教育/留学/習い事

オーストラリアの学生ビザ取得者はバイトできる?就労条件や日本人が就ける仕事も紹介

オーストラリアに長期間滞在するにあたって、生活費や学費を稼ぐために現地でバイトする日本人留学生も多いでしょう。

しかし、現地ではビザの種類によって就労制限が設けられているため、どのビザを取得するか事前によく検討しなければなりません。

今回は、学生ビザを取得した場合、現地でバイトができるかについて解説します。

また、バイトをする場合の就労条件や現地で日本人が就ける仕事や、収入の目安なども一緒に取り上げるため、オーストラリア留学を検討している方はぜひ参考にしてください。

最低価格保証/留学費用の無料お見積り

オーストラリアでは学生ビザでもバイトできる?就労条件も紹介

結論として学生ビザを所有している方は、現地での就労は可能です。

しかし、学生ビザの場合は就労時間に制限が設けられており、2週間あたり48時間までしか労働が認められていません。

これは、1日5時間弱の労働を週5日間行える計算になります。

また、学生ビザ所有者の労働条件の特徴として、同一の雇用主のもとで長期間就労できる点が挙げられます。

ワーホリビザの場合、労働時間に制限は設けられていませんが、同一の雇用主のもとで6ヶ月以上働けません。

ちなみに、一部特例としてMaster by Research(研究修士)とDoctorate (博士号)の学位取得を目指す学生ビザ保持者は、就労制限が免除されます。

参考:Australian Government

オーストラリア留学中に学生ビザ取得者がバイトとして就ける仕事

オーストラリアでは、さまざまな仕事で日本人が活躍しています。

学生ビザの所有者が現地でどのような仕事ができるのか、英語のレベル別に紹介します。

英語力に自信がない方がまずチャレンジしたい仕事

英語力に自信がない方におすすめしたい仕事は、以下の通りです。

  • ジャパニーズレストランのキッチン
  • レストランのディッシュウォッシャー
  • ホテルのクリーナー
  • ツアーガイド

上記の仕事は、英語でコミュニケーションを取る機会がそこまで多くないため、英語力に自信がない方も安心して働けます。

ただし、まったく英語を話す機会がないわけではありません。

仕事をスムーズに行うためにも、意思の疎通ができる最低限の英語力は身につけましょう。

目安としては、TOEIC500~600点、またはIELTS4.5~5程度の英語力があれば問題ありません。

英語力がある程度身に付いている方へおすすめする仕事

日本や現地で英語学習に取り組み、中級以上の英語力を身につけた方は、仕事の幅が広がります。

中級以上の英語力の方におすすめしたい仕事は、以下の通りです。

  • ローカルレストランのキッチン
  • レストランのホールスタッフ
  • バーテンダー
  • アパレルのセールス
  • ホテルのレセプション

上記の職業は、一定以上の英語力に加えてコミュニケーション能力も必要です。

裏方よりも仕事の難易度は高くなりますが、現地のネイティブスピーカーたちと会話する機会が必然的に増えるため、働きながら英語力を鍛えられます。

目安として、TOEIC600~700点、IELTS:5.5程度の英語力を目指しましょう。

日常会話ができれば、基本的には問題なく働けるはずです。

専門留学している方向けの専攻と通ずる仕事

英語力に加え、専門知識の習得を目指す専門留学をしている方は、専攻と通ずる仕事が目指せます

エンジニアなど、仕事によってはインターンシップの募集がかけられている場合もあります。

将来的に現地で特定の職業へ就きたい方は、インターンシップの経験は採用時に大きなアドバンテージとなるため、積極的に探してみましょう。

専門留学をしている方におすすめの仕事は、以下の通りです。

いずれも専門性が高く、仕事の報酬も高めに設定されています。

ただし、相応の英語力と専門スキルがなければ採用してもらえません。

TAFE合格レベルであるIELTS5.5以上は必須で、かつ実践に足るレベルの英語力と知識、スキルを身につけておきましょう。

オーストラリアでバイトでも高収入を得やすい仕事ってある?

