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カルチャー

日豪の民族楽器で語り合う、異文化音楽交流イベント・シリーズ

イベント情報

料金 無料
エリア Sydney
開催地 Japan Foundation(EchosコンサートのみJohn Painter Hall)
ウェブサイト https://jpf.org.au/events/echoes-solo-didgeridoo-concert/

日本文化とオーストラリアの先住民族文化を、音楽による対話(Musical Dialogue)でつなぐことを目的としたイベント「Echoes」が、Japan Foundationにて開催される。

数奇な運命を経てディジュリドゥの奏者として活躍する日本人の演奏をはじめ、アイヌ民族楽器奏者のトーク、在豪アメリカ人の尺八大師範と先住民族音楽アーティストによるパフォーマンス、アボリジニ音楽研究家を迎えてのディスカッションなど、日豪両国の古来からの音楽文化にじかに触れることができるイベントだ。

 

 

日本音楽とアボリジニ音楽の異文化交流をテーマにしたパネル・ディスカッション

「Harmonies in Japanese and Aboriginal Australian Music」

2月9日(木)6:30pm-8pm

日本で尺八の修行を積みながら和太鼓グループの一員としても活動し、現在は世界を舞台に活躍する尺八大師範のライリー・リー氏と、アボリジニ民族楽器の演奏から踊りの振り付けまでこなすアーティストで、ムルワリの民の血を引くマシュー・ドイル氏、そしてシドニー音楽院の名誉教授でアボリジニ音楽研究の専門家として有名なアラン・マレット氏の3名が語り合う。さらに、リー氏の尺八とドイル氏のディジュリドゥの音色で織りなすパフォーマンスも披露される。

 

 

オーストラリアの先住民族楽器、ディジュリドゥ奏者のGOMA氏によるトーク・イベントとソロ・コンサート

「Discover Goma’s Story」トーク

2月23日(木)6:30pm-7:30pm

「Echoes」コンサート

2月25日(土)3pm(このコンサートのみサリーヒルズのJohn Painter Hallにて開催)

アボリジニの聖地でもあるアーネムランドにて開催される「Barunga Dijuridoo Competition」にて、1998年に準優勝を果たしたこともあるGOMA氏は、その後2009年に自動車事故で脳に損傷を負い、過去10年間の記憶と記憶をする機能を失った。それにともない音楽活動の休止を余儀なくされたものの、まもなく緻密な点描画を描きはじめるなど懸命のリハビリを続けた結果、再起不能と言われた事故から苦難を乗り越えて、2011年のフジロック・フェスティバルにて奇跡の復活を成し遂げた不屈のアーティストとして知られる。

ディジュリドゥの演奏はもちろん、点描画家として個展を開くなど精力的に活動を続ける同氏の人生体験と、体の芯に響き渡る独特の音色に耳を傾けよう。

コンサートの予約はこちら↓

https://www.eventbrite.com.au/e/echoes-tickets-31244187205 

 

アイヌ音楽研究家/同民族楽器奏者によるトーク・イベント

「Ainu Sounds: Indigenous Music from Japan」

3月10日(金)6:30pm-8pm

アイヌ音楽研究家であり、同民族楽器の奏者としても知られる千葉伸彦(アイヌ名:サンペ)氏から日本の先住民族アイヌの文化とその重要性が語られる他、弦楽器トンコリと口琴ムックリによる伝統曲のデモンストレーションが披露される。神秘に満ちたアイヌ音楽の一端にも触れることができる貴重な機会だ。

 

両国が生んだ民族楽器から紡ぎ出される演奏に心を震わせ、同国々の音楽や文化、民族についての理解を深めてみてはいかがだろうか。

どのイベントも参加は無料だが、チケットなどの予約が必要なので早めにチェックしておこう。

お問い合わせ・予約はこちら↓

email:reception@jpf.org.au

TEL:02 8239 0055

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