オーストラリアには、日本にはない独特の生活習慣やルールがあります。この記事では、オーストラリアでの生活がスムーズに始まるよう、渡航前に知っておきたいオーストラリアの生活習慣やルール、マナーをご紹介します。
なかには留学生がオーストラリアの習慣やルールを知らずに、気まずい思いをするだけでなく、違反を犯して罰金を科せられるケースもあります。現地でトラブルにならないよう、渡航前にしっかりチェックしておきましょう。
まずはオーストラリアの生活習慣をはじめ、交通ルール、気になるチップやお金の常識、お店や食文化の一般常識を紹介します。
■家の中も外も裸足
日本からオーストラリアに来てまず驚くのは、家の中だけでなく外でも裸足で歩いている人が多いことでしょう。芝生やビーチだけでなく、コンクリートの街にも裸足で歩く人がいます。しかし、これはオーストラリアの地面が清潔で安全だからというわけではなく、幼いころからの習慣で裸足になる機会が多く、日本人よりも足の裏が頑丈になっているからです。慣れていない日本人がマネをするのは、控えた方がよいでしょう。
■ラフな服装
冬場はニットやコートなど厚手の服を着ますが、夏場は仕事中もカジュアルなトップスやシャツにハーフパンツなど、ラフな服装をしている人が多いです。
■お風呂は基本シャワーのみ
オーストラリアは降水量が少なく、乾燥している地域が多いため、水は貴重です。そのため、1日に使えるお湯の量が決まっている地域が多く、身体を洗うときも水をたくさん使うお風呂は使わず、シャワーでサッと済ませます。また、シャワーヘッドは頭上に固定されているタイプが多く、日本のように自在に角度を変えられません。
■咳をしていてもマスクなし
コロナ禍はマスクをつける人もいましたが、オーストラリアでは基本マスクをしません。むしろ、顔を隠しているので不審者と誤解される場合があります。
■時間感覚はざっくり
オーストラリアはおおらかな人柄の人が多く、日本のように分刻みでスケジュールを管理する機会をあまり持ちません。「○時○分に集合」と約束しても、時間通りには集まらないことがしばしばです。
■自転車に乗る時は必ずヘルメット着用
オーストラリアでは、自転車に乗るときにヘルメットを着用する必要があります。ヘルメットならなんでもOKというわけではなく、オーストラリア規格で定められたものでないといけません。違反者には罰金が科せられます。
■車は左側通行だが右優先
オーストラリアの車は日本と同じく左側通行の右ハンドルですが、右側が優先になるので注意してください。
■歩行者用信号は基本押しボタン式
日本では車の信号と合わせて歩行者用信号も自動で変わりますが、オーストラリアでは歩行者用信号はほぼ押しボタン式です。待っていても信号は変わらないので、渡りたい時は忘れずにボタンを押しましょう。
■バスに乗る時は手を振って合図
日本ではバス停に人がいれば乗客と認識され止まってくれますが、オーストラリアの場合は人がいるだけでは止まってくれず、手を振ったり挙げたりする合図が必要です。バス停にいるだけではスルーされるので注意しましょう。なお、バスが満員の場合は、合図をしても止まってくれない場合があります。
■週末に電車が止まる時間帯がある
オーストラリアでは、線路の整備が土曜と日曜の週末に行われることが多く、その対象区間と時間に当たると電車が止まります。バスの代行はありますが、アクセス方法や所要時間が変わるため、事前の確認が必要です。
■電車やバスで寝ない
オーストラリアは治安が比較的良いといっても、日本よりも盗難に遭うリスクはあります。乗車中に寝る人はほぼいません。
■電車やバスの車内放送がない
オーストラリアでは、日本のように次に停まる駅名やバス停のアナウンスがありません。自分で風景を見て、目的地に着いたか判断しなければなりません。
■チップは必要なし
海外の風習として気になるチップですが、オーストラリアでは日本と同じく料金に含まれているので必要ありません。ただし、高級なレストランなどでは料金の5%分くらいのチップを渡すこともあります。
■5セント以下のおつりは返ってこない
