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学校終了後になが~~~~く滞在可能な都市は?

こんにちは、iae留学ネットです。

 

オーストラリアでは学校を卒業した後に、オーストラリア国内で就労ができる卒業生ビザが取得できるのをご存じですか?通常、2年間発行されるこの卒業生ビザは、地域よってはなんと、3~4年間取得できる場合もあります。

これから進学進学をお考えの方、そして将来オーストラリアで少しでも長くお仕事を経験したい方、永住権申請などを視野に入れている方にとっては大変重要な情報です!

ぜひこれからの皆様の将来設計、進学プランにお役立てください。

オーストラリアの卒業生ビザについて

通常、オーストラリアでは2年間以上の専門コースや学士号以上のコースを修了した後、卒業生ビザ(Temporary Graduate Visa)の申請が可能です。こちらの卒業生ビザを保持していれば、就学もフルタイムでの就労も可能(ぶっちゃけニートも可・・)です。

なお卒業生ビザ取得後は、オーストラリアでの永住を目指す方が職業経験を積んだり、長期滞在が可能なビザのスポンサーになってくれる企業を探したりと、長期滞在の可能性を模索できるため、将来海外で少しでも長く生活したい、現地就職したいと考えている方には大変魅力的な制度です。

当たり前ですが逆に言えば学生ビザ終了後に有効なビザがないと、卒業してから就職しようがない(=永住のしようがない)のです。

卒業生ビザの2つのタイプについて

オーストラリアの卒業生ビザには2種類のタイプがあり、ビザを取得する為の必要条件や滞在可能期間が異なります。

①Graduate Work stream (18ヶ月)

こちらの卒業生ビザは、Skilled Occupation List(SOL)と呼ばれる職業リストに記載されている職業に関連する2年以上のコースを修了している必要があります。なお、卒業生ビザを取得すると、18ヵ月の滞在期間が認められます。

「2年以上のコース」とありますが、指定スキル審査機関に認められたコースでなければならないため注意が必要です。また、こちらのタイプの卒業生ビザでは追加年数はなくあくまで1.5年のみ滞在可能です。実際問題、卒業後このタイプの卒業生ビザを取得できたとしてもその後の永住ビザ取得が容易ではないみたいです。

②Post-Study Work stream (2年以上)

こちらの卒業生ビザの取得には、就学する分野は関係なく、Bachelor(学士)以上のDegree(学位)が取得可能なコースを修了していることが必要条件です。

【滞在可能期間】
修了したプログラムにより卒業生ビザの期間が異なります。

  • Bachelor Degree(学士号):2年間
  • Masters Degree(Couresework)(修士号):2年間
  • Masters Degree(Research)(修士号:研究):3年間
  • Doctor Degree (博士号):4年間

卒業生ビザの申請条件

  • 49歳以下
  • オーストラリアに居住
  • 有効なビザの保持(過去6か月以内に学生ビザを有してオーストラリアに滞在していた履歴)
  • 2年以上でDiploma以上の学位が取得できるコースの修了
  • IELTS Overall 6.0以上
  • 大学を卒業または、職業リストに載っている職業に関連するコースの修了
    …など

卒業生ビザ申請に有利な地域とは?

なお、Post-study Work Streamの卒業生ビザは「Regional area」と言われる指定地域にある大学を卒業した場合、プラス1年間~2年間取得可能(地域による)となります。ということは、学士号/修士号を勉強された方は卒業後合計で3~4年滞在・就労ができるのです!

その指定地域とは・・・ずばり、

ニューキャッスル

ウーロンゴン

アデレード

パース

ゴールドコースト

ダーウィン

キャンベラ

ホバート などです。

首都も州都も入っていてびっくりしませんか?オーストラリア政府が今後人口増加を促進したい都市みたいですので、今の所シドニーやメルボルンなどと比べるとややゆったりした都市ですが、逆に考えるとこれらの地域はオーストラリアの中でも比較的物価や学費が安いので、生活費を抑えながら留学生生活を送りたい方にもピッタリな地域。

中でも、アデレードがある南オーストラリア州は、2030年までに留学生を8倍に増やす施策を州政府が大々的に発表しており、大学へのインフラ整備や雇用拡大にも力を入れており、今後の成長が見込まれるお薦めのエリアです!

また、国際観光系の学科に興味がある方には、世界有数の観光地であるゴールドコーストもお薦め。美しいビーチが50キロ以上続く沿岸沿いには外資系有名ホテルが立ち並び、世界中から観光客が年中訪れるため、レストラン、お土産屋、旅行会社、外資系ホテルが沢山あります。特に将来サービス業、ホスピタリティー業界で働きたい方には最高の学習環境です。

現時点では上記の都市の中でダーウィンが2年延長可能な都市でそれ以外は1年の模様。「Regional Area」の定義はアップデートされるようですので注意が必要です。

関連記事:『シドニーVSメルボルン 結局どっちが住みやすい?

