オーストラリアの新型コロナウイルス新規感染者も、ほぼゼロが続き、心身共にホッとしている方は今多いかと思います。とはいえ、パンデミックの影響で職を失った方や、収入が大幅に減った方、ライフスタイルの変化に戸惑っている方、日本帰国や海外旅行ができず大事な人に会えていない方など、オーストラリアに住まう人々がまだまだ個々に不安を抱えていることでしょう。
誰に相談しても結局は自分でどうにかするしかない局面において、メンタルケアできるのが心理カウンセリング。今年がどのような情勢であろうと、少しでも多くの楽しみを見出せる年になるように心理カウンセリングを通してメンタルケアをしてみましょう。
オーストラリアでは、ストレスがあった時に心理カウンセリングを利用するのは、インフルエンザでかかりつけ医に行くような普通のこと。例えば、自分がマイナスの感情を感じた時に、ついつい「こんなことでへこむなんて自分はメンタルが弱いんなんじゃないか」と思って否認してしまう癖なども、「人間なんだから悲しくなることも怖くなることもあって当然だと思うし、別にそれは悪いことじゃないよ」といったマイナスの感情を受け入れる自己共感力や自己受容のメンタルケアで、とても楽になるもの。
自分のマイナスの感情を受け入れることができるようになると、幸せを感じる機会も増えるほか、家庭や仕事などで接する身近な人達がマイナスの感情を表現している時も、それらを受け入れて共感できるようになり、人間関係の改善にもつながります。ストレスへの自己マネジメント力を高め、あなたの「幸せスキル」を学んでみませんか?
オーストラリアではメンタルケアにも医療保険カバー(要GPからの紹介)があり、メディケアはもちろん、OSHC(学生強制保険)でも、より気軽な心理カウンセリングが受けられる環境です。ワーホリや短期留学生の海外旅行保険でもカバーOK。テレヘルスでのカウンセリングも3月末まで延長されているため、クリニックまで行けない方やシドニー以外にお住まいの方も、遠隔の心理カウンセリングを受けることが可能(心理学会は豪政府に、テレヘルスの期間延長を強力に要請中です)。
しかも、心理カウンセリングの保険カバーは、コロナパンデミックの今年は、例年の10回から20回まで倍増中(カレンダーイヤー内、つまり2021年度内)!
日豪で経験28年のサイコロジストが在籍するシドニーの「こころクリニック」なら、対面も遠隔もバルクビル(自己負担なし)で診察中。今回は、同クリニックによる「自己共感力」「マインドフルネス」「セルフコンパッション(自己受容)」の3つのメンタルケアについてご紹介!
「自己共感力」を高めるメンタルフルネスは、単なる自分への慰めや同情ではなく、勇気をもって今後を生きていくための助けになるもの。
心理学者のロジャーズは、共感について「クライエントの私的な世界を、あたかも自分自身のものであるかのように感じ取り、しかもこの‘あたかも・・・のように’という性質を失わない」と定義しています。相手が悩んでいることについて、心から「そうだね」という気持ちを表し、自分は相手と一緒にいると伝えることが大事。
「共感」「承認」「受容」…こうした気持ちを、しばしば人は、他人から得ようとしがち。それらを求める心の悩みの多くは、「現実は変えられないし変えられるとも思っていないけど、今このネガティブな感情の行き場が見つからない」ということでもあります。
ですが、本来は「共感」も「承認」も「受容」も、他人ではなく自分が自身に対して共感してあげる、ありのままを認めてあげる、どんなことも受け入れてあげる気持ち。
例えば、他人から「承認」を得たがる人ほど、実際に承認されると自分から否定することがあります。相手が褒めても、その褒め言葉を素直に受け取れません。すると、せっかく他人に「承認」を求めたのに、自分で自分を「否認」してしまい、自分への否定的な気持ちが強化されてしまうことに。
