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12時間耐久再び!!二回目の優勝なるか!?~人生はマラソンだ!ランニングブログ 二十九歩目~

ランニング前ちゃんです!

 

 

シドニー在住のランナー。

2019年現在16回目のフルマラソン完走を達成!!50km、6時間トラック耐久、45kmトレイルランニングなどウルトラもやってます!

 

 

 

 

 

 

 

2019年、新年1発目のレースはこれ!もはや恒例と言ってもいいNarrabeen All Nighterに参加しました!
こちらのレース、どういったものか一言で簡単にまとめることができまして、

 

夜8時から朝の8時まで、12時間ひたすら走る

 

という、至極シンプルなものになります。読者の方がこの記事を今どこで、どういう状況で読んでくれているかは分かりませんが、苦い表情をされていることは簡単にイメージできます。笑

Northern BeachはNarrabeenという場所にある国立公園内の約5.2kmの湖周りの周回コースを走ります。12時間の間に何周できるか、その距離を競います。

 

 

僕が参加したのはこの12時間を2人1組のチームでシェアするというもの。12時間を交代交代で走るリレー種目です。一人が走っている間、一人はベースキャンプとなる発着点で待ちます。5kmで代わっても良し、2周して10kmで代わっても良し。

5kmという距離だとスピードを出して走ることができるので、速い=時間内に多く走れる、と言えますが、その分回ってくる早く、待機者の休憩時間が短い。かと言って、休憩時間を長く取るために一回に4周=20km走るとします。レース自体が夜8時スタートで、ほとんどの時間を夜中走るこの大会では、距離が長いと長いでペースがガクッと落ちたときに、トータルで見て距離が稼げなくなってしまう。なかなかに戦略が必要とされるのです。

 

耐久レースで何より大事なのは、一緒に走るチームメイト。今回そんな12時間の相方、バディ、パートナーとして一緒に走ったのはJAMS.tvディレクターの千葉さん。実はこの大会、2年前にも参加しており、その時も千葉さんとチームを組みました。その時の結果はなんと優勝!!2人で131km走りました。

その時のレースレポートはこちらからご覧いただけます。

 

 

 

雷雨の中のスタート

 

 

 

 

 

出走2時間前の1月5日土曜日18時、開催地となるJamieson Park到着。朝からぐずり模様だった空はついに耐えられなくなり、しとしと、やがて雷とともに雨脚が強くなりました。

長丁場のレース、己の身体を癒す拠点となるのが各々持参するテントです。到着してまずテントと一緒に大量の着替え、食料を運びます。雨の中のテント設営もきつい。コースの路面は土。泥になることも確定。せめて走るときには止んでほしいという願いも虚しく、雨の中のbriefing。そしてスタートを迎えます。

 

今回千葉さんと話し合って決めた交代プランは、「10km→15km→10km→10km・・・」というもの。前回は夜中に長い距離を走り、肉体的にも精神的にも厳しい思いをしたため、できるだけ体力があり脚もフレッシュなうちに長い距離を走ろうということに。

千葉さんが第一走者を務めてくれることになり、僕はまだしばらくテントの中で待機。その間にどうにか雨止んでくれ~、濡れたくない~と願いながらも、1周したランナーが交代ポイントでもあるスタート地点に戻ってきたときに、テントから出て応援。

 

「千葉さんが来た!・・・めっちゃ濡れてる・・・笑」

 

肚を決めました。笑

雨の中走ることは好きではないですが、涼しいという良い点もありました。前回は汗が吹き出てシャツが身体にびったり付くほど蒸し暑かったので、その時と比べれば体力の温存はできると期待。ゼッケンを付け、夜道を照らす必須のヘッドライトを付けて2周目を終える千葉さんを迎えました。

 

 

経験が活きた走り

 

 

「5分ペースでいいよ」

 

降りしきる雨と上昇した体温で湯気を上げて戻ってきた千葉さんからのアドバイスと共に、ハイタッチで交代。その言葉のとおり、今回はじっくり粘りのあるレースをしようと考えていました。

 

