美容/健康

DV被害者のための無料カウンセリングや給付金等の支援について

ドメスティックバイオレンス(以下:DV)の被害者は、周囲にDV被害を相談することが難しく、日本警視庁の調査研究でも日本人の半数は誰にも相談していないという結果が示されています。オーストラリアでもDV被害は増え続けており、日本と同じく周囲に相談できる人は多くありません。

その理由として、DVは家庭という密室で起きているために第三者に伝わりづらいことや、暴力を受け続けることでDV被害者は「自分が悪い」という心理状態に陥ってしまうこと、DV被害者が度重なる暴力によって精神疾患などを発症してしまい、気力を奪われてしまうことなどが挙げられます。

今回は、シドニーにある心理カウンセリングルームの「こころクリニック」から、重大な人権侵害であるDVについて、オーストラリアにはDV被害者のためのカウンセリングや支援制度があることについてご紹介します。

シドニーの心理カウンセリングルームを20年以上運営する同クリニックでは、日豪で心理カウンセリングの経験豊富なオーストラリア公認サイコロジストが一人一人の人生の物語に寄り添い、ストレスの多い状況下での現実調整の方法などをリラックスしながらじっくりと話し合います。

  • 何をどこに相談したらいいのかわからない
  • そもそも、相談すべき状態なのかもわからない
  • とにかくどこかに逃げ場がほしい
  • 八方塞がりの今をどうにかしたい

そんな方々が、適切な援助を受けられるように話を聞いてくれるので、ご安心ください。

オーストラリアにおけるサイコロジストは医療資格であるため、「こころクリニック」ならオーストラリアでの心理カウンセリングに医療保険カバーが適用されます。メディケアをお持ちの方は対面も遠隔も、バルクビル(自己負担なし)で診察。先に一般医GPの紹介があれば、ワーホリや留学生の海外旅行保険やOSHC(学生保険)、メディケアなどほとんどの保険で心理カウンセリング費用がカバーされます。

ストレスを感じて辛い状況や不安、気持ちの落ち込みなど、ここオーストラリアで生活を送りながらも社会生活に支障がある方や、うつうつと感じてしまう方は、同クリニックへ気軽に相談してみましょう。

DV被害の実情と被害者のための支援

ドメスティックバイオレンス(DV)とは、家庭内で行われる身体的、心理的、性的、経済的な暴力や虐待を指します。

DV被害者は身内やパートナーであることが多く、被害者に長期にわたって深刻な身体的・心理的なダメージを与えてしまいます。「家庭内暴力」と訳されることもありますが、書類上の配偶者間以外でも、婚姻関係にないカップルなど親密な関係にある人間関係で発生する暴力も含まれます。

DVにおける暴力とは、殴る・蹴るなど直接的に身体を脅かすものをイメージするかもしれませんが、それだけではありません。以下のようにあらゆる形での人権侵害を含みます。

  • 身体的暴力
    例:殴る、蹴る、首を絞める、押し倒す、髪を引っ張る等
  • 心理的暴力
    例:物や人に当たって脅す、怒鳴る、無視をする、自殺をほのめかす
  • 社会的暴力
    友人や身内との付き合いを制限する、スマホを監視する、行動を監視する
  • 性的暴力
    性的行為を強要する、避妊に協力しない、中絶を強要する
  • 経済的暴力
    生活費を渡さない、自由にお金を使わせない、お金を返さない、外で働くことを嫌がる、借金を強要する
  • 子どもを利用した暴力
    子どもの前で暴力を振るう、子どもの前で相手をバカにする、相手の悪口を吹き込む

そして、これらの暴力の多くは家庭内などの密室で起こり、継続的、反復的に繰り返されます。そのため、DV被害者の中には「自分が受けているものはDVには当たらないだろう」と、DV支援や保護を我慢してしまうことも少なくありません。

また、DVは一定のサイクルを繰り返しながら、徐々にエスカレートしていくといわれています。加害者の中には、暴力を振るった後に一転して謝罪したり、優しくなったりする者もいるため、「今度こそ暴力がなくなるかも」と被害者に期待を抱かせ、加害者のもとから逃げられない原因の一つになります。

複雑に絡み合い、逃げ道を塞いでいくDVの被害

暴力の多くが家庭内などの密室で起こるということは、第三者に伝わりづらい原因にもなります。

DV加害者は多くの場合、家庭の外や公共の場、あるいは会社などでは暴力的に振るまうことがなく、社会生活上問題がないように過ごしています。仲の良い同僚や友人でも、家庭での立ち入った様子までよく知っている人はあまり多くありません。すると、DVが行われている様子を周囲の人が目撃することが難しく、仮に目撃したとしても次の第三者に「普段からは想像できない」その人の様子を証明することも難しいでしょう。

