「男の子が生まれました!」と日本にいる友から便りがありました。数カ月前に日本で会ったときにその昔自分が生まれてくる子につけようと用意していた名前について話したことを思い出しました。彼が子供の名前をどうするかでだいぶ悩んでいたようだったからです。自分も20数年ほど前に同じことで悩んだ経験があります。
ウチの場合、奥さんがオーストラリア人なのでちょっと面倒でした。向こうの家族からしたら英語の名前をつけたいと思うのは当然のこと。そのことに異議を唱えるつもりもそんな勇気もまったくなかったので、どうしたものかと奥さんといろいろ考え、日本語でも英語でも通用する名前をつけようということになりました。こちらサイドの希望は漢字で名前をつけたいということ。当て字はもちろんダメです。最初の子供の場合は、超音波検査で性別が確認されていたため男の子の名前をとりあえずリストアップすることになったのですが、いざ頭を捻ってみても男の子の名前がなかなか浮かんできませんでした。20数年前ですからね、そんなしゃれた名前なんてまだ一般的ではない時代ですよ。真っ先に頭に浮かんだのが“KEN”だったのですが、ウチの場合、日本語の場合の名字のと組み合わせが悪く即却下。ちなみにオーストラリアと日本でそれぞれ違う名前をつけるという方法もありましたが、それはちょっと反則というか、しっくりこなかったのでその案は頭から除外していました。だってこっちでマイケルって呼ばれているのに、日本に行ったらいきなり太郎になるっていうのもねえ、なんか結構面倒臭そうだし…。
結局たまたま日本のことなんかまったく知らない友人(オーストラリア人男性)が何かの拍子に言った「“RICKEY”なんてどう?」で決まってしまったのです。もちろん彼が日本人の名前なんて意識しているわけはありません。決まる時はそんなもんです。スペルを“RIKI”にして、漢字は日本にいる母が字画とかいろいろ調べて、シンプルに“力”としました。めでたし、めでたし。
時は流れて4年後…。第二子を授かり、奥さんがまた男の子の予感がすると言うのです。一所懸命考えましたよ。ない知恵を絞って絞って絞り尽くして最終的にふたつの名前を考え出し胸にあたためていました。今でもいい名前だと思っています。ひとつが“平”くん(英語だと“TYLOR” と書きます)。そしてもうひとつが“飛雄”くん(“HUGH”)です。今でも会心のアイデアだったと思っています。でも結局はどちらも奥さんのお眼鏡に適わず、ボツ。代案はなし、さあ、生まれて来ちゃうよ間に合わないよ~、と生まれてきたのが女の子だったとさ、めでたし、めでたし…。女の子の名前はわりと簡単でした。何の苦労もなくさささっと決まったことを覚えています。
友からの便りでそんな昔のことを思い出したのでありました。そう言えば、子供の名前をまだ聞いていなかったなあ。
ちなみにベネッセコーポレーションの「たまひよ名前ランキング」(2015年)による人気の名前(読み、響き)は以下のとおりです。「~子」とか「~彦」なんて名前はもうつけないんですね。
http://tamahiyo.jp/namae/2015/read-ranking.html
男の子の名前
1位 はると
2位 ゆうと
3位 そうた
4位 はるき
5位 そうすけ
6位 ゆいと
7位 りく
8位 ゆうき
9位 そうま
9位 ひなた
※「はると」は7年連続トップ。
女の子の名前
1位 めい
2位 ゆい
3位 はな
4位 あおい
5位 ひまり
6位 こはる
7位 さくら
8位 りん
9位 あかり
10位 ほのか
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