最初の日本酒半額!本格焼肉ビュッフェがシドニーシティに新登場
日本から輸入した本格和牛焼肉とお寿司、惣菜が食べ放題のビュッフェレストラン「Gyuniku Buffet」が、シドニーのチャイナ…
「オーストラリアに住んでいても美味しい日本食を食べたい」そんな日本人の強い味方、日本食レストランやラーメン店を陰で支えているのが、2008年創業の『WPM Japan』。
10年もの間、トップランナーとして「麺・餃子・シュウマイ・ラーメンのスープ」などを製造し、オーストラリア全土の日本食レストランやアジア系食料品店へと販売しています。工場のあるシドニーだけでなく、ブリスベンやキャンベラ、メルボルン、アデレード、パースといった主要都市と、ニュージーランドで事業を展開。
他にも製造工場はある中「他の店とは一味違った麺・餃子が作れる」「安心・安全・高品質で信頼できる」と、WPM Japanを選ぶ店舗が後を絶ちません。
工場が移転してさらに規模が大きくなったWPM Japanへ取材し、多くの顧客の支持を集め続ける人気のヒミツを探ってきました♪
HACCP取得はもちろんのこと、基準が厳しいオーストラリアのフードオーソリティの食品安全法などすべての関連法を遵守、最上級評価のAランクを毎年獲得しているWPM Japan。
製造エリアへ入る前に必ず専用のユニフォームと靴、マスクを着用し、装飾品は必ずはずします。制服にポケットがあると、ついついスマホやお財布をポケットに入れたまま製造エリアに入ってしまう恐れがあるため、白衣のポケットはしっかりと縫い付け、トラブルを未然に防ぐ工夫も。
JAMS編集部スタッフも、工場の製造エリアに入る前に使い捨ての白衣や靴カバー、帽子を着用。手洗いの指示表に沿って手洗いと消毒をします。この手洗いや服装についてのチェック項目は、朝の出勤前、ランチ後、休憩後の最低1日3回チェックし管理表に記入するそう。
エントランスから製造エリアまでエレベーターで降りるのですが、実はそのエレベーターも殺菌や異物の混入を防ぐ目的で2枚扉になっていて、工場の造りから徹底的な衛生管理がされています。
まずは、麺の製造現場から見学スタート! ラーメンの生地にはオーストラリア産で高品質の小麦粉である「プライムハード種」を使用。1日に使用する小麦粉だけでもかなりの量です。
ミキサーは最新のものを使い、スピードや回転方向を変えたりしながら、なめらかな生地を作ります。
麺に対する店主さんのこだわりは強いもの。ラーメンの生地は、何種類かの粉をブレンドすることができるため、こだわりの詰まったプライベートブランド麺の製造も可能なのです。
まんべんなくミックスされた粉は、機械によって圧力をかけられ帯状になり、ロール状に巻かれていきます。麺の製造計画に合わせて熟成させるため、乾燥防止用の黒いビニールで包まれ貯蔵されます。この段階で麺を落ちつかせるために、一度熟成をさせています。
WPM Japanでは、4つのローラーがついた最新機械を導入しているので作業が1度で終わり、生地にストレスを与えずさらになめらかで弾力のある生地に仕上がります。
実は自家製麺と工場で作る麺の材料にはさほど違いはありません。オーストラリアでも自家製麺にこだわる店主さんは少なくありませんが、個人店での大量生産・最新機械の導入はなかなか難しいところ。
最新機械を導入することは単に生産量をあげるだけではなく、手作業を減らすことでより安心・安全なものをお客様に届けることにも繋がっています。
WPM Japanでは「自家製麺ではできないものを、他には真似できない商品を作る!」をモットーに、惜しみなく投資された最新設備と熟練したプロのアドバイスで、「お店にあったこだわりの美味しい麺」を製造しています。
十分に伸ばされた生地は、麺の形状に合わせて専用の刃でカットされます。麺の細さは、日本工業規格で定められた「切刃番手」によって決まり、番号が大きいほど細麺になるそう。
豊富な種類の切り刃を使い分けることで、麺の太さだけでなくちぢれ加減も調整することができるのです。ここでも最新の機械を使うことで、人の手では真似できないきめ細かな作業を可能にしているのですね。
WPM Japanでは「黄色麺・博多麺・豚骨麺」の中で、さらに「太さ・重さ・形状(ちぢれ・ストレート)」など、店主さんのオーダーに合わせた100種類以上もの麺が製造されています。
