オーストラリアの有名大学はどこ? レベルは高い? オーストラ...
オーストラリアには、世界大学ランキングでも上位にランクインする有名大学が数多くあります。留学先の大学のレベルは、その後…
オーストラリアへの留学先を検討するとき、「シドニーとメルボルンどっちが良いのか」と悩む方もいるでしょう。
シドニーとメルボルンはオーストラリアの中でも1位2位を争う大きな都市ですが、それぞれ特徴が異なります。
この記事では、シドニーとメルボルンの2つの都市を街の特徴・滞在中にかかる生活費・収入・治安などさまざまな視点から比較します。
シドニーとメルボルンのどちらにするか迷っている方や選ぶ基準を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
シドニーとメルボルン両都市にはオーストラリア国内でも教育水準の高い学校が多数あり、多くの日本人留学生が学んでいます。
ここでは、シドニーとメルボルンの学校の特徴を解説しましょう。
シドニーは、語学学校数・コース数ともに豊富で選択肢の幅も広いのが特徴です。
授業料に割安感を持たせる価格設定や、カリキュラムにオプションをつけるなどさまざまな特徴を持つ学校があり、自分の予算や目標に合った学校が見つかるでしょう。
ただし学校の数が多い反面、質の低い学校もあるため注意が必要です。
良質な学校を選ぶのであれば、大学へパスウェイできる英語コースがあることやケンブリッチ検定の合格率が高いことなどを基準に選びましょう。
シドニーと比べると観光スポットや娯楽施設が少ないメルボルンには、モチベーションの高い生徒が集まりやすい傾向にあります。
メルボルンの語学学校も一般英語・ビジネス英語・試験対策コースなどさまざまなコースを開講しているため、自分に合ったコースを見つけられるでしょう。
オーストラリアのカフェ文化発祥の地といわれているメルボルンには、カフェで働きながら英会話スキルを身につけられるコースを開講している語学学校もあります。
ポスピタリティやバリスタのコースを受講し修了証をもらえれば、一定のスキルと英語力がある人と認められるため就活の際には大きなアピール材料となるでしょう。
メリット | デメリット |
・求人の幅が広い ・学費が抑えられる ・観光やマリンスポーツが楽しめる |
・家賃が高い ・誘惑が多く出費がかさむ恐れがある ・日本人が多い |
シドニーは企業や商業施設も多いため求人の幅が広く、自分の希望に合った仕事を見つけやすいでしょう。
シドニーには価格の安くても質が高い語学学校がいくつもあるため学費を抑えられる可能性があります。
また、多数の観光スポットや美しいビーチがあるので観光やマリンスポーツを楽しめるのもシドニーの魅力です。
しかし、オーストラリアの中でもトップクラスに高い家賃や物価がシドニーのデメリットとなります。
商業施設や飲食店も数多くあり、買い物や外食の誘惑も多いため、気をつけないと出費がかさむ恐れがあります。
シドニーに住む日本人の比率はオーストラリアで最も高く、日本語だけでも生活できてしまうため英語が上達しない可能性もあります。
メリット | デメリット |
・芸術に触れられる機会が多い ・良質な学校が多い ・カフェ文化が発達している |
・仕事探しの難易度が高い ・観光地や娯楽施設が少なめ ・人口密度が高い |
メルボルンはフリンダースストリート駅などの英国ビクトリア風の建物が多く残っており、ヨーロッパのような雰囲気が特徴の街です。
街には美術館・博物館・スプレーアートが見られる通りなどがあり芸術に触れられる機会が多くあります。
メルボルンには良質な学校が多く学習意欲の高い生徒が集まってくるため、勉強に集中できる環境が整っています。
一方、近年人口増加が著しいメルボルンにもいくつかのデメリットがあります。
人口はシドニーとほぼ同じですが、対して求人数が多くない上に日系企業も少ないため、仕事探しの難易度は上がります。
また、狭い地域に多くの人が暮らしている環境では圧迫感を感じることもあるでしょう。
