8月2日の夜に開催された「料理の鉄人オールスターズチャリティーディナー」に先駆け、鉄人たちの記者会見が、2日朝にオペラハウスにて開催された。
左から、陳建太郎氏、坂井宏行氏、道場六三郎氏、陳建一氏、神戸勝彦氏、ジャニス・ウォン氏
今回のイベントには、世界中で人気を博したTV番組「料理の鉄人」のレジェンドである4人のシェフの道場六三郎氏(和食)、坂井宏行氏(フランス料理)、陳建一氏(中華料理)、神戸勝彦氏(イタリア料理)に加え、ミシュランシェフである陳建太郎氏(中華料理)と、アジア No.1 パティシエのジャニス・ウォン (Janice Wong) 氏が参加。
イベントの前に鉄人たちといっしょに料理を作ったWilliam Augliss Institute cookeryコース の学生から、「学生たちと働いたときにどんな点が良いと感じたか」との質問がされると、陳建一氏から「とても積極的で、熱心に学ぼうとする姿勢が良かった」との絶賛の言葉がかけられた。それを受け学生は「ずっとテレビで見ていたシェフたちを見ていたので夢のようだったし、いっしょに料理をすることはとても興奮しました。シェフたちの料理への姿勢は真面目で情熱に満ち溢れていて、その姿勢を見習いたいです」と感激を隠せない様子で話していた。
その後、沖縄の食材で注目している食材は、と聞かれた坂井シェフは「沖縄には魅力的な食材がたくさんあるが、特にミーバイ(沖縄の代表的なハタ類の魚)に注目している。沖縄県の恩納村に最近お店を出したので、ぜひ訪ねてほしい」と話した。
司会者から今夜のディナーはどんな料理になるか、との質問が投げられると、オーストラリア訪問が初めてとなる道場氏は「オーストラリアの7つの食材と味噌を絡ませた、世界初の温かい前菜の椀物」と答え、陳建太郎氏は「オーストラリア産のロブスター・四川料理のチリソース・愛媛県のいよかんを使用し、3カ国のいいところを閉じ込めた一品」と述べ、各シェフが国際色豊かな料理を作る意気込みを語った。
会見のあとは、日本の魅力を発信する「Experience Japan」が開催され、日本の魅力を堪能する入場客で会場は賑わった。
このイベントには、沖縄県、長野県、徳島県、愛媛県、愛媛県などのほかに、キリンビールや正田醤油などの企業が参加した。
正田醤油は、3種の醤油の味を食べてもらうことで日本の醤油の魅力を紹介
また会場ではJAMS.TVが発行するオーストラリア人向け英語情報誌「G’Day Japan!」も配布された。
各ブースには多くの来場客が訪れ、各県・企業の担当者たちは特徴、特色など魅力を積極的にアピール。
来場者は熱心にブース担当者に質問をしており、日本への関心の高さがうかがえる大盛況なイベントとなった。
取材・撮影・文:鈴木利衣子(編集部)
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