今もなお、世界中で猛威をふるい続けている新型コロナウイルス。オーストラリアではオミクロン株の感染者数が増え続けている状況で、一人ひとりがその感染拡大を抑える努力を要しています。しかし、個人で衛生対策をしていても、不摂生な生活や自分の健康状態を思うと何か他にもできる対策があるかもしれないと不安になるもの。
主な予防策として推奨されているのは、よく手を洗う、常に身の回り品のアルコール除菌をする、マスクを着用するといったことがあげられます。
これだけ対策をしていても不摂生な生活を送っていたり、自分自身の身体が健康で強くない状態であれば万全な対策ができているとは言い切れません。では、対策をもっと効果的にするにはどうすれば良いのでしょうか?
その答えは『免疫力を高めること』です。免疫とは体の中にある悪いものと闘ってくれる私たちにとって必要不可欠なもの。そして、免疫力を高める=コロナウィルスだけじゃなく、他のウイルスからも自分を守ることができる、何ならダイエットにまでなる…と、実はいいこと尽くし。
今回は簡単に免疫力を高める、すぐに実践できる身近な方法を紹介。とても簡単で継続もできる方法なので、ぜひ試してみてください!
免疫力とは、簡単にいうと身体の中の邪魔なものを排除する医者的な存在の細胞のこと。皆さんが風邪をひいた時やアレルギーがある時、鼻水や咳などが症状として現れますよね。それは私たちの身体にある免疫がその病気と闘っていて、悪いものを必死に体から追い出そうとしている証拠なんです。
だからこそ、自分の免疫に病気と戦える強さをつけるために、普段から免疫力を高めることが必要なんです。
専門家によると「20代から免疫力は低下し始める」と言われており、このことから年齢と共に免疫が低下する、すなわち「体の中の抵抗力が落ちていく」ということがわかります。
では免疫力が低下するとどんなことが起きるのでしょうか?
・病気やアレルギーになりやすい
免疫の役割は病原菌と闘うことだと先にも述べたように、免疫力の低下は免疫細胞が上手く病気と闘うことができず、感染症などの病気やアレルギーの悪化へと導いてしまいます。
・思考力の低下
免疫とストレスは常に相互関係にあります。疲れ切った時にネガティブになってしまったり、人に当たってしまうなど免疫は体のみならず精神的にも影響を及ぼします。免疫が下がってしまえば精神に影響し、反対にストレスがありネガティブでいると免疫への害となってしまいます。
・代謝が悪くお腹やお肌の調子も悪くなる
公益財団法人腸内殺菌学会によると、そもそも免疫力の60%以上は腸内に存在していると言われています。腸内細菌が乱れることで、便秘や他の病気、免疫力の低下へと繋がっていきます。
さらに消化が悪いという事は新陳代謝の低下、そしてお肌の質の悪化へと変化していってしまいます。
免疫力の低下によって、こんなにも悪い影響が起きてしまうのです。
免疫力の60%は腸内にあるということを伝えた通り、肝心なのは腸内環境を整えること。腸内環境を整えるものとして「乳酸菌」、「ビフィズス菌」があげられます。
私たちの腸には、およそ100兆個もの腸内細菌が棲んでいるといわれています。この腸内細菌は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌に分けられ、乳酸菌・ビフィズス菌は腸の中で良い働きをしてくれる善玉菌です。乳酸菌・ビフィズス菌は、腸内で乳酸を生成して腸内を酸性に保ち、悪玉菌や体外から入ってきた病原菌・ウィルスが棲みにくい環境を作ってくれています。
そこで今回は、腸内環境を整える乳酸菌が含まれている食材をご紹介♪ オーストラリアのスーパーで手軽に購入できるものはもちろん、オーストラリアの日系スーパーで売られている日本食材まで。今こそ身体の中から整えて、ウイルスに負けない身体をつくりましょう!
先ずおすすめしたいのが、オーストラリアのスーパーで簡単に手に入るヨーグルト。ただし「ヨーグルトなら何でも大丈夫!」というわけではありません。まずポイントなのが「organic probiotic」と表記されたもの買うこと。実はこの「probiotic」がオーストラリアでは乳酸菌やビフィズス菌などの必要な菌が含まれているヨーグルトということになるのです。
今回ニューヨークのヘルシーをメインに情報を発信しているReader’sDigestを参考に、オーストリアでも購入できるおすすめのヨーグルトを3つご紹介します!
