食べ放題の価値
先日ウェディング雑誌の関係で東京を訪問した際に、いつも御世話になっているプロジェクトコーディネーターの
山中さんと某高級ホテルのディナーバイキングに行く事になった。
私と山中さんは数年前に某雑誌の撮影で知り合ってから意気投合し、東京で撮影のお仕事があると、
わざわざ呼んで頂いたり、素敵なホテルを手配して頂いたりと、いつも大変御世話になっているのだ。
何を隠そう山中さんはテレビよりも男性よりもバイキングが大好きで、東京中のバイキングを渡り歩く事が好きな小柄な女性である。
ちなみにバイキングの次に好きなのは”コンビニのおでん”らしいので、単に食べ物が好きという風にもとれるのだが、
その事については誰も触れないようにしている。
シドニーのバイキングもおいしいけれど、日本のバイキングの種類は比べ物になら無いほどバラエティーに富んでいて、
エビだけでも、お馴染みの塩茹でしたものを始め、寿司や刺身、蒸しエビやチーズのグリル焼き、海老シュウマイや
エビの味噌汁まであったのには驚いた。
その他にも、目がチカチカするようなカラフルな彩りのデザートや、世界中の食品が集結したような豪華なお料理がどーんと並んでいて、“THE贅沢!”という言葉がピッタリなお食事だった。
そんな事を気にする様子も無く、山中さんはお皿の一番上に乗った、巨大エビのグリルにかぶりつきながらこう言った。
私以前はねぇ、とにかく“もう限界・・・”というまで食べる事がバイキングだと思っていたのですが、
最近は色々な物を食べれるという楽しみに変わってきたんですー“
山中さんは巨大エビのシッポまでも元気良くたいらげた。
(私) “そう言えば、私も昔は食べ放題と言うよりは、大食い大会に近い食べ方をしてましたけど、
最近はそれほど食べる量が減ったせいか、バイキングはあまり行かなくなりましたー“
(山中) “あっ!それすごくわかります!胃袋ってちっちゃくなるんですかねー?私なんて、暇とお金さえあれば
バイキングに行ってるんですけど、それでも食べる量がどーんと減りましたよぉー“
山中さんはそう言って立ち上がり、休憩する間もなく4皿目に突入した。
(私) “えっ!!そ、それですかーー? 本当にバイキングが好きなんですねぇ・・・。”
(山中) “そうなんですよぉ、以前オンラインで知り合った男性にふられたんですけど、
実はそれもバイキングのせいなんです・・。”
(私) “えっ・・・・。 バイキングが好きでふられちゃったんですか??何て言われたんですかー?”
山中さんは、濃厚なチョコレートムースにスープ用のスプーンを差し込んでこう言った。
(山中) “言われたというより、携帯にメールが着たんですよ。 お前、食べすぎで気持ち悪いって!ひどくないですかーー?”
(私) “・・・・・・・・・・・。”
こうして私と山中さんは2時間もの間食べまくり、帰りに10%割引券をしっかり頂いてホテルを後にしたのだった。
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