観光地や娯楽施設が少なく、勉強や仕事だけの毎日になってしまうという懸念もあります。
シドニーとメルボルンは気候・時間の観念・金銭事情などさまざまな点において違いがあります。
シドニーの気候は暖かく過ごしやすいですが、物価が高いため住むには工夫や節約が必要になるでしょう。
メルボルンはシドニーほど気候に恵まれてはいませんが、物価が安く、のんびりとした雰囲気が魅力の街です。
オーストラリアは南半球にあるため日本とは季節が逆で12〜2月が夏、6〜8月が冬にあたります。
シドニーは夏の最高気温は28度程度、冬の最低気温は8度程度と過ごしやすい気候に恵まれた都市です。
ただ、夏の紫外線は非常に強いため日焼け止めやサングラスなどの対策が不可欠です。
メルボルンには、春になると植物が花を咲かせたり、秋には紅葉が見られるなどゆるやかな四季があります。
また、メルボルンは「1日の中に四季がある」といわれるほど1日の気温変化が激しい時期もあるため、気温に合わせて脱ぎ着できる服装の準備が必要です。
時間に厳しい日本人と比べるとオーストラリア人の時間感覚は非常におおらかです。
オーストラリアでは電車やバスが遅れることは日常茶飯事で、それを責める人はほとんどいません。
時間にはおおらかなオーストラリア人ですが、プライベートの時間はしっかり守るため終業時間になるとすぐに帰宅します。
日本で残業をしていると「仕事熱心」と思われがちですが、オーストラリアでは「仕事ができない人」という印象すら持たれてしまうため気をつけましょう。
大都市シドニーと比べるとメルボルンの方がのんびりとした雰囲気が漂っており、居心地が良いと感じる方が多いようです。
オーストラリアの最低賃金は23.23豪ドル(約2,250円)で東京の最低賃金1,113円と比べると約2倍も高く、この高い人件費を賄うために物価もどんどん上昇しています。(2024年2月時点)
例えば、日本では480円で売られているマクドナルドのビックマックはオーストラリアでは7.9豪ドル(約770円)で販売されています。
つオーストラリアで働けば日本の約2倍の賃金がもらえますが、比例して物価が高く生活費も2倍近くかかってしまうことになります。
シドニーと比べるとメルボルンの方が物価が安いため、生活費を抑えたい方にはメルボルンがおすすめです。
また、オーストラリアではキャッシュレス化が急激に進み「2025年末までにはほぼ完全にキャッシュレス社会になるだろう」という予測が出ています。
支払いはクレジットカードやバーコード決済が主流になってきているので、渡航する際はクレジットカードを持っていく方が利便性は良くなります。
オーストラリアにはチップを渡す文化はありませんが、サービスが気に入った場合にはチップを渡すと喜ばれます。
参考:Newsweek
※2024年2月の豪ドル円レート(1ドル=97円)で計算
シドニーには観光スポット・商業施設・ビーチなどオーストラリアの魅力を感じられるスポットがそろっているので仕事や勉強だけでなくプライベートも充実させたい方におすすめです。
一方、メルボルンは落ち着いた雰囲気の街で、アートやカフェ好きの方や勉強に集中したい方におすすめです。
オーストラリアの中心地であるシドニーは高層ビルが立ち並ぶ近代的な街並みと美しい自然が融合する商業都市です。
ビルが多くても街の面積自体が広く緑豊かな公園もあるため、それほど窮屈さは感じません。
市内は電車・バス・トラム・フェリーなど公共交通機関が整い、郊外からでも比較的簡単にアクセスできます。
シドニーには多数の観光スポットや商業施設、美しいビーチがあるため滞在中飽きることがないでしょう。
メルボルンはビクトリア様式の建物が多く、まるでヨーロッパに来たかのような雰囲気を味わえる街です。
市内には美術・博物館・有名なギャラリー・ストリートアートが点在しており、さまざまな芸術を楽しめるでしょう。
フィッツロイやカールトン地区には、アーティストやデザイナーが集まり新たな流行を生み出しています。
