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オリンピックや世界大会において、数多の優秀な選手やチームを輩出しているオーストラリア。実はオーストラリアはスポーツが盛んで、多くの国民がスポーツを楽しんだり、スポーツ観戦で盛り上がったりしています。
この記事では、そんなオーストラリアのスポーツ事情をご紹介します。
オーストラリアでは国自体がスポーツに力を入れていることもあり、各地域や学校にスポーツをする環境が整っています。休日には家族で気軽にスポーツを楽むような、スポーツを身近に感じられる雰囲気があります。温暖な気候の地域が多く、野外スポーツから水中スポーツまで幅広く楽しめる環境であることも、スポーツ大国である理由の1つと言えそうです。
まずは、陸上で行う人気のスポーツを紹介します。
オーストラリア独自のスポーツで、サッカーとラグビーを合わせたような内容です。ラグビーのボールに似たボールを足で蹴ってゴールポストに入れます。ラグビーのようにぶつかり合いがメインではないため気軽にプレーしやすく、老若男女問わず人気です。
オーストラリアン・フットボール・リーグ(AFL)の観客動員数は、年間700万人以上と全豪トップ。スマートな体型のイケメン選手が多く、女性人気も高いとのこと。近年は女性リーグも誕生しています。ABC Newsが調査した「日頃から行っているスポーツ」でも、フットボールが1位でした。
ラグビーには、リーグとユニオンの2種類があります。リーグはプロのスポーツで、各13名の選手がラグビーボールを相手側のトライラインを超えて地面に押し付けるか、キックでポスト上に飛ばして点を獲得します。リーグを行っている国はオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、フランス、パプアニューギニアです。
対してユニオンは日本を含む130ヶ国以上でプレーされ、チーム人数や点の取り方が異なりますが、ほぼリーグと同じです。
プレー人数はオーストラリアン・フットボールより少ないですが、人気は負けておらず、試合がある日は観戦でパブが満員になることもあります。
イギリス発祥で、野球に似たスポーツです。オーストラリアではほぼ全土で行われ、夏の国技とも言われるほど身近です。野球ほど大きなスペースを使わないこともあり、家族や友人と庭や公園で気軽に楽しむご家庭も多いようです。
クリケットの試合時間はバラバラで、数時間で終わる試合もあれば、数日かかる試合もあります。先が読めないため、選手も観客も夢中で試合を追いかけます。
テニスもオーストラリアで人気のスポーツの1つ。毎年1月にはメルボルンで行われるグランドスラム大会の全豪オープンが開催され、その時期は多くの国民が試合を観戦します。オーストラリアの統計局によると、プレー人口は約102万人。性別や年齢関係なく幅広い層でたしなまれています。そんなオーストラリアからは、テニスの国際大会の優勝者も輩出しています。
オーストラリアは世界のトップ100にランクインしたゴルフコースを多く所有しています。市街地から海辺、またオーストラリアの大自然をバックに楽しめる多様なコースが魅力です。
四方を海に囲まれたオーストラリアでは、マリンスポーツも大人気です。
オーストラリアは、アメリカに次ぐ世界第2位のサーファー人口を抱えるサーフィン大国です。ビーチも約12,000とサーフィンができる場所の多さも、人気を裏付けています。「リップカールプロ」を始め、世界で最も権威のあるサーフィンの大会が催される地でもあります。近年ではサーフィンが国技になりつつあり、学校の授業に取り入れているところも。英語とサーフィンを学ぶ留学コースも誕生しています。
オーストラリアは水泳の強豪国でもあります。オーストラリアで生まれ育った人で泳げない人は見かけないと言われるほど、子どものころから泳ぎを学ぶ機会が多いようです。世界クラスの水泳センターや最新の設備を整え、選手の育成にも努めています。その成果が、ジョディ・ヘンリー イアン・ソープ選手など、世界で活躍した有名スイマーたちです。
ヨットも有名で、世界三大ヨットレースといわれるシドニー・ホバート・ヨットレースや、海のF1と呼ばれる高速レース・セールジーピーなどが開催されています。プレー人口はほかと比べて少ないですが、オーストラリアならではのスポーツとして愛されています。
日本で人気の野球、卓球、そして国技の相撲は、オーストラリアでは認知度が低く、メジャーではないようです。
スキーやスノーボード、スケートといった冬季スポーツも、あまり人気はありません。オーストラリアは常夏のイメージもありますが、冬には雪も降ります。とはいえ、雪質があまり良くないこともあり、休日に雪山に行く人はあまり見かけないのだとか。スキー場はあるので、冬季にスキーやスノーボードを楽しむことはできます。
以上、オーストラリアで楽しめるスポーツのご紹介でした。
オーストラリアではスポーツを観戦するだけでなく子供から大人まで楽しむ風習がります。スポーツが大好きな人は、ぜひ現地で体験してみてください。
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