パリーミキの向井です。
素材」と設計でレンズは変わる
メガネのレンズの種類は「素材」と「設計」によって分けられます。
素材としては、大きく分けるとプラスチックとガラスがあります。昔はガラスレンズが主流でしたが、最近はプラスチックレンズがほとんどを占めています。
ガラスレンズにくらべて軽くて、割れにくく、カラーバリエーションが豊富なことなどがプラスチックレンズの魅力です。いっぽうガラスレンズには表面が硬く傷つきにくいという良い面があります。プラスチックレンズもコーティング技術が進んで傷つきにくくはなっていますが、カメラが趣味の方などは、ファインダーをのぞくことが多いので、キズに強いガラスレンズを選択することもあります。
一方、設計による種類としては、大きく分けて「単焦点レンズ」と「多焦点レンズ」があります。遠くだけを見たい、近くだけを見たいというように、1枚のレンズにひとつの焦点のレンズが単焦点、遠く用と近く用などの複数の焦点が1枚のレンズに入ったものが多焦点です。単焦点レンズは近視、遠視、乱視などの一般的な視力補正に用いられ、多焦点レンズは主に老視(老眼)の時に使用します。多焦点レンズでは、最近は境目のない「累進屈折力レンズ」が主流です。
ちなみに、視力測定で得られた度数によってだけでなく、その人がどこまで見たいか、どういう状況で見たいかによって、その視力を出すためのレンズが変わってきます。運転するときのメガネを作るのか、仕事をするときのメガネにするのかによってレンズは変わるということなのです。
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