日本とは異なり、オーストラリアでは資格の有無によって時給が上がるケースはありませんが、高収入を得やすい仕事はあります。

現地で高単価が狙える仕事の一覧は、以下の通りです。

  • アシスタントナース
  • 清掃業
  • ローカルのレストラン

アシスタントナースは一度資格を取得すれば、オーストラリア全土の医療施設や介護施設での就職が可能になります。

医療の専門用語に関する英語の知識が必須のため、上級以上の英語が話せるのも条件です。

清掃業は特に必要な資格がないため、初級レベルの英語しか話せない方でも始めやすい仕事です。

また、出来高制を採用している職場の場合、効率よく働けば高収入が目指せます。

ローカルレストランも資格は不要ですが、来店したお客様の注文を受けたり会話をしたりするために、中級から上級以上の英語力が必要です。

ホールなら皿洗いなどの裏方よりも時給が高く、お店によってはチップ制度を採用しているため、高収入も狙えるでしょう。

オーストラリアの学生ビザ取得者がバイトで稼げる収入の目安

オーストラリアにおけるバイトの平均的な時給、週給、そして月給は以下の通りです。

時給 21〜25豪ドル(約2,100〜2,500円)
週給(週24時間の労働を想定) 504〜600豪ドル(約49,000〜59,000円)
月給(月96時間の労働を想定) 2,016〜2,400豪ドル(約202,000〜240,000円)

