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ANZAC隊及びオーストラリアの戦没者を追悼するアンザック・デー

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料金 無料
エリア Sydney
開催地 Sydney各地
ウェブサイト http://www.awm.gov.au/commemoration/anzac-day/

アンザック・デー(ANZAC Day)とは、オーストラリアがこれまで参加した戦役の従軍者に敬意を表し、特に第1次世界大戦時のオーストラリアとニュージーランドの連合軍(Australia and New Zealand Army Corps)の兵士たちを始めとした戦没者を追悼する記念日のこと。1915年4月25日に連合軍がトルコ軍戦線を突破するため、ガリポリ半島(トルコ)に上陸した際に数多くの戦死者を出したことで、オーストラリアとニュージーランドでは祝日とされている。

毎年国を挙げてさまざまなセレモニーが催されており、2015年にはブリスベンのパレードで初の日章旗が掲げられたことから、第2次大戦終結より70年を経て日豪和解に一歩前進する出来事となった。両国は第2次世界大戦の太平洋戦線で敵軍として激しい戦火を交え、オーストラリア側は本土爆撃を受けるなど多大な被害を被ったが、第1次大戦では連合国側の友軍として戦った歴史もある。

当日午前9時より、Elizabeth StreetとMartin Placeの交差点からLiverpool Streetまで退役軍人たちが行進するほか、ガリポリに上陸した時間に合わせた午前4時30分に、Martin Placeで追悼式が開催される。

また、これらの追悼式に先駆けて、オーストラリア国内をめぐる移動型エキシビション「The Spirit of Anzac Centenary Experience」が、4月15日(土)から27日(木)まで、リニューアル・オープンしたExhibition Centreで開催される。12の展示コーナーで第1次世界大戦下におけるオーストラリアの歴史を改めて学ベる同イベントは入場無料。下記よりオンライン予約ができる。

http://www.spiritofanzac.gov.au/book-tickets

他にもパブ「The Keg & Brew」と「The Dog Hotel」では、”Young Veterans Two Up Pale Ale”*を当日に販売。このクラフトビールは、オーストラリアとニュージーランド産の麦から製造されており、売り上げの10%が若い兵役経験者へと寄付される。

 

オーストラリアに住む者としてこの国の戦争の歴史を学び、日豪関係の過去を省みて未来を考える、いい機会となるかもしれない。

 

*”Two Up”は、1ペニー硬貨を用いたコイントスのカジノ・ゲーム。通常、”Peace Maker”の異名を持つエドワード7世の英国硬貨を使用し、中にはコインに白い十字を描いたものも。オーストラリアでは普段は禁止されており、アンザック・デーのみプレーを法律で許可されている。

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