバリーのみの利用でしたが、5月15日(金)より最大10人までの店内飲食が解禁になり、そして6月1日(月)からは最大50人での店内飲食が可能になります。店内飲食を利用する場合、必ず着席し、予約は1件で最大10人分までとなっています。また、食事を伴う場合のみアルコール飲料の提供も可能です。

4.ネイルサロンや美容室で施術が受けられる

今回の規制緩和によりネイルサロンや美容室などの美容サービスを提供している店舗に施術が受けられるようになります。「4平方メートルあたり顧客1人」のルールを守ったうえで、広い店舗でも同時に10人以上の顧客を入店させないという条件があります。またマッサージ店などの再開は今回の緩和条件には含まれません。

5.動物園、水族館の再開

シドニーのタロンガ動物園、またNSW州内の他の動物園をはじめ、水族館や野生動物が見られる自然公園にも訪れることが可能になります。事前予約の要否や一部のショーで人数の削減など、新型コロナウイルスに関するルールも導入されているため詳細は各施設のホームページなどで確認ください。

規制緩和後も継続するルール

1人あたり4平方メートルのスペースを確保

居住地ではない公共施設では、各人に少なくとも4平方メートルのスペースを確保することが条件になります。十分なスペースを確保した上で営業が許可されています。

ソーシャルディスタンス

新型コロナウイルスによる感染リスクを減らすため、他人との距離を1.5m保つこと、定期的に手洗いを実施し、清潔に保つことも継続して実施しなければなりません。衛生面への考慮はその他の感染症の予防にも有効です。

その他の規制緩和事項について

【公共交通機関】
バス、電車は本数を減らす、適切な距離を保った着席可能な座席にシールを貼付し着席位置を促す等の対策をとっています。
【別世帯への訪問】
最大5人の訪問、また世帯に最大10人まで集まることができます。
【冠婚葬祭の参列について】
結婚式:最大10人のゲストに加えサービスを提供するスタッフ(カメラマン等)を含めることができます。
葬式および記念式典:屋内は最大20人、屋外は最大30人まで参列可能。
【宗教的な集会、礼拝所】
最大10人までの集会が可能。

症状がある人のガイドライン

咳、熱、のどの痛み、強い疲労感、息苦しさを感じるなどの症状があり、新型コロナウイルス感染の疑いがある場合、まずは専門の相談窓口に相談を。24時間体制で受付けている相談窓口があります。すぐに病院を受診せず、まずはこちらで相談後、検査を実施している病院等の確認をしてください。

【Coronavirus Health Information Line】
相談窓口:1800 020 080

また、英語が不安な方は下記記事より、「日本語対応可能の病院」へご相談ください。
シドニーで日本語受診できる病院(GP)まとめ / 日本語サービスまとめ

 


規制緩和後も手洗いやうがい、マスクの着用など感染予防に努めること、また適度な運動や十分な睡眠、栄養を取って免疫力を高くするなど自身の健康管理も大切です。1日でも早く元の日常に戻れるよう生活の中でこれらのことを心掛けながら過ごしましょう。

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