オーストラリアの最低賃金は、アルバイトの場合は時給21.38豪ドル(約2,100円)です。

仕事探しの際の基準として、覚えておきましょう。

また、以前は最低賃金以下の給料で海外労働者を働かせる仕事もありましたが、コロナ以降最低賃金以下の仕事はほとんどなくなっています。

現在では、基本的に最低賃金以上で働けるケースが多く、また職種によっては収入も上げやすいでしょう。

※1豪ドル = 98円で換算

参考:Australian Government

オーストラリア留学中に学生ビザを取得しながらバイトするメリット

オーストラリア滞在期間中に学生ビザの所有者がバイトをすると、さまざまなメリットが享受できます。

具体的にどのような利点が存在するのか、順番にチェックしていきましょう。

留学費用の支払いやプライベート用のお小遣いなどの足しにできる

現地でバイトをしてお金を稼げれば、プライベート用のお小遣いなどの足しにできます。

オーストラリアにおける、1人暮らしをしている方が1ヶ月で支払う生活費の平均は、15万円程度です。

月に2,016〜2,400豪ドル(約198,000〜230,000円)稼いだ場合、生活費分は問題なくカバーできます。

日本で用意しておいた留学用の資金と合わせれば、プライベートで遊ぶお金を確保しつつ、余裕のある生活が送れるでしょう。

※1豪ドル = 98円で換算

通う学校以外に新たなコミュニティーを職場にも持てる

学校以外に新しいコミュニティーが持てる点も、現地でバイトをするメリットです。

現地の学校に通いながら生活する場合、コミュニティーは学校の範囲に限定されがちです。

学校にもさまざまな国と地域から学生が集まっており、出会いの機会に恵まれていますが、バイトをすればさらに多くの人々と出会えます。

関わる人物が多いほど刺激を受けられるため、積極的に現地でバイトを探してみましょう。

学校の勉強以外にも留学中のやりがいや楽しみを発見できる

現地でバイトをすれば、学校の勉強以外にも留学中のやりがいや楽しみを発見できるでしょう。

学生ビザでオーストラリアへ渡航する以上、留学の最大の目的は勉強です。

そのため、現地で勉強に集中して取り組むのは間違っていません。

しかし、生活の中心が勉強になると途中で気疲れし、勉強に取り組む気力を失う可能性もあります。

バイトはお金を稼ぐのみならず、勉強から離れる時間を作ってくれる存在です。

勉強とそうでない時間のメリハリができれば、勉強にも集中して取り組みやすくなるでしょう。

自然と英語で会話する機会が増えるので英会話スキルが上達しやすい

バイト先では、自然と英語で会話する機会が増えるので英会話スキルが上達しやすいです。

現地で仕事をするにあたって、他のスタッフやお客様とコミュニケーションを取る必要があります。

そのとき、日本人を相手にしない限り英語で会話をするケースがほとんどでしょう。

英語は、使った分だけリスニング力もスピーキング力も向上します。

話す内容も日常会話から仕事の話まで幅広いため、実用性の高い英語を身につけられるでしょう。

オーストラリア留学中に学生ビザを取得しながらバイトするデメリット

オーストラリアの留学期間中のバイトは、メリットがある一方でデメリットもいくつか存在します。

渡航後バイトをするつもりの方は、しっかり確認しておきましょう。

現地でバイトをする具体的なデメリットは、以下の通りです。

学校の課題が間に合わず勉強との両立に苦労することがある

現地でバイトをする方の多くは、学業と仕事の両立に苦労しています。

バイトを始めると、当然ですが学校の課題をこなす時間が減ってしまいます。

課題の提出が間に合わなかった場合、学校の成績に大きな影響を与えるでしょう。

学生の本分である勉強をおろそかにしないためにも、シフトを組む際は必ず課題をこなす時間が確保できるようにしてください。

もしくは、バイトのシフトが入っていない日に学校の課題に集中して取り組むなど、時間の使い方を工夫してみましょう。

シフトに入りすぎて多忙を極めるとプライベートの時間がなくなることがある

シフトが多すぎると、プライベートの時間がなくなる可能性が高いです。

まとまったお金を稼ぐためには、学生ビザの就業制限の範囲で長時間働かなければなりません。

しかし、バイトのシフトが増えると、その分プライベートで過ごせる自由な時間が減ってしまいます。

バイトも重要ですが、さまざまな場所に出かけるのは、勉強や仕事以外の見聞を広げるためにも大切です。

休む時間を捻出するためにも、バイトのシフトはある程度自由な時間が確保できるように調整しましょう。

英語が通じない・日本とやり方が違うなど職場でのハプニングが重なりストレスにつながることもある

バイト先では、さまざまなストレスにさらされる可能性があります。

仕事には、ストレスがつきものです。

オーストラリアで働く場合、労働のストレスのみならず、人間関係や文化、言語の違いに悩まされるときもあるでしょう。

ストレスをためこんだ結果、生活や勉強に支障をきたす可能性も否定できません。

バイトは、あくまで生活や勉強のためにお金を稼ぐ手段です。

適度に休みをもらうなどして、ストレスをためこまないように工夫しましょう。

【注意】オーストラリアの学生ビザだとコース開始までの期間はバイトできない

タビケン留学ではエージェントのサポート費用は無料です!

学生ビザの所有者は、オーストラリア政府に認められた就業時間の範囲内でバイトが可能です。

しかし、学生ビザが認可されても、所属している学校のコースが始まるまでは仕事ができないルールになっています。

こっそり働こうとしても、TNFによって労働者がいつから働いているのか記録されており、将来のビザ申請に大きな影響を与えるため絶対にやめてください。

ちなみに、1つの学生ビザで複数のコースを申し込んだ場合、コースとコースの間は休み期間とみなされ、制限がない状態で仕事ができます。

ただし、1つのコースが終了してから、新しいコースのために学生ビザを延長する場合は、コーススタート日まで仕事はできないため注意しましょう。

オーストラリア留学中のバイトや学生ビザの取得に関するご相談はタビケン留学まで!

オーストラリア留学に関するサポートが必要な場合は、タビケン留学への相談がおすすめです。

タビケン留学には、オーストラリア留学を経験したエージェントが多数在籍しています。

留学の準備や各種手続きに精通しているため、留学希望者一人ひとりに対する最適なサポートの提供が可能です。

ちなみに、タビケン留学では現在エージェントによる無料カウンセリングを受け付けています。

公式HPからカウンセリングの予約ができる他、LINEによる無料相談も可能なため、気軽に問い合わせてください。

最低価格保証/留学費用の無料お見積り

※タビケン留学では、現在有料の仕事探しサポートは一時的に中断しています。

オーストラリア留学の学生ビザの発行条件と申請方法

オーストラリアのワーホリ費用を最低価格に抑える上でおすすめの居住エリア

オーストラリアへ留学するにあたって、事前にビザを取得しなければなりません。

以下、学生ビザ(500)の申請手順になります。

  1. IMMIアカウントの新規登録
  2. オーストラリア政府の公式HPで必要書類をアップロード
  3. ビザ申請費用の支払い
  4. ビザ承認書の受け取り

学生ビザの申請時に必要な書類は、以下の通りです。

  • パスポート
  • 通う予定の学校の入学許可書
  • 留学生保険(OSHC)の加入証明書
  • 英文の留学の理由書(GTE:Genuine Temporary Entrant、2000文字以内)およびその証明書など
  • 滞在先およびWelfare Arrangementsの証明書(18歳未満の場合)

