オーストラリア留学におけるシェアハウスは、いまやほとんどの留学生が利用すると言われるほど、人気の賃貸スタイルになっています。1つの住宅を複数の居住者で共有することで得られる、経済的なメリットに加え、新しいコミュニティー作りにも役立ちます。しかし、その人気の裏で、近年はシェアハウス物件の契約詐欺やトラブルが増えています。
この記事では、オーストラリアにて増加中のシェアハウスにまつわるトラブルをご紹介。代表的な詐欺の手口や、トラブルを回避する方法について、まとめます。
シェアハウス詐欺の物件の特徴は、ほかと比較して、条件が良すぎることがあげられます。部屋の立地や雰囲気がいいのに、あまりにも家賃が安い場合は、架空の物件である恐れがあります。
そして、オーナーとやり取りをする中で、内見(インスペクション)をさせないまま、保証金(ボンド)や家賃(レント)の支払いを要求された場合は、かなり危険です。急いで契約しないよう、ご注意ください。
実際に、オーナーの海外赴任を理由にインスペクションを断ったり、他の希望者の存在を匂わせてお金を先払いさせたりする、巧妙な手口が使われています。
最近では、インスペクションも部屋におもむくのではなく、オンライン通話にて対応するオーナーが増えています。検討中の物件が実在するのか、可能な限りオーナーの顔を見て、信頼できる人柄なのかを確認したうえで、契約を決めるのが安心です。
新規契約時や契約更新時に、二重に料金を請求されるトラブルも増加中です。とくに現金で家賃(レント)を納める場合、履歴が残っていないことを理由に、再請求されるトラブルが起こりがちです。
支払ったにも関わらず、証拠がなくて契約できなかったり、レント未納として住居から追い出されたりしては困ります。支払い時には、領収書や支払い内容を記したメールを必ず受け取るようにしましょう。
詐欺被害に遭わないために、契約時には、以下のステップを徹底しましょう。
・極端に条件の良い物件は警戒する
・物件は必ず、内見(インスペクション)をする
・支払い時は領収書(レシート)をもらい、証拠を残す
この3つを行うことで、トラブルを回避できる確率がグッと上がります。
留学中のシェアハウス探しに、あせりは禁物です。新しい物件を探すときは、詐欺である可能性も頭に入れながら、慎重に契約のステップを進めましょう。
新規契約時はもちろん、契約更新・月々の家賃支払いにおいても、お金のやり取りでは、つねに注意が必要です。領収書などの証拠をしっかり残して自己防衛をしながら、実り多き留学生活を送ってください。
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