エンタメ/スポーツ

映画館で感じたお国柄の違い

画像:公式ホームページ

 

実写版の「Beauty and Beast」を観るために、映画館へ行きました。事前に図書館でアニメ版を借りて予習は完璧。利用中の通信会社Optusの割り引きを利用して、21ドルのチケットを11.50ドルでお得にゲット。差額で7ドルもするビッグなポップコーンを買って、久しぶりの映画館を満喫する準備はバッチリです。

 

近頃めっきり涙腺がゆるくなり、見せ場であるダンスシーンでは映像の美しさに泣き、終盤ではビーストの切なさに泣き、挙句の果てには女優を目指して頑張っている幼馴染がもしこの中に出てきたら……という想像をしてエンドロールでも泣きました。つまりすごくいい映画だったのです。

 

さて、泣きながらエンディングロールを眺めている私をよそに、周囲は続々と席を立ちます。エンディングロールは2部構成になっていたのですが、1部目が終わった頃には観客のほぼ全員が帰り、子供たちがスクリーン前のちょっとしたスペースで走り回って遊び始めました。日本の映画館でもエンディングロールの途中で帰る人はいるものの、シドニーでは大多数がさっさと帰って、しかも子供が遊びまわるのか……。

 

結局、真面目にエンディングロールを全部見たのはわたしだけでした。そういえばシドニーに来る前に滞在していたフィリピン・セブ島の映画館では、エンディングロール中に「映画終わったからもう帰って」とスタッフの人から言われたことを思い出しました。こんな些細なところにも、お国柄は出るものですね(笑)。

 

文:天野夏海(編集部)

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