また、メルボルンはオーストラリアの「カフェ文化発祥の地」といわれるほど、多くのカフェが軒を連ねています。
メルボルンは、日本とは一味違ったアートやカフェ文化に触れたい方におすすめの街です。
日本と比べるとオーストラリアは物価が高いため、日本で生活するよりもお金がかかります。
シドニーとメルボルンを比べると、メルボルンの方が物価が安く生活費を抑えて滞在できます。
ただ、シドニーは物価が高い分給与水準も高いので生活費の高さはさほど感じずに済むでしょう。
シドニーはオーストラリア国内で最も物価の高い都市といわれています。
世界の物価が比較できるCost of Liningというサイトで比較すると、シドニーでの生活費は東京の1.4倍もかかります。
市中心部の家賃はシェアルームでも週300豪ドル(約29,000円)を超えるため、家賃を抑えたいのであれば郊外を探すと良いでしょう。
ただ、シドニーは経済の中心地ということもあり時給が他の都市よりも高めです。
高時給の仕事が見つかれば、物価が高いシドニーでも無理せず暮らしていけるでしょう。
※2024年2月の豪ドル円レート(1ドル=97円)で計算
メルボルンはシドニーと比べると10〜15%程度家賃や物価が安い都市です。
街がコンパクトにまとまっているので自転車や無料のトラムをうまく利用すれば交通費も節約できます。
他の都市と同じく家賃は値上がりが続いていますが、週200豪ドル(約19,000円)程度の部屋も見つけられます。
生活費や交通費は安くすみますが、メルボルンはシドニーと比べると求人が少なく給与水準も低めです。
そのため、稼ぎたいというよりかは生活費を抑えて滞在したい方におすすめの都市です。
※2024年2月の豪ドル円レート(1ドル=97円)で計算
仕事が多く稼げるのはシドニーですが、日系企業や日本食レストランでの仕事は英語力が伸び悩むかもしれません。
一方、メルボルンは仕事探しには苦労するかもしれませんが、ネイティブと一緒に働ける環境を見つけられれば英語力や専門スキルを伸ばせる可能性があります。
オーストラリア最大の都市であるシドニーにはさまざまな企業が集まっているため、職種も求人数も豊富です。
シドニーには日系企業や日本人向けにサービスを行っている企業も多く、英語が苦手な方でも仕事を見つけやすいでしょう。
ただ、オーストラリア人向けの仕事の方が給料も待遇も良いため高収入を得たいのであれば相応の英語力が必要です。
学費はかかりますが学校に通い英語力を高めたり、スキルを身につけたりすると高収入の仕事を得られる可能性が高まるかもしれません。
最低賃金以下で働かせようとする企業もあるので、働く前には必ず契約内容を確認しましょう。
メルボルンはシドニーと比べると職種・求人数ともに少なめです。
日本企業も少ないため、日本人向けの仕事を探すのも難しいでしょう。
ただ、メルボルン市内には2,000軒ものカフェがあるのでカフェスタッフの求人が豊富です。
オーストラリアのTAFEや専門学校では、飲食店やホテルのスタッフとして働くために必要な知識を習得できるホスピタリティコースを開講しています。
他にも、カフェ文化が根強いメルボルンではバリスタ養成コースも人気です。
飲食店で働いた経験がない方はホスピタリティやバリスタ養成コースで学び、自信をつけてから応募するのも良いでしょう。
シドニーもメルボルンも治安は良い都市ですが、危険な地域には近づかない、夜間は人通りがある場所を歩くなど注意が必要です。
治安が心配な方には日本人の友達を作りやすく、日本語が通じる病院もあるシドニーがおすすめです。
在シドニー日本国総領事館によるとシドニーの治安は安定しており渡航には問題ありませんが、治安が悪いとされている地域もあります。
キングクロス地区・レッドファーン地区・シティからパラマッタまでの西部などは治安が悪いとされているので訪れる際は気をつけましょう。
治安が良いとされている地域でも、観光客を狙ったスリや置き引きといった犯罪には常に注意が必要です。
