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【徹底解説】バイロンベイ留学ってどうなの? 基本情報とメリット・デメリット

美しいビーチに囲まれ、ホリデー先や移住先として世界でも人気急上昇中の都市、バイロンベイ。

とはいえ、日本人にとってバイロンベイはまだあまり知られておらず、名前は聞いたことあるけどどんな場所かよくわからないという人や名前すら聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか。

しかし、バイロンベイはヨーロッパ系の人々を中心に留学先としても人気で、オーストラリアの他のどの都市とも違うユニークな魅力が溢れる街です。

この記事では、バイロンベイの基本情報からバイロンベイ留学のメリット・デメリットまで、オーストラリアの穴場の留学先バイロンベイについて詳しく解説していきます。

バイロンベイってってどんな街? バイロンベイ基本情報

女性 芝生 寝転がる 友達 ギター<バイロンベイ基本情報>

正式名称:Byron Bay

人口:約9,000人(2021年時点)

面積:約12,406 平方キロメートル

日本との時差:+1時間(サマータイム時[10月~翌年4月]は+2時間)

バイロンベイは、ニューサウスウェールズ州北部にある港町で、オーストラリア大陸の最東端に位置しています。

シドニーやメルボルンなどの大都市とは対照的に、美しいビーチや国立公園などの自然に囲まれた穏やかな街です。バイロンベイには、こうした自然の美しさや自由を求めてサーファーやアーティストが集まって発展してきたという歴史があり、今でもヒッピー文化が根付いています。

近年ではオーストラリア出身の人気俳優クリス・ヘムズワースが、ロサンゼルスからバイロンベイに拠点を移し、バイロンベイでの生活の様子をSNSで紹介したことから注目度が急上昇し、国内だけでなく世界中でセレブのバカンス先として知られるようになりました。

また、ハイスクールミュージカルの主演のザック・エフロンも映画の撮影で来豪したのをきかっけにバイロンベイでの生活に魅了され、現在移住を検討していると言われています。

バイロンベイといえばヨガやサーフィン、オーガニックフードが有名で、ロハス(LOHAS=健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生活スタイル)という言葉がぴったりの街です。

留学中はオーストラリアの大自然に囲まれて過ごしたい人や、ヨガやオーガニックなどに興味がある人には特にチェックしていただきたい都市です。

バイロンベイ留学だからこそできることトップ3

女性 ビーチ サーフィン 波
バイロンベイはオーストラリアの他の人気の都市と比べて非常に個性豊かな都市なので、バイロンベイ留学では、他都市の留学ではなかなか味わえない特別な経験ができるでしょう。ここではそのいくつかを紹介します。

その1. ビーチのすぐ近くで穏やかなスローライフが楽しめる

バイロンベイシティはそのエリアの多くが海に面していて、中心地からすぐの場所にたくさんの美しいビーチがあります。

どのあたりに住んでいてもビーチへ歩いて5~15分ほどで行くことができるほどアクセスがよく、朝ビーチでヨガをしてから学校へ行き、放課後はサーフィンをするという夢のようなライフスタイルも可能です。

バイロンベイは街全体がのんびりとしていて落ち着いた雰囲気があります。高層ビルが一切なく、中心地でも平屋でオープンテラスのオシャレなカフェやレストランが並ぶ、非常にのどかな街です。

また、夜になると街のレストランやバーなどさまざまな場所から音楽が聞こえてきて、踊っている人や友達とわいわい集まっている光景が見られ、活気も感じられます。

またバイロンベイでは、美しいビーチが地元の人の生活の大切な一部となっており、ビーチでヨガのレッスンに参加したりのんびり海を眺めながら読書をしたりする人々の姿をよく見かけます。

都会の喧騒から離れて自分のペースでゆったりした生活基盤を築きたい人にはバイロンベイはぴったりの留学先でしょう。地元の人々の間にも自由や個性を尊重する文化があるので、自分らしさを追求できる環境が整っているというのもメリットと言えます。

その2. ヨガやサーフィンなどのアクティビティが本格的に学べる

女性 ヨガ 外
バイロンベイでは、海に近いロケーションを活かして語学学校でもヨガやサーフィンのコースが開講されています。

他の海沿いの都市でもサーフィンのレッスンやヨガのクラスを受けることは可能ですが、バイロンベイはより本気で学びたいという人にぴったりの選択肢です。

ヨガ留学やサーフィン留学をしたい人にはもちろん、留学を通して英語以外の「プラスアルファ」も得たいという人にとっても、バイロンベイ留学は付加価値をつけられるというメリットがあります。