また、何か落ち込むことがあった人に対して、「気持ちを切り替えて」とか「次はもっといいことがあるよ」とか、他人は良かれと思って慰めたり励ましたりしますが、ネガティブな感情が大きければ大きいほど、本人は「はい、そうですね」と切り替えることは中々できません。
他人が自分のことを「承認」しても、自分がそれを受け止めて、素直に認めなくては意味がありません。他人ができることは、あなたが自分自身を「共感」「承認」「受容」するための助力だけ。反対に、あなたができるのも、相手が自分で「共感」「承認」「受容」するためのきっかけだけ。現実を受け入れられない間は、次のステップにも進めません。
「今このネガティブな感情の行き場」を自分が作り、現実を受け入れ、そうして初めて、新たな現実へと踏み出すことができるのです。
マインドフルネスとは「注意力のトレーニング」のこと。自分の心の中で起こる現象との距離の取り方について、自分のための取扱方法を見出していくメンタルケアです。
ストレス社会と言われている現代において、1日に処理すべき情報量は多く、なかなか心休まる時間を持てません。不安や恐怖、他人からの評価、どうにもならない過去のことなど、考えすぎている状況を意識から改善し、マインドフルネスな状態へと導くことが大切。
現実の状況からいったん離れて、「心は平穏であるけれど感覚は鋭く精神的に安定した自分」…このマインドフルネスな状態を身につけることで、今自分の身の回りで起こっていることや、自分自身の感情もありのままに受け止めることができるようになるはず。
マインドフルネスな状態を知ることができると、ストレスを軽減する他にも、集中力や睡眠の質が向上し、自律神経や免疫機能の回復が見込まれます。中でも「ストレス軽減」「集中力アップ」「自律神経回復」といった効果は、最新の脳科学研究で実証済み。
マインドフルネスによって頭の中が整理され、結果的にさまざまな能力が発揮されるだけでなく体の緊張も解れ、健康面も改善されるなら、より良い人生のためにも身につけて損はありません。
自己受容とは、他人ではなく自分に向ける「思いやり」「優しさ」「慈しみ」のこと。自分自身の強みや長所、弱みや短所を認めることで、どんな状況下でも「あるがままの自分」を肯定的に受け入れられる心理状態を言います。
日常的に辛いことを当たり前と思わず、自分を許して他人への優しさや思いやりと同じように慈しむセルフコンパッション(自己受容)は、現在のような状況にこそ重要なもの。自分に対して無条件の優しさと安らぎを与えることで、恐怖や否定的な考え、孤立などを回避することができ、幸福や楽観性などのポジティブな心の状態への準備をしていくメンタルケアです。
自己受容を高めるセルフコンパッションのメンタルケアを身につけることで、精神回復力が上がり、小さな幸せにも気づければ、人生において幸福を感じる瞬間も増えることになります。
他者だけでなく自分自身に共感や優しさを向けて、自己受容はグンと高まります。セルフコンパッション(自己受容)を身につけることで、楽観的な考え方を持ち、人生に対する満足感や感謝の気持ちを多く感じられたなら、あなたの人生はずっと楽になるでしょう。
オーストラリアにおけるサイコロジストは医療資格。そのため、先に一般医GPの紹介があれば海外旅行保険や学生保険、メディケアなどほとんどの保険で費用がカバーされます。
ワーホリの方が入っている日本からの海外旅行保険や、学生の方が入っているOSHC保険も、もちろん適用対象内。永住者であれば、メディケア保険で診療費が全額カバーされます。
オーストラリアの国家資格を持つやの先生の心理カウンセリングなら、国家資格なしのカウンセラーではできない、ほとんどすべての医療保険での診療費カバーが可能!