それゆえ、DV被害者も「誰かに言っても信じてもらえないのではないか」「逆に自分が気にしすぎだと言われるのではないか」などと思い悩み、周囲に訴えることができなくなってしまいます。仮に周囲に訴えることができても、実際に周囲からの助けが得られないと、暴力に対して「自分が悪いからこうなるのだ」と考えるようになってしまいます。特に、DVは反復して行われることがほとんどで、暴力を何度も繰り返されていると「自分が間違っていたから怒らせてしまったんだ」と自分を責めるような心理状態に陥ってしまいます。

自分のせいだと思うようになると、余計に人に相談できなくなるという悪循環が生まれてしまいます。そのまま、家庭に閉じこもって社会から孤立してしまうと、加害者は被害者の行動をより支配し、DVをエスカレートさせていく可能性があります。

一般の人からすると「暴力を振るう方が悪いのだから、その相手から逃げればいい」と考えられがちですが、周囲に相談しにくい状態で、どこへどのようにして逃げるのか、衣食住などの生活はどうするのか、をすぐに解決できる人はほとんどいないでしょう。また、前述したように暴力の種類は身体的なものだけではありません。特に経済的暴力や社会的暴力、子どもを利用した暴力が重なっていると、DV被害者にとっては逃げるという行為もその後の報復を考えると恐ろしいことです。

慢性的にDVを受けることにより、PTSD(Post Traumatic Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害)などさまざまな精神疾患に罹患してしまう被害者もいます。その他にも、不安障害や気分障害、解離性障害、アルコール依存症などの精神疾患も見られます。

DV被害のための心理カウンセリング

シドニーにある心理カウンセリングルームの「こころクリニック」では、オーストラリアでDVに悩む方ためのカウンセリング、さまざまな心理療法にも対応しています。

カウンセリングは心をケアする場であることはもちろん、その人が安心して生きていけるように調整するために何ができるか考えていく場でもあります。家庭内の暴力や経済的な不安などについても、正規の資格を持つサイコロジストがプライバシーを守り、あなたの話すことを信じて耳を傾けてくれます。

「こころクリニック」のサイコロジストのやの先生は、心理カウンセリングルームを20年以上運営し、30年以上の日本の臨床心理士経験を活かしたオーストラリアの登録サイコロジストとして活躍しています。

オーストラリアのクリニックで心理カウンセリングや心理療法が可能な職種には、サイコロジスト、サイコセラピスト、カウンセラー、ソーシャルワーカーがありますが、その中でもソーシャルワーカーと並ぶ「医療資格」であり、心理カウンセリングと心理療法を専門とする職種が、サイコロジスト。

オーストラリア人にとって、メンタライゼーションのトレーニングを含めた心理カウンセリングは身近な存在。カップルカウンセリングやアンガーマネージメントなどちょっとした暮らしづらさの改善や、「期待していたように物事が進まない」といった些細な行き詰まりからでも、悩みが深刻になる前に早めに相談するという習慣があります。

  • 何をどこに相談したらいいのかわからない
  • そもそも、相談すべき状態なのかもわからない
  • とにかくどこかに逃げ場がほしい
  • 八方塞がりの今をどうにかしたい

そんな方々が、適切な援助を受けられるように話を聞いてくれるので、ご安心ください。

DV被害者を支援する「Victims Support Scheme」があります

オーストラリアに長く住むメディケアをお持ちの方や、学生保険に加入している学生の方であれば、「こころクリニック」での心理カウンセリングの他にも、オーストラリアのDepartmen of Community and Justice(コミュニティ司法省)によるカウンセリングサービス「Victims Support Scheme」を受けることができます。

「Victims Support Scheme」は、NSW州で暴力犯罪などにより負傷した場合、心理カウンセリング、経済的援助などのサポートを受けることができる被害者支援制度です。被害者権利委員会(Commission of Victims Rights)によって運営されています。

スキーム申請が通ると、NSW州でのカウンセリング無料サービス(22時間)「Victims Service counseling」、加害者から逃げるために必須である住宅費用などの金銭の援助「Domestic Violence Support Package」、犯罪被害者給付金「Recognition Payment」などを受け取ることができます

