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球場へ日本人選手の応援に行こう! オーストラリア・プロ野球リーグ「ABL」のプレシーズン・マッチが開催

11月12日(土)、オーストラリアのプロ野球リーグ「ABL(Australian Baseball League)」のSydney Blue Sox(シドニー・ブルーソックス)と、NSW州リーグ所属選手の中から日本人と韓国人の精鋭を集めて構成された日韓オールスターズによるプレシーズン・マッチが開催された。11月18日(金)のシーズン開幕の前哨戦だ。

ブラックタウンのInternational Parkにあるシドニー・ブルーソックスのホームスタジアムは、日本の球場と比べてグラウンドと観覧席の距離が非常に近く、観客は至近距離で臨場感あふれる試合を満喫。

試合は11対1でシドニー・ブルーソックスが勝利したが、太鼓チーム「和太鼓りんどう」が日韓チームの応援に駆けつけてパフォーマンスを披露するなど、盛り上がりを見せた。

オーストラリアでは2010年にプロ野球機構が設立されたばかり。オーストラリア野球機構CEOのマーク・マリノ(Mark Marino)氏は、「オーストラリア野球のレベルを上げて盛り上げていきたい」と今年7月に日本野球連盟と交渉し、本シーズンから日本の社会人選手がオーストラリアのプロ野球リーグ「ABL」でプレイすることが決定した。本来であれば日本の野球界では二重登録を禁止しており、日本の球団に所属しながらオーストラリアのチームでゲームに出場することはできないが、マリノ氏の熱意が通じ、特例として認められた。

 

オーストラリア野球の強化に向けて、マリノ氏が日本に目を付けた理由は大きく2つ。1つは日本野球のレベルの高さ、2つ目が日本とオーストラリアのシーズン期間と気候の違いだ。

 

オーストラリアでは11月~2月上旬にペナントレースが開催され、ゲームは週末のみ。シーズン終了後に沖縄などの暖かい地域で調整を行う選手は多いが、オーストラリアであれば、温暖な気候の中で調整しながらほどよくゲームに参加することができる。さらにシーズンが終わる時期はちょうど日本のキャンプインのタイミングと重なるため、選手にとって非常に便利な環境と言える。

 

今回のプレ・シーズンマッチには残念ながら間に合わなかったが、18日(金)に開幕するABLにはHONDA埼玉とHONDA鈴鹿から合計4名のプロ候補がシドニー・ブルーソックスの選手として出場予定。日本人選手の活躍を応援しに、臨場感あふれる球場へ足を運んでみてはいかがだろうか。

 

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