どうやって「自分で考える能力」「自信」を強くしていくか?
この問題に取り組む日本で育った日本人クライエントに多くお会いしています。
「自分に拠って立てるところ」があるのは、本当に大切だと思います・・・。
何かがあっても、すぐに自分が悪いと思わず、
論理的に、できるだけ客観的に多数の要因を分析してとらえるから、
すぐに傷つきにはならない。
これを、「集団の和に合わせるのが何より大事」「自己反省と謝罪と謙遜が何より大事」
と教えられてきた日本人の方に新たに取り入れていただくのは、かなりたいへんな
作業のことが多いです。
こころや行動のことですから、誰にもこれがきくという絶対的なものがある話ではないのですが、
具体的なやり方としては・・・
1.モチベーショナル・インタビュー(動機付け面接)
まずは何よりこれだと思います。「自分を作りたい」「自分がないようなのはもう嫌だ」
「自信を得たい」、という強いモチベーションを持っていただくための方向性を持った
カウンセリングです。
「どうしてそれが欲しいのか?」「それがあるとどう良いのか?」「ないとどういう問題があるのか?」
などの質問に答えていく中で、クライエントの自分自身のモチベーションを育て行きます。
2.行動療法、エクスポージャー・テクニック
ある程度モチベーションがはっきりしてきたら、ではそれを実現するために
どのような練習をしたら良いのか?という行動プランを立てていきます。
学校のグループ・ワークの時や雑談のときに、ただ聞き役でニコニコしているだけで、
話し合いには入りにくいということなら、どのように試しに入ってみるか?という
プランを立てます。そしてやってみたらどうだったのかを分析、思っていたより結構できた、
そんなに嫌な感じではなかった、ということが多いです。
そしてだんだんエクスポージャー(苦手な場面を経験してみること)の難易度を上げて経験し、
自信を深めます。
3.認知療法
物事のとらえ方が大きく関わっている時は、偏った認知の仕方を
どうより現実的客観的で自信を下げない考え方に変えていけるのか、
認知療法の「五つのコラム法」を行きいます。
「私たちが陥りがちな認知のクセ」についても学び、どのクセに陥っているのかを分かるようにします。
4.バックグランド、育ってきた家族関係などが大きく影響している場合
この場合は、過去について詳しく聞いていく必要がありますし、
どういう機能不全家族の中で育ったのかをクライエントの方がちゃんと理解できるようになるように、
そしてそのグリーフ・ワークを進められるように、カウンセリングを設定します。
その中で、ファミリー・コンステレーションの人形配置や、エンプティチェア・テクニックを
使うこともあります。
5.リラクセーション・テクニックや、イメージを用いた催眠法
緊張しやすい場合にはリラクセーション法や呼吸法、自分の核が入っていくような、
大地や天に根付くようなイメージを用いた催眠や瞑想法を取り入れることもあります。
この「自分」がゆるい問題でさらに対人場面でいろいろな問題が起こり、その結果
落ち込みや不安などの症状が出てしまうことがあると思い当たられた方は、
どうぞカウンセリングにいらっしゃいませんか?
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