ビジネス

グラフィックアーティストKentaro Yoshidaがネットワークイベントにて講演

ビジネスアプリ構築クラウドサービスのkintoneと、企業家やリーダーを育成するビジネス専門学校のAcademy of Entrepreneursが、新しいネットワークイベント「Japanese Entrepreneurial Networking Event」を立ち上げ、第1回目となる今回は、日本人グラフィックアーティストのケンタロウ・ヨシダ氏をゲストスピーカーに迎え、9月15日にピアモントのOVOLO Hotelにて開催された。kintoneが先月より開催しているデザインや広告、マーケティングなどを主題にディスカッションするイベントの延長として企画された今回のネットワークイベントは、関連業界で活躍している人物によるプレゼンテーションと来場者との参加型ディスカッションを目的としたもの。

スピーカーを務めたヨシダ氏は、18歳で来豪しUTS(シドニー工科大学)のビジュアルコミュニケーション学科にてイラストレーションを学んだ後、GoogleやCommonwealth Bank、Optus、NRMAなど国内外にクライアントを持つ大手広告代理店M&C Saatchiに就職。グラフィックデザイナーとして働きながら、Kentaro Yoshida名義でフリーランスのイラストレーターとして、ローカルサーフブランドのBILLABONGやHURLEY、スニーカーで有名なCONVERSE、アメリカのポップパンクバンドのBlink182、SONYの商品デザインにも携わっている。スカルをモチーフとするイラストレーターとしての作風は、人生の明暗や対局するヨシダ氏自身の精神を表現しているそうだ。

今回のプレゼンテーションでは、自らの生い立ちやデザインとアートの相互性をスクリーンで披露し、デザインとアートの相互性や違いについてユーモアを交えつつ、クライアントからの指示内容と自身の成果を照らし合わせながら簡潔に紹介。「アートを表現していく中でデザインの知識や技術を身につけたことが、現在のコマーシャルイラストレーションの仕事やキャリアにもつながった。皆さんにも、ちょっとしたデザインの知識や技術を自分の仕事やライフスタイルに役立ててもらえたらと思う。僕の場合はデザインとアートですが、皆さんの持つ何かとデザインを掛け合わせた時、どんなことが起こるんだろうと想像してみてほしい」と語った。

プレゼンテーション後はQ&Aセッションの時間が設けられた他、ホテルのラウンジで各々ドリンクを片手にヨシダ氏とのアートとデザインに彩られた会話を心ゆくまで楽しんだ。

文:武田彩愛(編集部)/撮影:千葉征徳(編集部)

この記事をシェアする

この投稿者の記事一覧

概要・お問い合わせ

その他の記事はこちら