被害者支援制度のサービスを受けるには、下記の申請フォームに必要事項を記入してレファレンスナンバーを取得する必要があります。

「Victims Support Scheme」申請フォーム:https://vsconnect.my.site.com/vsapplications/s/application-for-support
※聴覚または言語に障害のある方は、全国リレーサービス 13 36 77(TTY)または 1300 555 727 に電話してください。
※日本語への通訳が必要な場合は、翻訳・通訳サービス 13 14 50 に電話してください。
※どのような支援を受けられるか、どのような情報が必要なのか、申請期限はいつまでか、などは被害者の状況によって異なります。

被害者支援制度のサービスについて詳しくはこちら

「Victims Service counseling」でNSW州の心理カウンセリングを22時間無料で受けられます

「こころクリニック」のカウンセリングルームは、タウンホール駅から徒歩6分、ミュージアム駅から徒歩7分、チャイナタウン・ライトレール駅から徒歩4分のところにあるパシフィック・トレード・センターにあります。

8階がカウンセリングルーム、3階がレセプションになり、最初に3階の待合エリアでお待ちになり、到着をサイコロジストまでテキストください。クリニックの方の準備ができましたら、テキストでお呼びいたします。カウンセリングルームは個室でプライバシーが守られますのでご安心ください。

DV被害にお悩みの方は、安心・安全の確保されたスペースである「こころクリニック」へ気軽に相談してみましょう。

「Victims Service counseling」を使って「こころクリニック」にてやの先生のカウンセリングを希望する方は、以下の手順でお申し込みください。

臨床心理士・やのしおり
電話:0416-006-835(受付時間8:00-22:00 シドニー現地時間)
Email:sydney@cocoroclinic.com

① 上記の「Victims Support Scheme」を申請する
② 以下の項目をメールまたはテキストに記入する
・取得したレファレンスナンバー
・氏名(アルファベット)
・生年月日
③ 「こころクリニック」臨床心理士・やのしおり宛に送信する
④ 追ってご返信します

また、JAMS.TVでも「オーストラリアで家庭内暴力・性的暴力にあった場合の対処」に関する記事を掲載しています。必要な方は併せてご参照ください。

シドニーの心理カウンセリングルーム「こころクリニック」とは

心理カウンセリングのサイコロジストは、悩みを抱える人々が良い意思決定という形で行動できるようになることを援助してくれます。心理カウンセリングを受ける人は自分の状況や気持ちを話し、サイコロジストはそれを理解するために耳を傾けます。そのプロセスの中で、「わかってもらえた」「すっきりした」などの感覚と経験を得られること、そしてサイコロジストとの信頼関係の中で自分を客観視できるようになり、直面している問題に取り組めるようになることが心理カウンセリングの良いところ。

また、サイコロジストからの的確なサポートから自分の考え方や行動パターンを変えていったり、今後のストレスにどのように対処していくか、自分をどのようにマネジメントしていくか、といったことも習得していくことができます。このようなプロセスをサイコロジストと一緒に歩むことは、現状の問題の改善だけでなく、社会の中でその人があるがまま、美味しいものを食べた時のように楽しく明るい気持ちで、より良く生きることにもつながるでしょう。

このような心理カウンセリングの効果を生むためには、サイコロジストとの関係の質、用いる技法はとても重要なポイントです。

「こころクリニック」担当サイコロジスト(臨床心理士)

「こころクリニック」には、日本とオーストラリアの両国の臨床心理士の資格と経験がある、経験の長い日本人開業サイコロジストやのしおりさんが在籍。Australian Psychological Societyの正会員歴20年以上、臨床経験は30年以上、シドニーの心理カウンセリングルームも20年以上運営しています。

日本の「公認心理師試験」にも合格し、日豪両国で臨床心理士の資格取得後も心理臨床の専門家として研鑽を積んでいるサイコロジストです。

「公認心理師試験」について
公認心理師は、2017年に心理職初の国家資格として新設された試験に合格した人が名乗れる資格。心の問題を抱えた人に対して心理学の知識と技術を用いて援助する専門家の中でも、公認心理師は「唯一の日本国家資格」です。
主な役割は、心理的な問題を抱えた人に対してカウンセリングを実施、問題を分析し、助言や指導をし、問題解決まで導くこと。それに加えて、心の健康に関する知識を一般に広げるために、積極的に教育活動や情報提供をしていくことも大事な役割としてあります。

「こころクリニック」の心理療法は、共感的カウンセリングを基本としています。何より大切にしている治療の根本は常に「共感」であり、このサイコロジストの共感力が相談者の自己治癒力を高めることにも一役買います。何でも話せて、気持ちに共感してもらえる関係の中で、サイコロジストとプランニングした現実的なゴールに向かい、一人一人に合ったプロセスを進めていきます。

