豪華な母の日のプレゼント
“毎年素敵なプレゼントをありがとう。優しい息子を持ってお母さんは幸せです。”
そんなシーンを想像していたのは、毎年懲りないこの私だ。
イメージとしては、カーネーションの花束を受け取った黒木瞳似の母が、“あの子も大人になったわね・・” などと言って、お医者様の父と涙ぐむといったシーンを想像して頂ければいいと思う。父役は、渡部謙辺りが適役だ。
ちなみに今年は、“豪華胡蝶蘭の5本立て”というのをオンラインで購入した。
私にとっては割りとゴージャスな贈り物である。
真っ白の胡蝶蘭で、花びらの真ん中だけがちょっとピンクなゴージャス系だ。 銀座の高級クラブ辺りにドーンと飾ってあるような感じだろうか。
そのウェブサイトによると、“芸能人やセレブの方も御用達・母の日にピッタリ!胡蝶蘭が嫌いなお母さんはゼロ!“と書いてあった。
“なるほど、セレブも使っているのか! 胡蝶蘭が嫌いなお母さんって聞いた事ないよな。“
あっさりキャッチフレーズにやられた私は、母からの喜びの電話をワクワクしながら待った。
ちなみに昨年は季節外れのタラバガニでガッカリさせ、その前は写真とは似ても似つかないちっぽけなブリザードフラワーが届き、今年は慎重にプレゼント選ぶことを余儀なくされたのは言うまでもない。
母の日の夕方、母から電話が鳴った。
“ちょっとあんたーっ!無茶苦茶でっかい胡蝶蘭届いたでー!
あんなん大きすぎて置く所ないわーー!もったいなーーい!”
”へっ・・・?”
どうやら悪いのは胡蝶蘭ではなく、市営住宅の狭さらしい。その辺りは京都の市長さんにご相談頂きたいものである。
そして市営住宅には、黒木瞳も渡部謙も居ない。居るのは足の踏み場が無い狭い家で、胡蝶蘭の置き場に困る我母だけである。
来年は手のひらサイズのサボテンあたりが妥当かなー・・・。と反省の念がやまない私だ。
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