バイロンベイは「ヨガの聖地」とも呼ばれており、さまざまなスタイルのヨガレッスンが開講されています。スタジオでのクラスの他に海辺でのヨガクラス、ヨガリトリートと言われる合宿タイプのヨガコースなども開講されています。

また、バイロンベイヨガセンターは1988年に設立されたオーストラリアで最も歴史ある老舗のヨガスクールの一つです。通常のヨガクラスも人気ですが、特に注目されているのはヨガインストラクター養成のコースで、ヨガオーストラリア協会と全米ヨガアライアンスの認定を受けているコースもあります。ヨガ留学をして帰国後にヨガインストラクターを目指したいという人に特にバイロンベイ留学はおすすめです。

さらに、バイロンベイヨガセンターのヨガティーチャートレーニングコースには日本人の通訳スタッフが常駐してくれるコースもあるため、「本格的にヨガを学びたいけれど英語で専門的な内容を理解できるかどうか不安」という人でも安心して始めることができます。

このようにバイロンベイでは、ただの語学留学だけではもったいないと感じるほどアクティビティを本格的に学べる環境が整っています。

その3. オーガニック製品を楽しみながらシンプルで健康的な生活を送れる

バイロンベイの人々は基本的に健康志向の人が多く、食材や日々使うものの素材などにこだわりを持っています。

そのため、お店ではさまざまなオーガニック製品が売られており、レストランやカフェではベジタリアンやグルテンフリー、ビーガンなどのメニューが豊富にあります。

バイロンベイにはマクドナルドやKFCなどのファストフード店がほとんどないのでジャンクフードを食べる機会が少なく、留学中、住んでいるうちに周囲の健康に対する意識の高さに影響を受けて自然と健康的な食生活になったという人もいます。

また、バイロンベイではさまざまな種類のオーガニック製品を見つけることができるので、オーガニック製品の買い物をするのもこの街の楽しみ方の一つです。

例えば、週末を中心に街のさまざまな場所で開かれるマーケットでは、オーガニック製品にこだわりと情熱をもった人たちが集まり、自然派の素材で作ったスキンケアアイテムやハンドメイドのジャムなどが販売されています。

こうした場所は地元の人との触れ合いの場でもあるので、フレンドリーなショップの店員さんとの会話を楽しみながら、オーガニック製品に関して詳しく教えてもらうこともできるかもしれません。

さらに、ファーマーズマーケットは毎週木曜日の朝に開催されるバイロンベイで一番有名なマーケットで、「バイロンベイファーマーズマーケット協会」という地元の有機農業生産者だけがメンバー登録できる協会が主催しています。

このファーマーズマーケットでは、地元の採れたてで新鮮な無農薬野菜や果物がたくさん並んでいます。その他にもハーブ、厳選された豆を使用したコーヒーや焼きたてパンなど、試してみたくなるようなものがたくさんあり、ぶらっと見て歩くだけでも楽しめます。オーガニックフードというと値段が高いという印象を持たれがちですが、バイロンベイではほとんどの商品が地元で生産されたものなので、比較的手ごろな価格で購入することができるのが嬉しいポイントです。

バイロンベイ留学のメリットとは?

女の子 リンゴ摘み 自然

バイロンベイ留学のメリット1. 大自然の中でアクティビティを堪能できる

バイロンベイ留学では、その恵まれた自然環境の中でさまざまな種類のアクティビティを楽しめるのがメリットの一つです。

ビーチが中心地のすぐ近くにあるので、少し空いた時間にビーチで遊べたりサーフィンやスキューバダイビングができたりと、海でのアクティビティが気軽に楽しめます。

アクティビティの種類も豊富で、カヤッキングやダイビング、SUP(スタンドアップパドル)の他、スカイダイビングや熱気球、ハンググライダーでバイロンベイエリアと透き通るような海を上空から一望できるというのも魅力的です。

また、ケープ・バイロン州立保護区はバイロンベイのシンボルであるケープ・バイロン灯台のある観光スポットですが、そこにある約3.7kmの遊歩道でのウォーキングも人気のアクティビティです。

