先日、昆虫入りアイスクリームがシティ各所で配られているという話題が編集部スタッフ内で盛り上がったのですが、JAMS.TVの近くでも無料配布しているという情報を聞きつけたので、ランチタイムを利用して行ってきました。
©The Weekend Edition
私たちが行ったのはマーティンプレイスの駅前広場。今回のイベントはThe Economistというイギリスの経済紙が主催しており、昆虫入りアイスクリームを無料配布しているポップアップ・ストーラーの隣では、The Economistの年間購読が20ドルでできるキャンペーンも実施されていました。
“昆虫入りアイスクリーム”と聞くと、ゾッとした気持ちになるかもしれませんが、食生活の中に昆虫食を取り入れることで様々な利点があることを広めるのが今回のイベントのコンセプト。既に世界中の20億を超える人が昆虫を普段から食しており、人口増加に伴い将来的に食糧難になることが予想されている未来の問題解決の糸口になるのではと期待されています。
一緒に行った編集部の武田さんとそんなことを話しながら歩いていると、マーティンプレイス駅に到着しました。ランチタイムなので、もしかしたら行列をなしているのではと予想していましたが、列に並んでいるのは極少数の人たちで、むしろスタッフのほうが多いくらいでした(笑)。
アイスクリームは全部で4種類のラインナップ。
ネーミングがお洒落で凝っているな、なんて思いながら、私はベリーが好きなのでScurry Berryに挑戦。ゴキブリの羽のようなものは見えましたが、本体はアイスクリームの中に入ってなかったので少しホッとしました。一緒に行った武田さんはミルワーム入りのアイスクリームを食べていたのですが、それは素材がそのまま残っていたので”インスタ映え”する強烈な見た目でした(笑)。
勢いで並んでしまったものの、捨てるのももったいないので残さず食べましたが、味に関しては普通の美味しいアイスクリームで、逆に虫はアイスクリームの味に負けたのか完全に無味でした。
ネットで調べていけば、エビやカニの成分も昆虫とほぼ一緒という科学的な裏付けや、「地球環境に…」「健康に…」という話がどんどん出てきて、頭では重々理解したのですが、やっぱり私にとって昆虫食は抵抗が強く、まだ心では受け止められないなぁ…、ということが分かりました。それでも、「昆虫入りアイスクリームを食べた」というのは未来の食文化への大きな一歩になるはず。みなさんも、ぜひ機会があれば昆虫食に挑戦してみてください。
文:德田 直大
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