指定地域①:ニューキャッスル・ウーロンゴン

シドニーにお住まいの方はご存知の方が多いのでは?ニューキャッスルへはシドニーから電車で約2時間半、ウーロンゴンへは約1時間半の距離です。シドニーと比べると家賃は安く、留学生も多いのでアジア料理や日本食へのアクセスもgoodです。学費がシドニーの大学と比べ安く設定されています。弊社の生徒様も多く通われていて、週末にシドニーに遊びに来られる方も多いです。

ニューキャッスル・ウーロンゴンにある大学はこちら

指定地域②:アデレード

アデレードはオーストラリアで5番目に大きな都市ですが、オーストラリアの文化と芸術の都として知られており、別名”ローズシティー”と呼ばれるほど美しい公園がたくさんあり、美術や芸術のフェスティバルも盛んに開催されています。筆者も出張で訪れたことが何度かありますが、CBDでは人が多くないのに道路が広いので道を歩いてても快適だったのが印象的でした(シドニーやメルボルンだと歩きスマホをしている人にぶつかりそうになる・・)

なお、この地域には大学は計3校あり、中でもオーストラリアを代表するG8(名門大学)の1つ、アデレード大学を筆頭に、医療・看護学科で有名なフリンダース大学、オーストラリア初の航空学科が設立された南オーストラリア大学などがあります。

アデレードにある大学はこちら

アデレード大学 The University of Adelaide
Flinders University フリンダース大学

指定地域③:パース

パースは西オーストラリア州の州都で、豊かな自然と広大なインド洋が望める美しい都市です。街全体にゆったりとした空間が流れており、勉強の息抜きに公園やビーチでリラックスする留学生も多いです。

シドニーやメルボルンなどよりも静かで落ち着いているので、勉強に集中したい留学生にはおすすめ。日本人も比較的少なめのため、英語漬けの環境に浸りたい方にもお薦めの都市です。

パースにある大学はこちら

UWA 西オーストラリア大学
カーティン工科大学 Curtin University of Technology
Murdoch University マードック大学
Edith Cowan University エディスコーワン大学

指定地域④:ゴールドコースト

2018年10月にRegional指定地域に指定されたばかりの比較的新しいエリア。年間300日以上晴天が続く世界有数のビーチリゾートのため、世界中からの観光客で1年中賑わいのある地域です。ゴールドコーストが指定されたのは意外でした。

中でもオーストラリアNo.1の国際観光学科がある、グリフィス大学が留学生に大変人気です。

ゴールドコーストにある大学はこちら

グリフィス大学
bond university logo ボンド大学

指定地域⑤:ダーウィン

ダーウィンはオーストラリアのノーザンテリトリーに位置する州都です。オーストラリアでは一番アジアに近い位置(ジャカルタまで2700km、那覇まで4300km、東京まで5400km程度)にあることから、非常に多文化的な都市です。

なお、ノーザンテリトリーで唯一の大学であるチャールズ・ダーウィン大学で一番人気のコースは、ホスピタリティー&クッカリー。なんと、サティフィケートⅢ、Ⅳ、ディプロマコースの組み合わせでも、卒業生就労ビザを4年間取得できます。

ダーウィンにある大学はこちら

Charles Darwin University チャールズダーウィン大学

指定地域⑥:キャンベラ

オーストラリアの首都・キャンベラもRegional Areaに指定されています。計画都市ですので渋滞が少なく、自然と都市が一体化しており大変住みやすい街です。ショッピング街のキャンベラセンターから植物園、図書館、研究機関、政府機関など全てが一つの都市にコンパクトに集まっており、どれも車で数分圏内と大変便利です。超名門オーストラリア唯一の国立大学・Australia National Universityがあります。

キャンベラにある大学はこちら

指定地域⑦:ホバート

タスマニア島の州都であり、全体的にゆったりとした雰囲気で他の都市と比べアジア人を街で見かけることはありません。公共交通機関はバスのみ(空港もあり)。一般的に夏の日中は涼しく、夜は一気に気温が下がる傾向にあります。港町ならではの海洋科学・海洋環境学・海洋創業学・海洋物流マネージメント・造船学など、海にまつわる学問で世界的に有名なタスマニア大学があります。

ホバートにある大学はこちら

 

まとめ

上記の地域以外にも大学キャンパスがある場所はあります。

留意する点としては卒業生ビザを保持している期間中はずっとその地域に住み続ける必要があるということです。

これから海外での大学進学、大学院進学をお考えの方で、特に将来海外で就職したい方や永住権を目指していきたい方にはこの卒業生ビザの存在は心強い味方ですね。

また、比較的物価が安めの地域でうまく生活費をやりくりしながら、卒業ビザでお仕事をしている間に就労ビザのスポンサー探しををするなど、都市の選び方で将来の可能性の広がり方が変わります。

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※上記の情報は2021年1月29日現在のもので今後変更の可能性がございます。

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