ここでは熱帯雨林やそびえたつ断崖を抜けたら目の前には絶景の海が広がり、何度見ても飽きることのない絶景が味わえます。6月から11月の間はホエールウォッチングシーズンなので、ザトウクジラが沿岸を泳ぐ姿が見られるかもしれません。

このようにバイロンベイでは「これぞオーストラリアの大自然」というような景色が味わえ、留学中に他の都市ではなかなかできない貴重な経験をすることができます。

バイロンベイ留学のメリット2. 周辺にも人気の観光地がたくさんある

バイロンベイはそのコンパクトな街にも見どころがたっぷりとありますが、周辺にも国立公園や離島など人気の観光地があり、留学中に遊びに行ける場所がたくさんあるという点もメリットです。

週末や学校のホリデー中、クラスメートと旅行に出かけたいという時に、近場でも普段とは違う行き先やアクティビティが楽しめます。

バイロンベイ周辺の地域では、次のようなアクティビティが人気です。

・ジュリアン・ロックスでウミガメと一緒に泳ぐ
・セブン・マイル・ビーチで乗馬を楽しむ
・ナイトキャップ国立公園でワラビーやポッサムを探すナイトビジョンウォークに参加する
・バイロンベイの生態系などについて学べるエコツアーに参加する

このように、バイロンベイではさまざまな「非日常」が体験でき、長期留学で滞在していても決して飽きることはないでしょう。

ただの語学留学だけでは物足りないから「人生で一生の思い出に残る特別な経験をしたい」という人にとって、バイロンベイはそれを叶えられる選択肢の一つと言えます。

バイロンベイ留学のメリット3. 英語漬けの環境

バイロンベイは、オーストラリアの中でもヨーロッパ系の人に人気ですが在住日本人は少ない都市なので、日常の中で自然と英語を使う機会が多くなるというメリットがあります。

シドニーやメルボルン、ゴールドコーストのように日本人が多く住んでいる都市では、日常の中で日本人に出会ったり日本語に触れたりする機会が少なくありません。そのためこのような環境では、英語漬けの生活にするためには、日本人と関わりすぎないようにするなど常に意識をしておく必要があります。

しかしバイロンベイは語学学校でも日本人率は低いので、最初は心細かったり日本語が通じず苦労したりすることもあるかもしれませんが、英語を使わざるを得ない環境に身を置くことで語学学習への意識を高めることができるでしょう。

また、オーストラリア留学では選ぶ都市によっては英語の訛りが強い場所があり、地域の人とのコミュニケーションに苦戦するということもありますが、バイロンベイの人々の英語は基本的にクセがほぼないのでそうした心配もありません。

バイロンベイ留学のメリット4. 生活費が安く抑えられる

家積み木 タグバイロンベイ留学のその他のメリットとしては、観光客向けのお店を除けば物価がそれほど高くなく、生活費を安く抑えられるという点が挙げられます。

まず、バイロンベイでは交通費がほとんどかかりません。バイロンベイは1万人規模の小さな町なので市内には電車もバスもありません。普段の生活での移動は徒歩か自転車で済むほどコンパクトで、少し遠くへ行くときに車があれば便利というくらいです。

もし通学のための交通費を毎日払うとなると結構負担になってしまいますが、バイロンベイではこの部分の費用を削減することができます。

気になる家賃はというと、近年の不動産ブームにより家賃は上昇傾向にありますが、市内のオウンルームで150~250ドル/週ほどが相場です。街の規模から考えると家賃は決して安くありませんが、それでもシドニーやメルボルンなどの大都市と比べると出費は抑えられるでしょう。

また、バイロンベイでは年間を通して暖かい気候なので冬に暖房やコートなどの冬服が必要ありません。冬に寒くなる都市に留学すると冬服を買うお金だけでなく暖房費もかかることがありますが、その必要は全くありません。

バイロンベイ留学のメリット5. 音楽文化を楽しめる

バイロンベイは音楽好きが集まる街でもあります。街のあちこちでストリートミュージシャンの演奏が聴けたり、世界のトップパフォーマーが参加する音楽フェスがあったりと、音楽文化も楽しめるのもこの街のメリットです。

毎年3~4月のイースターホリデーに行われるバイロン・ベイ・ブルースフェスト(Byron Bay Bluesfest)は10万人観客が集まる音楽フェスで、過去にはボブ・ディランも参加しています。

その他にもさまざまな音楽イベントがありますが、バイロンベイではわざわざイベントに参加しなくても音楽が楽しめます。ビーチや路上で演奏するパフォーマーの周りに人が集まり盛り上がっている様子は日常の光景なので、ついつい自分も立ち止まって聴きたくなるでしょう。観客とパフォーマーの距離がとても近く、留学中にお気に入りのパフォーマーを見つけて仲良くなることもできるかもしれません。

バイロンベイ留学のデメリットとは?