写真左から「博多麺・ストレート麺(24番)」「黄色・ちぢれ麺(24番)」「黄色・ストレート麺(14番)」。
刃の大きさは番号によって管理されていますが、できあがった麺を見ただけでは「これが24番でこれが22番」とはすぐに分かりません。見た目では細かな変化は分からなくても、これがスープと一緒に食することにより、変化を感じます。
スープとの絡みがいいかや喉ごしなど、店主さんそれぞれの強いこだわりに応えて一種類ずつ丁寧に製造されているのですね。
先ほどの切り刃によって正確にカットされた麺は、丸められ自動で袋詰めされます。異物の混入はないか重量に誤差がないかを、スタッフが目と「はかり」で最終確認し、ラベルを貼って箱詰めにします。
ここでの工程では、主に麺の状態をチェックするスタッフと「はかり」で重さを量るスタッフの2人体制。工場が広くなり製造ラインを一直線上にすることで無駄がなくなり、製造の効率が上がったそう。
機械は全て日本から輸入しているため、不都合が生じた時にすぐに交換や修理するのはなかなか難しいそう。WPM Japanでは多くの顧客を抱えているために、もしも故障や事故で製造ラインが止まってしまうと、オーストラリア全土のラーメン屋さんに支障がでてしまいます。
そうならないためにも、現在稼働している1ラインの他に予備のラインを設置しているのだとか。さすがです。今後オーダーが増えた場合は2ライン体制で稼働できるので、さらにたくさんの受注にも応えられる準備がすでに整っています。
続いて、今やラーメン屋さんだけでなく日本食レストランには欠かせない「餃子」の製造エリアを見学させてもらいました♪
餃子に必要な肉、野菜は毎日工場へ搬入されます。1日でこれだけのキャベツが餃子に使われるそう。
工場移転後、キャベツを切るためのカッター機械を最新型のものに替えたことで、今までよりも水分が出なくなり、「外はパリッと中はジューシー」な仕上がりを実現。その効果で、さらに美味しくなりました。
餃子の具材が混ぜ合わされた時点ですでにいい匂い……。
ラーメンの麺同様、こだわりが詰まったオリジナル餃子の製造もしています。オーストラリアではラーメンブームに続き、近年餃子ブームがじわじわときていて、取扱店舗や餃子の種類が増えているのです。
現在製造しているのは、定番のポーク、ベジタブル、チキン、シーフード餃子の他にも新たなニーズを求め、キムチ餃子や和風ビーフ餃子、ニラをたくさん入れた餃子など、実に50種類以上。前回の取材時は30種類ほどだったので1年間でかなり増えていることが分かります。
お店にオリジナルブランドの商品を提供するだけではなく、WPM Japanから新商品の提案も随時しているので、メニューのレパートリーを増やしたい、少し変わったメニューを出して、顧客の開拓をしたいという方にはグッドニュースです。
また、麺と同様にお店のオリジナルレシピに合わせた餃子の製造も可能なので、一度相談してみましょう!
モチモチした皮と、パリッとした焼き目の秘密はここ。餃子の生地を熟成させた後、機械によってしっかりと練り上げられていきます。
ローラーで圧力をかけながら生地を伸ばしたら、丸い形に切り抜かれ、くるくる回りながら生地に具材が詰められます。すると、おなじみの餃子の形に。生地を切り抜く時に余った部分は他の生地と混ぜ合わされるので、無駄がありません。
機械によって作られた大量の餃子が流れてくるので、スタッフが両手で3個ずつ餃子を持ち、素早くトレーに並べていきます。
この作業、次々流れてくる餃子を手際よく取り分ける必要があるため、慣れるまではなかなか大変なんだとか。流れ過ぎると落ちてしまうのでちょっとドキドキですよね。
餃子の機械は現在3台。最新型のものは、餃子をトレーに並べるまで一貫して製造してくれる機械が導入されたため、そこではスタッフが餃子を取り分ける必要もありません。
高性能の機械を導入することで、スタッフの手で直接商品に触れる時間を減らし、スタッフの負担を減らすだけでなく、より清潔な商品を届けるよう努めているのですね。
餃子が詰められた大量のトレーは、翌日まで冷凍庫に保存されます。
写真の通り大量のトレーが冷蔵されていますが、1日いくつくらいのトレーが使われていると思いますか?……なんと、その数、2000トレー!
