オーストラリアのワイン醸造家や栽培家の情報を日本人向けに発信しているビノベータ（VINOVATA）は、新年を迎えた1月3日（木）にシドニー市内にあるアーバン・ワイナリー・シドニー（Urban Winery Sydney）にて「ロゼ祭り（Rosé Matsuri）」を開催した。

「よく冷えたロゼで祝う真夏の正月」をテーマに開催されたこのイベントでは、35種類以上のロゼワインの試飲を楽しむために、和装やピンクコーデに身を包んだ50名以上のワイン好きが集結。ワイン貯蔵樽が設置されている会場にはフラワーアレンジメントが施され、華やかな雰囲気の中で新年の門出を祝った。

ロゼワインは、「セイバリー（香辛）」、「フルーティー（果実）」、「フローラル・セイバリー（芳香）」、「フローラル・フルーティー（芳醇）」、「オフドライ（半辛）」の5つのカテゴリーに分類されて提供。ワイン初心者もロゼの魅力を堪能し、心ゆくまで試飲を楽しんだ。

ワインとともに提供されたのは、エイジュ・フュージョン・ジャパニーズ・ダイニング（Eiju Fusion Japanese Dining）と神楽（Kagura）によるフィンガーフード。参加者は、ロゼと絶妙にマッチする和の料理に舌鼓を打った。

その他にも、イベントのハイライトとして、ワインみくじや豪華商品が当たるブラインドテイスティングが開催。テイスティングで正解率の高かった参加者は、会場にあるロゼワインをプレゼントされ、大いに盛り上がりを見せた。

また、本イベント主催のビノベータ（VINOVATA）は、ピンクリボン運動をサポートしており、イベント入場料の一部とイベントで募った募金は、癌慈善団体であるキャンサー・カウンシル・ニューサウスウェルズ（Cancer Council NSW）へ寄付される。

本イベントは大盛況のうちに終了し、参加者は新年の幕開けを祝うにふさわしい体験を充分に満喫した。

Vinovata
https://www.vinovata.com/

取材・写真・文：北村龍一