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バイロンベイ留学のデメリット1. 日本からの直行便がない

バイロンベイ留学のデメリットですが、日本からバイロンベイへは残念ながら直行便がありません。

そもそもバイロンベイには空港がないので、ゴールドコーストかシドニー、ブリスベンまで飛行機で行き、バス、電車、車などへ乗り継ぐ必要があります。

留学途中で一時帰国せず、留学の最初と最後だけの移動だったとしても、たくさんの荷物を持っていることを想定すると、乗り継ぎ時に全ての荷物を持って移動しなければならないのは不便かもしれません。

また、オーストラリアの他の主要都市へ行くのもそれほどアクセスがよくありません。例えばバイロンベイからシドニーへは長距離バスで約13時間、車で9時間かかります。もしくは一度ゴールドコースト空港までバスや車で行ってから飛行機に乗る行き方もあります。

とはいえ、車があると行動範囲がとても広がるので少し離れた都市でも気軽に遊びに行くことができます。ゴールドコーストやブリスベンへの所要時間はそれぞれ片道1時間15分と2時間なので、日帰りや土日の旅行も十分楽しめます。可能な人は国際運転免許証を事前に準備しておくといいでしょう。

バイロンベイ留学のデメリット2. 求人の少なさ

バイロンベイはとても小さな規模の街なので求人数が非常に少ないというデメリットがあります。

オフィス系の求人はほとんどありませんし、日本人が比較的雇ってもらえやすいジャパニーズレストランもほんの数件しかありません。

また、カフェやレストランがそれほど多くない上に、接客業ではかなり高い英語力が求められるので、留学生やワーキングホリデーメーカーとして仕事を見つけるのは非常に困難と言われています。

留学生が比較的見つけやすい仕事としてはカフェや清掃員、ファームでの農作業ですが、オフシーズン(秋~冬の5~8月)は観光客が少なくなりますし、ファームの仕事も減ってしまいます。

そのため、バイロンベイ留学では学費と生活費を賄えるぐらいガッツリ稼ぐというのはあまり現実的ではありません。

バイロンベイに来る前に安心して生活できそうなだけの資金を準備しておく、もしくは安定して収入が得られそうなオンラインの仕事を見つけるなどの対策が必要でしょう。

バイロンベイ留学のデメリット3. コースの選択肢が限られている

バイロンベイ留学は語学学校で英語の勉強をしたい人やヨガやサーフィンを極めたい人には向いていますが、その他のコースは選択肢が非常に少ないのがデメリットでもあります。そのため、人によってはバイロンベイの学校では希望するコースが見つけられない可能性もあります。

例えば、IT、看護福祉、チャイルドケア、調理師などのコースはオーストラリア留学で人気のコースですが、バイロンベイ留学では開講しているところがありません。(2021年8月現在)

語学学校へ行った後で専門学校や大学へ進学してこうしたコースを学びたいと思っても、他の都市へ引っ越しをしなければならないというのはデメリットでしょう。

バイロンベイ留学のメリット・デメリットまとめ

女性 ギター 車 ヒッピーこの記事では、近年人気急上昇中のバイロンベイについて、基本情報から留学のメリット・デメリットまで詳しく解説してきました。

一度訪れたらそのビーチの美しさや人々の穏やかな暮らしに魅了されて移住したくなる人が続出のバイロンベイ。

・ヨガやサーフィンを本格的に学びたい人
・英語の勉強だけでなくオーストラリアの大自然やアウトドアアクティビティを満喫したい人
・留学中、豊かな自然に囲まれてスローライフを楽しみたい人
・オーガニックや自然素材にこだわった健康的な生活をしてみたい人

このような人にとってバイロンベイはまさにぴったりの選択肢でしょう。ただし、上で挙げたように求人が少ないなどのデメリットもありますので、特に資金面ではしっかりと準備をしておきましょう。

バイロンベイは短期間の滞在ではもったいないくらい魅力あふれる街なので、安心して長期間滞在できるよう、留学前の下調べと計画をしっかりしておくことが大切です。

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