イベント情報
映画

ラテン作品が集まるスペイン映画祭

イベント情報

料金 大人 20ドル、学生 17.5ドル(イベントにより異なる)
エリア Paddington、Leichhardt
開催地 Palace Verona , 17 Oxford St., Paddington/Palace Norton St., 99 Norton St., Leichhardt
ウェブサイト https://www.spanishfilmfestival.com/

今年で20周年を迎えるスペイン映画祭「Spanish Film Festival 2017」が、4月18日(火)から5月7日(日)の2週間にわたり、パディントンのPalace VeronaとライカートのPalace Norton Stの2ヵ所で開催される。

スペインや南米の映像作品が一堂に集まる同映画祭では、スペイン版アカデミー賞のゴヤ賞の受賞作品やドキュメンタリーなど、バラエティに富んだ39作品を通じてラテン文化を知ることができる。

18日(火)のオープニング作品は、夏のマドリードを舞台に5組の男女の愛とセックスをコミカルに描いたラブ・コメディ『Kiki, Love to Love』。5月7日(日)のクロージング作品は、マイケル・ウィンターボトム監督による、人気コメディアンのスティーブ・クーガン&ロブ・ブライドンがグルメ・リポートの仕事のため各地を旅するシリーズの第3弾となる『The Trip to Spain』。どちらもスペイン国内で話題を集めた作品だ。

実力派俳優のラウール・アレバロが初監督を務めた『The Fury of a Patient Man』は、8年ぶりに刑務所から釈放された主人公が、家族と新しい人生をやり直そうと試みるものの、過去の亡霊と向き合う内に思わぬ事態へと陥っていくスリラー。同作品で、アレバロはゴヤ賞の新人監督賞にもノミネートしている。

ベネチア映画祭2016で10分間のスタンディング・オベーションを受け、ゴヤ賞2017でもイベロアメリカ映画賞を受賞した『The Distinguished Citizen』は、ノーベル文学賞を受賞した人間嫌いのダニエル・マントバーニが、アルゼンチンの故郷サラスの”名誉市民”に選ばれたことを知って里帰りするシニカルなコメディ。

スペイン・マラガ映画祭2017で最優秀スペイン映画賞を受賞した『Summer 1993』は、6歳で母親を失った少女が養父母に引き取られ、新しい生活の中に自分の居場所を見つけていく、心温まるひと夏のドラマ。

19世紀に西オーストラリア州ニュー・ノーチア大修道院を造ったスペインの聖職者であり音楽家のロセンド・サルバドの軌跡を、スペイン人ロック歌手ロセンドの目を通して辿るドキュメンタリー『From Rosendo to Rsendo』、天才ギタリストのパコ・デ・ルシアがデザインしたギターの9ヵ国、34,412kmの旅路を追う『Flight of the Guitar: Dreaming of Paco De Lucía』も興味深い。

他にも、スペインの人気マンガを実写映画化した『Zip and Zap and tge Captain’s Island』、西加合作アニメーションの『Ozzy』などキッズ向けの作品や、歌手と女優として50年のキャリアを誇り、2017年の名誉ゴヤ賞を受賞したアナ・ベレンが主演した3作品などが上映される。

さらに、26日(水)はペネロペ・クルスが1950年代のハリウッド女優を演じる『The Queen of Spain』の上映前に、Loleaのサングリアとライブ音楽が楽しめたり、29日(土)はフラメンコの巨匠サラ・バラスのドキュメンタリー『Sara Baras, All Her Voices』の上映前にフラメンコが披露されたりと、スペインならではのイベントも充実。

笑いあり、涙あり、愛と人生の喜びを謳うラテンの人々を集めた同映画祭に、ぜひ一度足を運んでみてはいかがだろうか。

 

プログラムとチケットの予約はこちら

https://www.spanishfilmfestival.com/sessions/sydney

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