1976年に創業。全豪で日本食品の輸入・卸売・小売を手がけ、日本食や日本酒の普及に貢献し続けている、元祖日本食品小売店の『東京マート』が、定期的に開催している日本酒の試飲会を8月18日(土)に実施した。
今回の試飲会では、酒どころ新潟県の蔵元で1830年(天保元年)に創業された、朝日酒造の人気ブランド「久保田シリーズ」が紹介された。「久保田シリーズ」の特徴はすっきりとした淡麗辛口の味わい。あっさりとしながら深みとコクがあり、口当たりの柔らかい久保田は多くの人々から愛されている。
また、日本酒の顔でもあるラベルにもこだわりが。創業時の品格にふさわしい浮上を求めた結果、楮(こうぞ)を原料とした、自然の素材感が滲み出るような和紙ラベルが採用されており、雪国新潟の力強さや素朴さを表現している。
今回の試飲会でテイスティングできたのは、「萬寿(まんじゅ)」、「碧寿(へきじゅ)」、「紅寿(こうじゅ)」、「翠寿(すいじゅ)」の4品。萬寿は久保田シリーズの最高峰として知られ、リッチな味わいやバランスのよさが特徴。山廃酒母を用いることで味わいに深みがありつつも、ドライで飲みごたえある碧寿。わずかな甘みや酸味を含む繊細な米の旨味を思わせる紅寿。翠寿はフルーティーで華やかな香りと柔らかな味わいが印象的。
朝日酒造の広報を担当する遠藤氏は「オーストラリアをはじめとする海外から徐々に人気が集まっている日本酒を、オーストラリア人にもオーストラリアにお住まいの日本人の方にも知ってもらい、楽しんでもらいたい」と語った。
試飲会当日は朝日酒造の「久保田シリーズ」全品がセール価格で販売。来場者は飲み比べをしながら、お気に入りの日本酒を購入していた。今回の試飲会を通して日本酒を身近に感じる人も少なくなかったはずだ。
2001年に日本で牛海綿状脳症(BSE)が発生して以来、生鮮牛肉の輸出が17年ぶりに再開されたことを受け、久保田試飲会の同日に和牛の試食会が同時開催された。
今回紹介されたのは昨年の「全国和牛チャンピオン」で総合優勝を獲得したブランド牛である鹿児島県産の「黒牛」。ジューシーな肩バラと肉の旨味をしっかりと感じることのできる”ともばら”(カルビ)が振舞われた。
「日本の和牛には、オーストラリア牛にはない風味があります。すき焼きやしゃぶしゃぶなど、パーティーの席でぜひ食べて欲しい」と豪州国内で和牛の取り扱いを行う大沢エンタープライズの大沢氏は語った。
Shop 27, Northbridge Plaza, Northbridge
(02) 9958-6860
月火水金 9am-5pm、木 9am-6pm、土 9am-5:30pm、日 10am-4pm
www.junpacific.com
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