前回はフルマラソン以上の距離を走る経験が初めてだったということ、「12時間と言えど、休憩を挟むから問題ないだろう」という無知から、最初から1km4分のペースで走り出してしまいました。そしてちょうどフルマラソンの距離にあたる42kmを迎えたあたりに脚が止まり、胸は痛くなり、「なんで年越しの夜にこんなことしてるんだろう」とヘッドライトだけが灯る暗闇の中、走りながら泣いていました。(実際に涙出てました)

 

そんな苦い経験をしたあの日から2年。これまでの間、45kmのトレイルランニング、50kmのウルトラ、6時間のトラック耐久レースなど、マラソン以上の距離を経験してきました。2年前より体力は衰えたかもしれない。しかしあのときの自分より経験があるぞ!と言い聞かせ、とにかくペースを乱さない、脚を使わない省エネランニングを意識して走りました。

前回の自分の走行距離が65km。今年はそれを超える70kmを目指していました。1km5分前後を順調に、かつ冷静に刻み、10kmをペース通りで走破。千葉さんとバトンタッチします。

 

ぬかるみの中を走った後はふくらはぎから太もも裏にかけて泥だらけ。12時間過ごすテントの中が汚くなるのを避けるため、走り終わる度にまずは脚を洗い、身体が冷えないように急いで着替え、汚れた衣類を片付け、次のシャツを出し、エネルギー補給していると、ゆっくり休めるのは20分ほど。パートナーが戻ってきたときにスムーズに交代できるよう、到着予定の5分ほど前にはテントから出て待ちます。

 

 

 

 

 

 

待機エリアにはフルーツ、軽食、スポーツドリンクやコーラなどを提供してくるエイドステーションがあり、ここが肉体的にも、精神的にもランナーたちの力の源泉となります。走る僕たちは好きで参加していますが、そんな僕たちのために12時間、交代しながらずっと途絶えることなく食料を準備してくれ、笑顔でサポートしてくれる彼らには感謝とともに、尊敬の念を抱きます。

ウルトラと言われる42km以上のレースになるとより一層、体力や気持ちの消耗が激しくなります。より過酷になるウルトラの大会には、参加者、運営、ボランティアの間にもどこかそういった相互互助の精神があり、それがまた大会の魅力だったりします。

ちなみにたまたまエイドステーションの真裏に自分たちの休憩場所を陣取っていたので、途中から僕は大きなテントのおこぼれに預かり、雨が濡れないように端っこ部分に椅子を置かしてもらい、休憩していました。笑 自分もいつか、ボランティア側で参加しないとなぁ

 

 

結果は・・・

 

 

 

開始時の雨も深夜1時を過ぎる頃には止み始め、前日の雷と交代したかのように出走した太陽によって、水はけが良かった路面も乾き出しました。

千葉さんと僕は10km、15km、10km、10km、10km、5kmとお互いに距離を踏み、12時間後の午前8時を迎える頃には131kmまで到達していました。そして終了。

 

総走行距離131km。個人で走った距離も含め、2年前とまったく同じものでした。しかし平均走行速度が5’12/kmと、2年前の自分よりも約4秒ほど上回っていました!

目標としていた70kmは超えられず、2人で達成したいと思っていた140km超えもならずでしたが、2年前の自分を超えられたのは非常に嬉しかったです。

 

そして総合成績

第2位!!!!

 

同じ距離で優勝した前回ですが、今回は1周差の5kmで後塵を拝してしまいました。しかし優勝チームの2人も「タフな走りだったね!」と讃えてくれ、清々しい気持ちで今大会を終えることができました。

 

毎年、年明けの最初の週末に開催されるNarrabeen All Nighter。来年2020年の予定もすでに決まっています。2020年1月4日~5日開催です。

開催場所はキャンピングサイトになっていて、ランナーのサポートとして同行する家族もいました。12時間走ることはできないけど、アウトドアには興味あるかな、という方にもお勧めですよ!大会要項、参加申込みはNarrabeen All NighterのWebsiteからできます!(来年度申し込みはまだオープンしていません)

 

2019年は4年越しとなるフルマラソン自己記録更新を目指したいと思います!そして2020年All Nighterで優勝奪還だ!

 

今年もランニング前ちゃんをよろしくお願いいたします。

 

 

それでは皆さん、

Have a good running!!!!

 

 

 

 

 

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