日豪両国の臨床心理士資格を持つ心理臨床の専門家として、自分と他者に対するメンタライゼーションについても相談することができます。他にもEMDR、認知行動療法、精神療法など、丁寧にカウンセリングをした上で本人の心の状態に合わせた適切な治療が用いられます。

心理カウンセリングの効果は、実証研究でも確認されています。例えば、うつの症状に関しては約50の厳密な研究を通して認知行動療法での明確な効果が示され、うつ症状の改善に寄与し、再発の予防にも寄与しています。

一回や数回のカウンセリングで終結するケースもあれば、さらに回数を重ねるケースもありますが、カウンセリングを必要としなくなった時が、ゴール達成の時。サイコロジストとのセッションは終結しても、「こころクリニック」のカウンセリングで得られたことを胸に、現実世界の中で存分に羽ばたきましょう。

「こころクリニック」が専門とする相談内容

  • 大切な人を失った悲しみ
  • うつや落ち込み
  • よりポジティブな考え方を身につけたい
  • 不安
  • 不眠
  • 悩みごとやストレス
  • カップルや夫婦間の問題、家族のコミュニケーションの問題
  • 子育ての悩み
  • 過去や現在の体験について気持ちの整理をしたい
  • 対人関係、対人緊張、職場や学校でのストレス
  • ショックな経験の後で落ち込んでいる
  • 気分の波がある、イライラしやすい
  • 進路の問題、自分の方向性を明確にしたい
  • セクシャリティ(LGBTIQ+)の悩み
  • 生理前の月経症候群(PMS)
  • アフターコロナのメンタライゼーション
  • アンガーマネジメント
  • ストレスマネジメント
  • 認知バイアスの改善
  • 複雑性PTSD
  • トラウマインフォームドケア
  • 児童虐待サバイバー
  • 性暴力被害
  • 適応障害

上記以外にも相談者に合わせた心理カウンセリングに対応しています。

「こころクリニック」の主なカウンセリング方法

  1. 来談者中心療法/ヒューマニスティック・カウンセリング
    問題をレビューし、自分の気持ちや方向性に気づきや再確認をサポートする基本のカウンセリング。
  2. 心理教育/認知行動療法/対人関係療法/リラクセーション・呼吸法/マインドフルネス/アクセプタンス&コミットメント・セラピー
    気分の落ち込み、不安、パニックに対して、その症状に関係していると思われる要因を取り除くためのカウンセリング。
  3. 動機付け面接法/認知行動療法
    人や物に対する依存や行動への悩みを和らげるためのカウンセリング。
  4. 精神力動的精神療法/交流分析
    過去の親子関係の体験が現在の問題に影響していることが考えられる場合に、どんな親子関係の質でどんな影響を受けたのかを再認識し、ワークスルーの作業を進めるカウンセリング。
  5. ソーシャルスキルトレーニング/認知行動療法/交流分析
    自信が少ない、対人関係に悩んでいる、その問題が過去や育ちの問題から来ている、といった場合に一助となるカウンセリング。
  6. グリーフカウンセリング
    大事な人や状況を失った対象喪失後のグリーフの方のためのカウンセリング。

他にも子どものためのプレイセラピーや日本語の発達・知能検査を行った上での発達アセスメント、カップルまたは家族カウンセリングなども受付中。

「カウンセリングを受けてみたいけど、その前にサイコロジストと話して雰囲気を見てみたい」という方は、電話もしくはビデオ通話にて、5分〜10分程度の説明時間を設け、その際にやりとりしながらカウンセリングを検討していただくことは可能です。もちろん、その場合に料金は発生しません。

また、カウンセリングの費用を保険でカバーするためには、GPによる診断が必要になりますが、「自分の悩みをGPに英語で説明することに不安があり、サイコロジストからの紹介状がほしい」という方は、GPでプランを作られた後の本来の初回セッションをご予約いただける方には、サイコロジストからGPに紹介状を書くための45分無料セッションは設定できる可能性があります。同クリニックまで気軽に問い合わせてみましょう。

「こころクリニック」のカウンセリングの流れについてはこちら

オーストラリアでも高まる心理カウンセリングに対する需要

新型コロナウイルスの感染流行が始まって以来、世界的に心理カウンセリングに対する需要が高まっています。これには新型コロナウイルスの直接の感染による身体的・心理的な影響に加えて、長期に及ぶロックダウンなどのパンデミック制限による精神衛生への影響も関係していると思われます。

全国1,400人以上のAustralian Public Service会員を対象とした独自の調査では、全体の88%にのぼるサイコロジストが、心理カウンセリングに対する需要が高まったと回答。また、サイコロジストの3人に2人は、パンデミック以後に新規の患者が増えたと言います。

