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第19回日本映画祭が開幕、11月15日まで開催

 

今回で19回目を迎える日本映画祭「Japanese Film Festival」が、11月5日に開幕した。10月14日にキャンベラで幕を切り、ブリスベン、パース、アデレードを経ていよいよシドニーでの開催となった。今回も前回に続きSydneyとParramattaのEvent Cinemaを会場に、コメディにサスペンス、アクションに時代劇など幅広いジャンルからおよそ40作品がラインアップ。海外で開催される日本映画祭としては最大級の作品数と観客動員数を誇っている。

 

 

内閣総理大臣補佐官の河合克行衆議院議員  Robert Kokシドニー市議会議員

5日、Event Cinemas George Streetにて開かれたオープニングナイトガラには、日豪の来賓や映画業界関係者などをはじめ、シドニー市からはRobert Kok市議会議員が、日本からは内閣総理大臣補佐官の河合克行衆議院議員が駆けつけ、開幕を祝った。

第19回日本映画祭の大使を務めるAdam Liaw氏

上映前には今年の日本映画祭の大使を務める、大人気テレビ番組「MasterChef Australia」の2010年優勝者、Adam Liaw氏が登壇し、伊丹十三監督の、ラーメンウェスタンと称された映画『タンポポ(1985)』を見て以来、それまで接点のなかった日本に対して親近感を抱くようになった自身の体験談を披露。映画を通しての異文化体験は、実際にその場所(国)を訪れるよりも大きな影響を持つと語った。

 

オープニング上映作品は、実写化で話題を呼んだ少年ジャンプ掲載のマンガが原作の「バクマン。」。少年ジャンプの編集部を舞台にマンガ家と編集者たちが連載を目指して奮闘するストーリーは、一般からクリエイターなどの業界関係者まで幅広く支持を集め、VFX(ビジュアル・エフェクツ)や音響効果など実写ゆえに楽しめる要素もふんだんに散りばめられている。出演俳優たちのコミカルな演技に会場が沸く場面も多く見られ、華々しくオープニングナイトを飾った。なおシドニーでの本映画祭は11月15日まで開催され、メルボルンでは11月26日からスタートする。

 

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