今年西日本を中心に降り続いた記録的な大雨「平成30年7月豪雨」の被災者支援を目的としたチャリティーイベント「Charity Event for Western-Japan ~Share, Realize, Action~」が、8月30日（木）に、ウルティモにあるOff Broadway Hotelにて開催される。

「平成30年7月豪雨」の被害は、ここオーストラリアでも大きく報道された。

今回の豪雨で日本の気象庁は、数十年に一度の重大な災害が予想される場合に出す「大雨特別警報」を、8月6日から8日にかけて福岡、佐賀、長崎、広島、岡山、鳥取、京都、兵庫、岐阜、愛媛、高知の11府県で発表。

2013年に特別警報の運用が始まって以降、一つの災害で4都道府県以上に大雨特別警報が出されたのは初めて。各地で甚大な被害が相次ぎ、広島と岡山、愛媛を中心に200人以上が死亡し、現在でも行方がわからない人がいるほか、多くの人々が避難生活を余儀無くされている。豪雨の被災地では、多くのボランティアが入って土砂の撤去作業などを続けているが、復旧が遅れている地域も少なくない。

シドニーでも報道された屋根を残し一面の泥水に浸ってしまった市街のニュース映像はショッキングで、多くのオーストラリア在住日本人が遠く離れた日本の故郷のことを思い、無力感に苛まれたのではないだろうか？

その「平成30年7月豪雨」のチャリティーイベントを主催するのは、国際協力団体の「彩祭」。関東圏出身の学生によって2010年に東京で設立・運営され、カンボジア農村部でのボランティア活動をはじめとした災害被災地の支援、子どもボランティアなど国内外で社会貢献活動に精力的に取り組んでいる。

同チャリティーイベント広報の加藤田さんは、故郷から遠く離れた自分にも何かできることはないか友人たちと話し合い、被災者の人々の少しでも明るい未来のために行動を起こす決意をしたと言う。

今回のチャリティーイベントでは、歌や日本の食事、ドリンク、ゲームなど参加者みんなが楽しめることを願い、企画されており、寄付金・売上金から経費を差し引いた金額はすべて「平成30年7月豪雨岡山県災害義援金」に寄付される。

ぜひ、この機会にシドニーから日本の災害復興と地域再生のサポートをしてみてはいかがだろうか？

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