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今日は何の日?/クリスマスツリーの日

クリスマスに欠かせないものと言えば、クリスマスツリーです。1886年12月7日に横浜にある明治屋で初めてクリスマスツリーが飾られたことにちなんで、日本では12月7日がクリスマスツリーの日なんだそうです(ちなみに世界で初めてツリーが飾られたのはドイツのフライブルクです)。

寒い冬の間でも葉を落とさない常緑樹であるモミの木を使ったクリスマスツリーは、「永遠の命の象徴」とも呼ばれクリスマスを華やかに彩ってくれますが、クリスマスが終わればその役目も果たしてしまいます。つまり廃棄されてしまうのです。クリスマスに大量に排出されるパーティフードの食べ残しや包装紙などのゴミも問題ではあるものの、クリスマスツリーもまた、環境問題の一因となっています。

オーストラリア統計局 (Australian Bureau of Statistics)の2011年度の調査によれば、オーストラリアにはおよそ600万件もの家庭があり、そこからプラスチック製のツリーを使う家庭やツリーを飾らない家庭の分を差し引いたとしても大量の木が消費されていると推測できます(クリスマス用品だけでも6300万ドルが消費されているそうです)。

何十年にもわたって使用される家具などの木材とは違い、毎年たった1ヵ月の間にこれだけの木々が伐採、廃棄されれば確かに大きな環境問題と言えるでしょう。

この問題に対処すべく、現在シドニーを含め世界各地で様々な対策が取られているのはご存知ですか? プラスチック製のツリーもまさにそのひとつ。他にも、1ヵ月間ツリーをレンタルし、期間が終われば回収して再植、またはマルチング(根覆いと呼ばれ木材の品質を保ち加工しやすくする技法)して肥料として再利用するビジネスもあります。さらには、鉢植えのままツリーを提供し、期間後に回収して再植するなど、環境にやさしいビジネスが増えています。人や動物だけでなく植物も労わって、環境にやさしいクリスマスを過ごしましょう。

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