最寄りのGPへ行って気持ちの症状を相談し、紹介状(メディケアの場合はメンタルプラン)を書いてもらうことができれば、正式にカウンセリングを続けられます。「こころクリニック」は「ギャップ」と呼ばれる自己負担なしの価格設定、キホンの治療費がとても良心的です。
日豪の資格と両国での臨床体験28年、Australian Psychological Societyの正会員歴20年以上、在豪日本人の心理カウンセリング経験も20年以上ある、やの先生。
「こころクリニック」ではシドニー以外にお住まいの方でも、ビデオでの遠隔カウンセリング(テレヘルスを含む)を受け付けています。
また、ブッシュファイヤーによって影響を受けたと自認される方は、なんとGPによる診察なしでサイコロジストからメディケアによるバルクビル(全額カバー)のカウンセリングを受けることができます。
予約時に「JAMS.TV見ました」と申し出ることで、初回無料のトライアル心理カウンセリング(約45分/テレヘルス含む)も受付中。無料トライアルでも、自分のココロの状態や先生との相性、どのようにカウンセリングが受けられそうかなど、さまざまなことがチェックできます。海外生活で不安や悩みがある方は気軽に問い合わせてみましょう。
臨床心理士・やのしおり
電話:0416-006-835(受付時間8:00-22:00 シドニー現地時間)
Email:sydney@cocoroclinic.com
【主なカウンセリング方法】
① 来談者中心療法/ヒューマニスティック・カウンセリング
問題をレビューし、自分の気持ちや方向性に気づきや再確認をサポートする基本のカウンセリング。
② 心理教育/認知行動療法/対人関係療法/リラクセーション・呼吸法/マインドフルネス/アクセプタンス&コミットメント・セラピー
気分の落ち込み、不安、パニックに対して、その症状に関係していると思われる要因を取り除くためのカウンセリング。
③ 動機付け面接法/認知行動療法
人や物に対する依存や行動への悩みを和らげるためのカウンセリング。
④ 精神力動的精神療法/交流分析
過去の親子関係の体験が現在の問題に影響していることが考えられる場合に、どんな親子関係の質でどんな影響を受けたのかを再認識し、ワークスルーの作業を進めるカウンセリング。
⑤ ソーシャルスキルトレーニング/認知行動療法/交流分析
自信が少ない、対人関係に悩んでいる、その問題が過去や育ちの問題から来ている、といった場合に一助となるカウンセリング。
⑥ グリーフカウンセリング
大事な人や状況を失った対象喪失後のグリーフの方のためのカウンセリング。他にも子どものためのプレイセラピーや日本語の発達・知能検査を行った上での発達アセスメント、カップルまたは家族カウンセリングなども受付中。
※「こころクリニック」では、フェイスブックで心理情報も発信中!
※ 院内は新型コロナウイルスの濃厚接触に配慮し、約2.5m以上の距離を空けた心理カウンセリングもできるよう設定されています。
所在地:ワールドシティ日本語医療・歯科センター内, Level 1, 722 George Street, Sydney NSW 2000
電話:0416 006 835(受付時間 8:00 – 22:00)
メール:sydney@cocoroclinic.com
営業時間:月~土 8:30 – 20:00(日祝要相談)※予約制
ウェブ:http://cocoroclinic.com
英語ウェブ:http://en.cocoroclinic.com
Facebook:https://www.facebook.com/SydneyCocoroClinic
「こころクリニック」の実際の様子を知りたい方に
▶︎JAMSスタッフが心理カウンセリングをロールプレイで体験
▶︎JAMSスタッフがマインドフルネスメディテーションを体験
▶︎シドニーで唯一の日本人サイコロジストの相談室に密着
▶︎シドニーの日本人のキモチのより所へ行ってみよう
▶︎シティに新オープン!「シドニーこころクリニック」を取材
メンバー一同こころよりお問い合わせ・ご相談をお待ちしております。
JAMS.TVへのご相談はこちらから2024「ANBIデンタルクリニック@ワールドタワー(Dental Clinic@World Tower」の代名詞ともいえるインビザライン治療 は、 最…