オーストラリアのサイコロジストは、新型コロナウイルス治療後の患者を心理的にサポートし、長期的なLong COVID(Post COVID)の症状への適応と患者自身によるコントロールを、二人三脚で担ってくれる存在です。

新型コロナウイルスの治療後、その患者の心理的健康やウェルビーイングをモニタリングし、定期的なフォローアップをします。特に、うつ病、不安、社会的孤立、回復の過程に伴う神経的問題のリスク増加の要因を一緒に特定してゆき、認知行動療法、トラウマ焦点型認知行動療法、セルフモニタリングなど一人ひとりに合った対処を施すことになります。

【フォローアップできるLong COVID(Post COVID)の症状】
・抑うつ/不安症状
・恐怖
・PTSD
・疲労/不眠
・認知機能
・日常生活の乱れ
・新型コロナウイルスに感染したことによる社会的悪影響やスティグマ

オーストラリアの心理療法には保険カバーあり

オーストラリアの心理カウンセリングには医療保険カバーが適用されます

医療資格がなく学会員メンバーシップのみで働くカウンセラーやサイコセラピストよりも、医療資格であるサイコロジストの修業年数はさらに長く、その信頼性と専門性は医療保険カバーの範囲にも現れます。

そのため、先に一般医GPの紹介があれば、ワーホリや留学生の海外旅行保険やOSHC(学生保険)などほとんどの保険で心理カウンセリング費用がカバーされます。永住者であればメディケア保険で診療費がカバーされます。

オーストラリアの国家資格を持つ「こころクリニック」なら、メディケアをお持ちの方は対面も遠隔もバルクビル(自己負担なし)で診察可能。また、テレヘルス心理カウンセリングを含めた遠隔医療サービスにも、メディケアや学生保険による保険カバーが常時適用。クリニックまで行けない方やシドニー以外にお住まいの方も、遠隔の心理カウンセリングを受けることができます。

メディケアの保険でカバーできる心理療法は以下の通りです。

  1. Psycho-education (including motivational interviewing)
  2. Cognitive-behavioural therapy including:
    Behavioural interventions
  3. Behaviour modification
    Exposure techniques
    Activity scheduling
    Cognitive interventions
    Cognitive therapy
  4. Relaxation strategies
    Progressive muscle relaxation
    Controlled breathing
  5. Skills training
    Problem solving skills and training
    Anger management
    Social skills training
    Communication training
    Stress management
    Parent management training
  6. Interpersonal therapy (especially for depression)
  7. Narrative therapy (for Aboriginal and Torres Strait Islander people)
  8. Eye-Movement Desensitisation Reprocessing (EMDR)

現在は、テレヘルス心理カウンセリングを含めた遠隔医療サービスにもメディケアや学生保険による保険カバーが適用されています。

サイコロジストのテレヘルス・カウンセリングは、クリニックでの対面かテレヘルスか常時いずれかの方法を選べて、クリニックまで行けない方やシドニー以外にお住まいの方も、遠隔の心理カウンセリングを受けることができるようになりました。

「こころクリニック」への予約・お問い合わせ

所在地:Suite 805A, Level 8, Pacific Trade Centre, 368 Sussex Street, Sydney NSW 2000
電話:0416-006-835(受付時間8:00-22:00 シドニー現地時間)
Email:sydney@cocoroclinic.com

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新カウンセリングルームのあるパシフィック・トレード・センターの入口は、サセックス・ストリート上にある「興業地産」の青い看板のお隣です。

シドニーこころクリニック

所在地:Suite 805A, Level 8, Pacific Trade Centre, 368 Sussex Street, Sydney NSW 2000
電話:0416 006 835(受付時間 8:00 – 22:00)
メール:sydney@cocoroclinic.com
営業時間:月~土 8:30 – 20:00(日祝要相談)※予約制
ウェブ:http://cocoroclinic.com
英語ウェブ:http://en.cocoroclinic.com
Facebook:www.facebook.com/SydneyCocoroClinic

パシフィック・トレード・センターの8階!

 

「こころクリニック」の実際の様子を知りたい方に
▶︎JAMSスタッフが心理カウンセリングをロールプレイで体験
▶︎JAMSスタッフがマインドフルネスメディテーションを体験
▶︎シドニーで唯一の日本人サイコロジストの相談室に密着
▶︎シドニーの日本人のキモチのより所へ行ってみよう
▶︎シティに新オープン!「シドニーこころクリニック」を取材

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