シドニーで活躍する日本人指揮者の村松貞治氏が、客演指揮者として参加するクーリンガイ交響楽団の演奏会が、8月26日（土）と27（日）の2日間にわたり、セント・アイブスにあるUniting Churchにて開催される。

「Pastoral Symphony」と題された今回の演奏会では、オーストラリア出身の現代作曲家カール・ヴァインによる6つの交響曲のうち『第1番 Microsymphony』、ヴォーン・ウィリアムズによる民族音楽を聴かせる『ヴィオラと管弦楽のための組曲』、ベートーベン作の名曲『交響曲第6番 田園』の3曲が披露される予定だ。

なかでも劇作品から室内楽作品まで幅広くこなし、躍動性のある音楽や舞踏音楽の作品が高く評価されるヴァインの『Microsymphony』は、シドニーのユース・オーケストラのために作曲された1986年の作品。オーストラリア国家の編曲や、2000年のシドニー・オリンピックの一部音楽も担当した経験もある作曲家の、キャリア前期の作品が聴けるまたとない機会だろう。また、「ヴィオラと管弦楽のための組曲」ではオペラ・ハウスを始めとした世界各国の舞台で活躍するヴィオラ奏者のリサ・サングをソリストに迎える。

叙情的な美しいオーケストラの音色を聴きに、足を運んでみてはいかがだろうか。

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http://www.kpo.org.au/current/index.php/concerts/pastoral-symphony

【開演時間】
8月26日（土）19:30
8月27日（日）14:30

【曲目】
カール・ヴァイン作曲 「Micro Symphony」
ヴォーン・ウィリアムズ作曲 「ヴィオラと管弦楽のための組曲 」 ヴィオラ：Lisa Sung
ベートーベン作曲 「交響曲第6番 田園」