1つのトレーあたり、40~60個の餃子が詰められているので、1日に生産される餃子はなんと10万個! まだまだ製造エリアに余裕があり、今後さらに製造量を増やすことも可能とのことなので、さらに驚きです。
冷凍庫で1日寝かされた餃子は、出荷に向けて梱包作業に入ります。
トレー1つが餃子1袋分。スタッフがトレーごとに黙々と袋詰めしていました。WPM Japanのスタッフは、一人ひとりの能力がとても高く、どの工程でもその手際の良さに圧倒されます。
最新機械を取り入れていることはもちろんですが、スタッフの指導・研修がきっちりとされていることで大量生産を可能にしているのでしょう。
写真後ろに映っている高く積まれたトレーは、パッキング済みのトレー。全てまとめて洗浄・殺菌消毒されるそう。取材は早朝だったにも関わらずすでにこんなにも多くのトレーが積まれています。
袋詰めされた餃子はそのまま金属探知機へ。万が一、金属片が混入していないよう全ての袋は金属探知機によって最終チェックされます。
近年異物混入のニュースが日本・オーストラリアでは後を絶ちません。厳重な衛生管理のもと製造され、基準をクリアしたものだけがレストランや家庭に届くので、安心ですよね。
商品が詰められた箱が次々と送られてくるのは、こちら。ベテランスタッフの手によってパレットの上に箱が積み上げられていきます。
この箱も10パック以上の商品が詰められているため、1箱だけでもかなりの重量があります。そこで活躍するのが、箱を吸い上げて運ぶことができる最新機械!
一般的に箱の持ち運びは男性スタッフの仕事ですが、この機械を使えば箱の重さを感じずに運ぶことができるため、女性でもできるそうなのです。
パレットに積まれた箱は、機械によって10~15巻きほどラップで固定された状態で、冷凍庫で出荷を待ちます。冷凍庫・冷蔵庫も広々としていて、まだまだ余裕があります。
女性でも簡単と言われると試してみたくなってしまうもの(笑)。ご厚意で、JAMS編集部スタッフ(女性)が体験させていただきました♪ 使い方のレクチャーを受け、いざ体験!
慎重に箱を吸い上げ、パレットまで運びます。写真のスタッフさんはひょいっと簡単に運んでいましたが、やはりこの作業もコツがいるそう。手伝っていただきながら運ぶことができました!
この箱を吸い上げる機械とラップを巻く機械が導入される前は、全て手作業だったそう。どんなにムキムキの男性スタッフでもなかなかの重労働です。
案内をしていただいたスタッフさんに言われた「手作業を極力減らすことで生産性をあげるだけでなく、スタッフの負担をなるべく減らしていきたい」という言葉に、感心させられました。
オーストラリアで10年もの間、日本の「おいしくて安全」な食を提供してきたWPM Japan。「商品」へのこだわりや味の追求だけでなく、スタッフの安全も考えた上で進化を続けるからこそ、こんなにも長い間、多くの日本人から愛され続けているのでしょう。
工場を移転し、製造エリアが広くなっただけでなくスタッフの休憩室もゆったりとした空間に生まれ変わりました。男女別のロッカーやキッチンスペースも完備し、スタッフの働きやすさも大切にしているのが伝わってきます。
※現在スタッフ募集中です!
会議室は、自社サービスの試食や各契約先レストランとの自家製麺の打ち合わせに利用されるのだとか。美味しい餃子の焼き方やラーメンについてなどグルメ本も並びます。
シュウマイは、毎日製造していないため、残念ながら今回の取材では製造状況をレポートすることはできませんでした。
シュウマイは工場で蒸してから出荷されるため、電子レンジで3~4分、チンするだけで食べられます。
約1年前の取材時には、ラーメンと餃子だけでなくシュウマイの製造も紹介しているのでぜひご覧ください。
≫人気店の秘密は卸しにあり!本格ラーメン・餃子を出すならWPM
新メニューを検討しているお店や、商品のクオリティを上げたい方、新店舗出店予定の方も、気軽に相談してみましょう!
また、WPM Japanの製品は、オーストラリアの全都市とニュージーランドに、JFC卸会社を通してレストランのみではなく、アジア系日本食品店でも販売しています。美味しい日本の味を家庭でも楽しみましょう♪
「JAMSスタッフが行ってきました♪」過去の記事はこちら ↓
所在地:Level 3, Bldg. 1 25 Sirius Road Lane Cove, NSW 2066
電話:02 9427 3547
メール:info@ramengyoza.com.au
営業時間:月〜金7:30 – 14:30(土日祝休み)
ウェブ:http://www.ramengyoza.com.au
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