オーストラリアでは、5セント以下の少額のおつりは返ってきません。また、合計金額やおつりを間違われる場合があるので、レジでは店員任せにせずしっかりチェックしましょう。
■キャッシュレス大国
オーストラリアでは、利便性や防犯の面から現金を持ち歩かず、キャッシュレスでの支払いが一般的です。
■お店が夕方17時で閉まる
オーストラリアのたいていのお店は、夕方17時頃に閉まります。買い物をするときは、営業時間に注意しましょう。最近は24時間営業のコンビニや、夜遅くまで営業している大手スーパーマーケットもあります。また、週に1度の「レイトナイトショッピングデー」と呼ばれる買い物の日は、夜20~21時頃まで営業しています。
■パブやナイトクラブの入店、お酒の購入には身分証明書が必要
オーストラリアでは、お酒の年齢規制が厳しく、お酒が提供されるパブやナイトクラブへの入店には、身分証明書の提示を要求されることが多いです。お酒の購入でも、身分証明書の提示が必要な場合があるので、忘れないようにしましょう。
■お酒を持ち込んでもいい店がある
レストランの入り口に「BYO」と表示されていたら、「Bring Your Own=お酒類を持参してもいい」という意味です。お店側で持ち込みのお酒を冷やしたり、グラスの用意やボトルの開栓もしたりというサービスもありますが、別途、手数料がかかります。
■オーストラリア人はバーベキュー大好き
各家庭に1台はバーベキューの機材があったり、ほとんどの公園にバーベキューの設備があったりするほど、オーストラリア人はバーベキューが大好きです。バーベキューに誘われたら、お酒や食材は持ち寄りするのが基本ですが、もし主催者から「なにもいらない」と言われたら、オーストラリアで好きな人が多いビールを持っていくのが無難です。
■食材は量り売り&ノーパック
オーストラリアでは、日本のように食材が元からパックや袋に入っておらず、欲しい分量だけ注文して買う量り売りスタイルが基本です。市場では、食材が裸のまま山のように積み上げられて陳列されています。
次に、オーストラリアのマナーを紹介します。日本ではとくに気にならないことが、オーストラリアでは非常識だったり、相手を不快にさせてしまったりすることがあるので、しっかり身に着けておきましょう。
■食事中に音を立てるのはNG
咀嚼音や、麺や飲み物を吸う時にズズッと音を立てるのは、オーストラリアでは行儀が悪いとされます。
■公共の場では飲酒禁止
オーストラリアでは、お酒の取りあつかいが日本よりシビアです。場所により例外はありますが、基本的に道や公園など公共の場での飲酒は禁止されています。また、お酒は販売許可が下りているお店しか取りあつかいがなく、日本のようにコンビニやスーパーなどで気軽に買えません。
■パーティーは遅れていくのが礼儀
オーストラリアでは、主催者の準備時間に配慮して、パーティーには遅れていくのが礼儀とされています。なかには、1時間ほど遅れていくくらいがいいという意見もあります。
■あいさつやお礼は声に出して言う
オーストラリアに会釈の文化はありません。席を譲ってくれたり、落とし物を拾ってくれたりなど、何かしてもらったら相手に「Thank you.」と声に出して感謝を伝えましょう。また、オーストラリアで「Hallo」と同義の「G’day mate.」とあいさつをされたら、同じように「G’day.」返しましょう。「How ya going?」の場合は「I’m good, thanks!」と返すのが一般的です。これらのあいさつは、ホストファミリーや友人からだけでなく、お店の人やバスの運転手からも投げかけられることがあります。
以上、オーストラリアに行くなら知っておくべきオーストラリアの生活基礎知識のご紹介でした。
渡航先の生活習慣や常識、ルールを事前に勉強しておくことは、留学中のトラブルを回避するためだけでなく、その国へ敬意を払うことにつながります。異国の地の生活がスムーズに進められるよう、ぜひオーストラリアへ行く前にチェックしておきましょう。
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