ギリシャヨーグルトタイプ。ギリシャヨーグルトは普通のヨーグルトにあるホエイと呼ばれる液体をろ過した状態の固いタイプのヨーグルトで、栄養価が高いと言われています。
その中でも、プロテインとプロアクティブをより多く含むこの商品。甘さ控えめのプレーンタイプなのでグラノーラや果物をたっぷり入れて自分好みにアレンジして食べてみてはいかがでしょうか?
こちらはアイスランド風と呼ばれるヨーグルトでプロアクティブに加え、かなりの低糖質、さらにタンパク質、カルシウム、カリウムも多く、着色料未使用。全て天然の遺伝子組み換えではないものを使用していることで有名です。
見た目もオシャレで味も豊富で、天然の果物を使用しているためお子様でも食べやすい商品です。
オーストラリアでは誰もが目にするChobaniのヨーグルト。こちらも遺伝子組み換えではないものを材料とし、通常のヨーグルトの二倍のタンパク質を含み、固めながら滑らかなテクスチャーが人気の商品です。
次に、腸内環境を整えてくれる乳酸菌を含む日本の食材をご紹介! シドニーに住む日本人の生活を支えている、日系スーパーマーケット「Tokyo Mart」で購入することができます♪ 慣れ親しんだ日本の食材も取り入れたいけど、どこで手に入るか分からない…と思っている方必見です!
日本が誇る最強の発酵食品である納豆。納豆菌の発酵パワーだけでなく、大豆に含まれるオリゴ糖や食物繊維が組み合わさり、善玉菌を元気にする働きをするのだそう。
この納豆パワーをよりアップさせるには、乳酸菌を含む食材や、免疫力アップが期待できるネバネバ食材と合わせるのがおすすめ! 例えば「納豆×キムチ」や「納豆×山芋」など。組み合わせる食材を変えるだけでバリエーションも広がるので、毎日飽きずに食べられますね♪
味噌に含まれる乳酸菌は腸内を弱酸性に保ち、悪玉菌を減らし善玉菌を増やします。
また、味噌に含まれるオリゴ糖が善玉菌の活動をサポート。日和見菌を善玉菌に変え、腸内環境が整い免疫力がアップするので、ウイルスが入ってきても善玉菌の力で撃退できるんです! お味噌汁はもちろん、野菜炒めや、お肉につけても美味しい万能食材です。
「飲む点滴」といわれ、美容業界からも熱い視線が注がれている甘酒。それもそのはず、甘酒は米麹の酵素の働きで生まれた栄養成分と、お米の栄養成分が融合した健康食品で、食物繊維やオリゴ糖など、腸にとってうれしい成分がたっぷり含まれているんです。
1度に飲む目安としては、ショットグラス1杯(約18ml)程度で、飲むタイミングとしては、朝がベストだそう!
日本人にとって当たり前の食材である緑茶。実はこの緑茶に含まれる「緑茶カテキン」は、世界から大きな注目を集めており、健康食品としてサプリメントや薬に使われているほど。
お口の健康維持や、ダイエットにも効果があることは有名ですが、その他に、抗菌・抗ウイルス活性や腸内環境を整える働きもあるんです! 乳酸菌入りのものとそうでないものがありますが、腸内環境を整え、善玉菌を活性化してくれることに変わりありません。一息つきたい時のコーヒーを緑茶に変えてみるのもいいかも♪
今回は、免疫力を上げるための食材をいくつか紹介しましたが、これだけ食べれば免疫力が上がる!ということではありません。忘れてはいけないのが、適度な運動と睡眠をとることと、食事とプラスしてバランスよく実践すること。そしてもちろん、手洗いうがいをきちんをし、ウイルスを寄せ付けないようにしましょう。
まだまだ先行きの見えない今だからこそ、気も免疫も落とさずに過ごすことが大切です。免疫アップで気持ちも身体も元気に過ごしましょう♪
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