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密室から脱出せよ!謎解き脱出ゲームを体験

友達に誘われて、ずっと前から興味のあった脱出ゲームに挑戦してきました。謎解き系は昔から好きで、よくゲームや本を買っては遊んでいたのでわりと自信があります。その日のメンバーは私を含めて計7人。謎解きは得意だし、7人もいれば余裕だろうと思っていました。その考えが甘かったとは知らずに…

私たちが行ったところは、部屋のテーマが全3種類あり、なぜか全てホラー系。しかも夜に行ったので、「脱出できなかったらどうしよう」という恐怖よりも「演出が怖そう」という方が大きく、行く前に感じていた余裕はどこへやら。その中で選んだのは「Mexican Cartel」という、難易度が中級から上級の部屋でした。

脱出ゲームではまず、最初にスタッフから簡単な説明があります。時間制限は60分。密室なので体調が悪くなった時などいざという時には、ボタンを押せばスタッフが助けてくれます。私物の持ち込みは一切禁止で、携帯電話はもちろん、財布や鍵も全て受付にある箱に預けなければいけません。

心を含めた全ての準備ができたところでいよいよ部屋に入ります。全員にアイマスクが渡され、前の人に倣って目隠しされた状態で部屋へ案内されますが、何も見えないまま中に連れて行かれるので、この時点で恐怖が煽られます。一人一人いろいろな場所に立たされたり、座らされられたら、アイマスクを外してLet’s 謎解き!

…なのですが、私の両手には手錠をはめられていてほとんど自由がありません。何もできない恐怖と何をしたらいいのかわからないという恐怖で混乱状態。他の人たちも、手錠でつながれた先が迷路になっていたり、壁につながっていたりしてほとんど身動きが取れません。しかも、周りにはテーマ通りのメキシカンテイストな家具や小物などがたくさんあり、どれから手をつけたらいいのか全くわかりません(その前に私の手は動かせない!)。その後友達の手錠が外れ、私の手錠も友達の助けで外れ、なんとか第一関門突破。時間制限と手錠やピストルなどの小物によってちょっとしたスリルがありますが、思っていたよりも演出は怖くなく、一緒に行ったメンバーの1人は置いてあったメキシコのカラフルなポンチョと帽子を被って陽気に楽しんでいました(笑)。

体が自由になったところで、部屋の中にあるさまざまな仕掛けをいじってみるのですが、

友達1「これって時間稼ぎかな?」
私「じゃあ、こっちやってみよう。あれ? これもなんか時間稼ぎっぽい…」
友達2「やっぱりこっちじゃない?」

と、いろんなところを行ったり来たり。またメキシコをテーマにしているので、スペイン語で書かれたヒントも多く、私と友達2人にとっては何がなんなのか、ちんぷんかんぷん。そんなことをしているうちに、他の4人は順調に謎を解いていて、第2の部屋を発見。そこでも、私はあっちこっちみては「分からない」と嘆くだけ。時間も残り20分と刻一刻と迫っていて、全員がめちゃくちゃ焦ったものの、もう1つの部屋をあっさりと発見。

ところが、そこにもまた新たな謎解きが。私はかなりの時間をかけてなんとかパズルを解き、暗証番号を導き出して少しは役に立てたのですが、そこからは他の人たちにバトンタッチ。その時点で残り時間は2分を切っていて、みんなの焦りはピークに。私がなんだかんだしているうちに、他の人たちが脱出用の鍵を発見! なんと残り30秒という、超ギリギリのタイムで脱出成功しました。

スタッフによるとこの部屋の脱出成功率は35%ということ。頭の回転がいいメンバーのみんなに感謝です。こういう謎解きはゲームでするのと、実際に自分が入ってするのとは全く違うと実感した日でしたが、30秒を残して脱出できたのはいい思い出。時間制限と部屋の雰囲気によってかなりスリルが味わえたので、ちょっと刺激がほしい人にはおすすめします。私もいつか自分で再チャレンジしたいです。

LABYRINTH ESCAPE ROOMS(パラマタ)
https://labyrinthescaperooms.com.au/

文:浜登夏海(編集部)

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