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スクリーンに見るさまざまな人生の謳歌、Mardi Grasの映画祭

イベント情報

料金 19ドル ※各種割引、各種フィルム・パス有り
エリア Sydneydney
開催地 Event Cinemas George Street
ウェブサイト http://queerscreen.org.au/queer-screen-film-fest-2017/

2月19日(日)から開催される「Mardi Gras Festival」に先駆けて、さまざまなテーマのLGBTIQA(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、インターセックス、クィアまたはクエスチョニング、アセクシャルまたはアライ)作品を集めた映画祭、「Mardi Gras Film Festival」が、2月15日(水)から3月2日(木)まで、シドニーのEvent Cinemas George Streetを中心に6ヵ所で開催される。

世界最大のクィア・フィルム・フェスティバルのひとつにも数えられる同映画祭では、100にものぼる選りすぐりの作品がラインアップ。同性結婚や学校でのいじめ、出稼ぎ労働者、政治亡命、高齢化問題などを題材に据え、ロマンスやドラマだけではなく、アン・リーの名作『The Wedding Banquet』や、ファミリー映画として『ファインディング・ドリー』も上映する。

オーストラリアのLGBTIQA映画製作者らによる恒例の短編映画コンペティション『My Queer Career』も上映される他、田舎町を舞台に2人の少女の出会いから起こる家族の顛末を描いたスリラーの『BAD GIRL』、兄を亡くした移民2世の青年が自身のセクシャリティを自覚していく『Teenage Kicks』といった長編オーストラリア映画も見逃せない。

自分の周囲に多様な生き方の”かたち”を直に見る機会がない人も、その世界に映画で触れてみてはいかがだろうか。LGBTIQAについて、その家族や友人、恋人関係について、より深く知る絶好の機会となるに違いない。

 

主な作品:

『Moonlight』

ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門作品賞受賞作品。マイアミの貧困層に生まれた主人公が、度重なる不遇に見舞われながらも自我に目覚め、強く生き抜く姿を幼少期、青年期、成人期と追った人生のドラマ。制作総指揮は、『それでも夜は明ける』でアカデミー賞を受賞したブラッド・ピット。

 

『Out Of Iraq』

2004年のイラク戦争最中より、13年の月日をかけて4カ国で撮影されたドキュメンタリー。イラクで出会った米軍翻訳者とイラク軍兵士のカップルが、ゲイが禁忌とされる国を出て自由を得るために道なき道を進む。愛の物語であると同時に、現在の難民申請システムへの疑問を呈する作品。

 

『When We Rise』

同性愛者権利運動の転換点と呼ばれる、1969年6月の“ストーンウォールの反乱”以降のLGBTQIA人権運動の歴史を描くドラマ・シリーズ。同映画祭では、全8エピソードからなるシリーズの初回を上映。演出を『ミルク』で有名なガス・ヴァン・サント監督が手がけている。

 

『King Cobra』

人気ゲイ・ポルノ俳優のブレント・コリガンを取り巻く、同業界での実際に起きた事件を題材としたスキャンダラスな作品。ジェームズ・フランコが元男娼役として出演と制作を兼任している。

 

『The Pass』

ジョン・ドネリーによる同名舞台劇を映画化。オープンリー・ゲイ俳優のラッセル・トヴェイが出演している。時を経た3つのホテルの部屋という3場面のみで、対照的な道を歩んだ2人のプレミア・リーガーを描く。

 

チケット:19ドル

※各種割引、各種フィルム・パス有り。

http://www.mardigras.org.au/2016-festival-event-guide/mardi-gras-film-festival

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