また、覚醒剤・コカイン・大麻など違法薬物が蔓延しているため、人からもらった怪しいものは絶対に口にしないようにしましょう。
メルボルンは、エコノミストが発表する世界で最も住みやすい街ランキングで7年連続1位を取ったことがあるほど治安が安定している街です。
ただ、カフェで話している間にカバンを盗まれたり、目を離した隙にスマホを盗まれたりと窃盗事件が多く発生しています。
フリンダーズストリート駅やキングストリート周辺などシティ中心地は、飲酒による暴行・薬物・置引き・すりなどの犯罪が発生しているので夜間に立ち寄る際は注意が必要です。
St Albans周辺は地元住民ですら避ける地域のため、不用意に訪れるのはやめましょう。
メルボルンの治安が気になる方は在メルボルン日本国総領事館のHPの最新情報を確認しましょう。
シドニーは物価が高いものの企業や学校の数が多く、観光スポットや商業施設も豊富で充実した生活が送れるでしょう。
一方、メルボルンの街は狭いですが交通の利便性が高く、落ち着いた雰囲気の中で仕事や勉強に集中しやすい環境です。
街が広く、温暖な気候と美しいビーチがあるシドニーでは開放的な雰囲気が味わえます。
オーストラリアの経済の中心地であるシドニーは、求人が豊富なため自分の英語力に見合った仕事を見つけられる可能性があります。
観光スポットや商業施設だけでなく、マリンスポーツも楽しめるので滞在中さまざまなことにチャレンジしたい方におすすめです。
ただ、シドニーはオーストラリアの中でも最も物価の高い街のため、滞在を楽しむには自炊する・郊外に住むなどの工夫が必要になるでしょう。
シドニーより面積が狭いにも関わらず人口が多いメルボルンは、人口密度が高く窮屈に感じる方もいるかもしれません。
しかし、公共交通機関が整っているため街中を楽に移動できます。
街には歴史的建造物やアートギャラリーが多く、歩きや自転車で街中のアートを見て回るのもメルボルンならではの体験です。
カフェも多いので、お気に入りのカフェを探しにカフェ巡りをするのも良いでしょう。
シドニーに比べると求人数が少ないため、働くには高い英語力やスキルが必要になります。
その分、仕事を見つけられれば一生使えるビジネスレベルの英語力や専門スキルを身につけられるかもしれません。
せっかく海外に住むという経験をするのであれば、短期の観光旅行では味わえない体験をしたいという方もいるでしょう。
ここでは、そんな方のためにシドニーとメルボルンのとっておきの観光スポットを紹介します。
世界的に有名なオペラハウスやハーバーブリッジを一目見ようと多くの観光客が訪れますが、中に入ったことがあるという人は少ないでしょう。
オペラハウスでは内部を見学できるツアーが開催されており、建設不可能といわれたこの建物がどのような技術を使って建てられたのかなどの貴重な話を聞けます。
ハーバーブリッジクライムに参加すれば、ハーバーブリッジのアーチ部分を歩いて登りオペラハウスからハーバー一帯を360度大パノラマを楽しめるでしょう。
シドニーからフェリーで対岸に渡ったところにあるタロンガ動物園では、オーストラリアでしか見れない希少な動物たちに出会えます。
南半球で最も高い展望台であるユーレカスカイデッキにはビルの外にはみ出した展望プラットフォームがあり、室内にいながら地上88階からの足のすくむようなスリルを味わえます。
パッフィンビリーはオーストラリアで最も人々に親しまれている蒸気機関車といわれており、まるで機関車トーマスの世界に潜り込んだかのような気分になれるでしょう。
メルボルン中心地にあるメルボルン水族館では、サメやペンギンなど600種類以上の海洋生物が展示されており家族連れやカップルで賑わいます。
シドニーとメルボルンにはそれぞれ違った特徴があるため、どちらの都市を選ぶか迷う方もいるでしょう。
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