イベント情報
アート

3月のシドニーイベント/書家・矢野れん氏が6年ぶりの個展開催

イベント情報

日付 2020.03.04 〜 2020.03.17
料金 無料
開催地 Level 2, The Galleries, 500 George Street, Sydney【紀伊国屋書店ギャラリー】
電話番号 (02) 8970 3575
ウェブサイト http://renclub.net
E-Mail renclub@gmail.com
主催 RENCLUB
協賛 MIMAKI AUSTRALIA PTY LTD, Gold Class 達磨

日本の書を学ぶRENCLUBを主宰する矢野れん氏(書家)の個展「REN-page 17 For Australia」が3月4日(水)から3月17日(火)まで、シドニー紀伊国屋書店ギャラリーで開催される。

6年ぶりとなるこの個展では、生の書作品のほか、書と写真との融合作品も並び、オリジナリティ溢れる内容になっている。そして今回の作品には、前向きになれるような、心が温まるような、そんなメッセージが込められているそう。迫力のある字体や繊細で豊かな筆運びとともに、各々の作品の言葉選びや写真選びにも注目してほしい。

日本の伝統「書道」を追求し、海外で活躍する書家ならではの感性を活かした作品の数々を間近で体感しよう!

復興への願いを込めて

このイベントで集められた収益の一部は、オーストラリア森林火災の被害に向けた義援金として贈られることが決まっており、復興への願いを込めた作品も展示している。ここでは2つの作品をご紹介。

高く伸びる一本の大樹に悠久の自然への思いと畏敬の念を込めて制作したこの作品は、「時間はかかってもこの自然をとりもどすことができますように」という願いが込められている。

青々と生い茂る緑な若葉たちから自然が持つ力強さ、再生力、豊かさを表現し、文字で命を吹き込む。実際にその場所に立っているような臨場感のある作品になっている。

海の向こうに見える街には、「災害で失われた沢山の命を元の状態に戻すことはできないが、前を向いて一歩ずつあった姿に近づくように歩んでいくことはできる」という思いが込められている。

そしてメッセージには、「Let it be」の文字が。やわらかく流れるような字体で見る人に安心感と希望を与える作品だ。

作品から感じる思いはさまざまで、この中からあなたの気持ちを大きく動かす作品に出会えるかも。ぜひこの機会に足を運んでみては?

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