学生ビザは、ワーホリビザと異なり発行の年齢制限は存在しません。

申請費用710豪ドル(約69,600円)を支払い、提出した書類に不備がなければ、数週間から数ヶ月でビザの審査は完了します。

※1豪ドル = 98円で換算

オーストラリアの学生ビザ(500)の申請方法に関する詳しい情報を見る

オーストラリア留学で学生ビザを取得しバイトする前に準備したいもの

オーストラリアでバイトを始める前に、以下のものを準備しましょう。

  • 現地の銀行口座
  • TNF

オーストラリアで仕事をする場合、給料はキャッシュジョブを除いて銀行口座に振り込まれます。

口座を開設するためには、パスポート・預金用の現金・キャッシュカードの送付先となる現地の住所・マイナンバーが必要なため、事前に準備しておきましょう。

TNF(Tax File Number)とは、収入に対して正しく課税してもらうために発行される、オーストラリアの納税番号です。

基本的に一生に1度しか発行されないため、取得したナンバーは忘れないようにしてください。

参考:Australian government

オーストラリアで銀行口座を開設するために必要なことを詳しく見る

【体験談】オーストラリア留学中に学生ビザを取得しながら働いた方のバイト事情を紹介

スキルや経験が重視される専門職を選ぶのもおすすめ

最後に、オーストラリアに渡航した留学生の実際のバイト体験談をご紹介します。

現地で勉強をしながらバイトをする予定の方は、ぜひ参考にしてください。

オーストラリアでカフェ留学しながらシドニーのバリスタで働いた20代女性

自転車競技のレースに参加するためにさまざまな国に滞在していた渡辺楓さんは、より長い期間外国に住んで現地の文化を感じたいと考え、留学を決意しました。

最初の1ヶ月はバリスタの知識が学べる学校へ通い、その後ホテルで住み込みのハウスキーパーのインターンシップを2ヶ月経験してから、ボンダイビーチの近くのカフェで働き始めました。

最初はオーダーの聞き取りで苦労しましたが、何度も聞き返すなどしてミスをなくし、最終的にリスニング力が向上し、バリスタとしても大きく成長したそうです。

留学を通じて成長を実感したい方は、渡辺さんのように現地で仕事を経験してみてはいかがでしょうか。

渡辺楓さんのオーストラリア留学体験談を詳しく見る

オーストラリアでヨガ留学しながらヨガインストラクターとして働いた30代女性

日本でヨガインストラクターをしていた鈴木咲さんは、自身の年齢が原因で留学に対して二の足を踏んでいました。

しかし、ある日生徒さんから「海外とかも向いているんじゃない?」と言われ、思い切ってオーストラリア留学を決意したそうです。

2ヶ月フィリピンで英語の基礎を学んでからオーストラリアへ渡航した鈴木さんは、現地でバイトをしながらヨガインストラクターの経験を活かす機会を探していました。

そんなとき、日系のウェブサイトでヨガインストラクターを募集している記事を見つけ、日本人のビギナーを中心に週1回ほどヨガのレッスンを実施するようになりました。

不安を抱えつつも踏み出した一歩がきっかけで、鈴木さんは日本ではできない貴重な体験を積めたようです。

鈴木咲さんのオーストラリア留学体験談を詳しく見る

オーストラリアは学生ビザ取得者でも働きながら留学可能!タビケン留学がフルサポートいたします

タビケン留学 運営スタッフ①

学生ビザの取得者は、現地で学校に通えるだけでなく、バイトも可能です。

労働を通じて英語力やコミュニケーション能力を養える他、さまざま経験もできるため、積極的にバイトを経験してみましょう。

タビケン留学では、オーストラリア留学を目指している方に対するサポートを無料で実施しています。

経験豊富なエージェントが学生ビザの申請や学校の手配なども代行するため、留学生の方は渡航前の英語の勉強や準備に集中できます。

無料カウンセリングも実施しているため、興味のある方はぜひ公式HPから問い合わせてください。

※タビケン留学では有料の仕事探しサポートは一時的に中断しています。

The post オーストラリアの学生ビザ取得者はバイトできる?就労条件や日本人が就ける仕事も紹介 first appeared on オーストラリア留学ならタビケン留学.

->全文はこちら

この記事をシェアする

タビケン留学のサービス

オーストラリア留学

http://tabiken.com/au/

フィリピン留学

http://tabiken.com/ph/

会社情報

会社名 株式会社Morrow World
所在地 Suite 605,Level 6 /68-70 Dixon Street, Sydney NSW 2000, Australia
電話 0401 713 952(日本語対応 担当:ヨシ)
メール info@morrow-world.com
LINE ID morrowworld

この投稿者の記事一覧

その他の記事はこちら